2008年01月28日(月)マンガ日狂組の教室

[ 日教組集会、開催ピンチ…グランドプリンス使用拒否 ] 日教組(森越康雄委員長)が毎年数千人規模で開催する「教育研究全国集会」(2月2−4日)が、57年目に
して初の「開催中止」の大ピンチを迎えている。開催を予定していたグランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)が「右翼団体による妨害行為の規模が、説明と
大きく食い違っていた」として、会場の使用を拒否しているのだ。背景には、日教組絡みの手配をめぐる、関係者たちの想像を絶する苦悩と駆け引きがあった。集会は
各県持ち回りで、例年大会終了直後に翌年の会場手配を開始。都内で2000人を収容できる新高輪での手配が確定したのは、昨年3月だった。旅行代理店を交えた
打ち合わせでも、プリンス側からの異論は一切出ず、5月には正式な契約にこぎ着けていたにもかかわらず、11月上旬に突如、会場使用の拒否を通告されたという。
日教組は12月に、契約解除の破棄を求める仮処分申請を東京地裁に申請。今月16日に同地裁から、会場使用を認める旨の決定が出されたが、ホテル側が控訴
するのは確実で、日教組の担当者は怒りを隠さない。「抗議活動はあらかじめ十分説明してありますし、警察と連携した警備計画も順調に進んでいました。最初の段階で
提供拒否の意思表示をしてくれていれば、すぐに別の会場をあたったのに、3カ月を切った段階でいわれても手配のしようがありませんよ」プリンス側も一歩も譲らない。
「昨年秋、支配人が前回開催地の別府(大分)へヒアリングに出向いた結果、右翼の街宣車は150台、開催1カ月前から抗議活動が始まるなど、想定を大きく超える
内容を聞かされました。当ホテルは品川駅にほど近く、周辺には病院や学校もあります。仮処分が何であろうと、会場を提供することは絶対にありません」(広報担当)
日教組関連の各種手配業務を行っている代理店関係者は、その難しさを次のように説明する。「最初から『日教組』の名前を出すと断られますので、仮手配の段階では
名前は伏せます。また、ウチに抗議がきても困るので、会場手配は日教組、宿泊はウチと役割分担が決まっています。打ち合わせで初めて詳細を伝えますが、多くは
拒否反応を示すので、時間をかけてじっくり概要を説明し、料金も割引なしの満額払いを条件に、やっと引き受けてもらうのが一般的です」別の関係者は、都内でも
有数のシティホテルを会場に選んだことが、そもそもの間違いだったと指摘する。「日教組イベントは大抵、市民会館などの施設を使うモノ。会場を占有できるうえ、
料金も格安、周辺道路を封鎖して大音量の抗議を遠ざけることもできます。しかし、ホテルでは会場の貸し切りができないうえに、不特定多数の人が常時出入りします。
また、新高輪一帯は南北を国道に挟まれており、交通規制にも限界があります。この種の会場としては、まったく適していません」すでに今週に迫った
大規模イベントにしては、あまりにもお粗末すぎる段取りだったようだ。(ZAKZAK 2008/01/28)

2008年01月28日(月)21時59分17秒