[ 土曜日:新人の三浦皇成騎手、特別戦で初勝利 ] 1日、中山10レース潮来特別でフェニコーンが優勝。騎乗した三浦皇成騎手(18)はこの日1レースのデビューから
3戦目にしてJRA初勝利を挙げた。なお、3戦目での特別競走勝利は、94年の植野貴也騎手と並んで最速タイとなる。三浦皇成(みうらこうせい)騎手は89年12月19日
生まれ、東京都出身。競馬学校卒業生の中で、最も技術が優秀であった生徒に贈られる「アイルランド大使特別賞」を受賞しており、今年の新人ジョッキーの中では
勝ち上がり一番乗りとなった。2日は中山記念のトラストジュゲムなど4鞍に騎乗予定。【コメント】「チャンスを与えてくださった関係者の皆さんに感謝しています。
レースでは道中折り合えて、直線でも手応えが良かったので、がむしゃらに追いました。5歳の頃から騎手になりたかったので、今はとにかく嬉しいです。
初勝利を挙げることができましたが、これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします」
[ 日曜日:三浦皇成騎手乗り替わり ] 2日の中山記念で重賞初騎乗の予定だった三浦皇成騎手は落馬負傷のためトラストジュゲムは木幡初広騎手に乗り替わった。
そう言う訳で。同一の騎手が土日でこんなにも話題になるって言う事はあんまり無いんで。なんて言うか「人生色々だな」と思ったと言うのが俺の感想。
顔つきとかまだまだ幼さが少し残っているんだわ。こんな人間に馬券だ金だとか言って攻めるのも違うだろうな。と言う風に思った程。少し中舘に似てるよな。顔が。
個人的に凄いな、と思うのは初勝利が特別競争であると言う事。しかも2500メートルと言う距離で。新人騎手の場合は基本3キロの減量特典が与えられる。
昨日今日デビューしたばかりの新人と、騎手生活10年以上のベテランが同じ斤量で戦った所で基本はベテランの方が上手い騎乗をして当たり前。そう言う訳で
新人に関しては勝った数に応じて3キロ、2キロ、1キロと、負担重量を免除して貰えると言う制度がある。例えば56キロの負担重量が決められた馬に騎乗する場合は
56キロから3キロ減って53キロで乗れると言う特典がある。いわゆる「1キロ1馬身(0.2秒差)」と言われているので事はそう簡単では無いが多少は有利になる。
でもその特典が与えられるのは平場の競争だけ。要するに「単なる条件戦(4歳以上500万下のレース)だけ」と言う事で。特別競争やオープン競争に関しては
その減量特典は与えられない。そこで土曜日の記事を見る。「中山10レース潮来特別で」とある。つまり特別競争。つまり減量特典なし。新人がベテランに混じって
競馬を行ってそれで勝ったと言う事で。ちょっとした鮮烈。そんな感じの初勝利でした。なんだかんだ言って下手では無いと思ったよ。新人でこれぐらいやれれば十分。
さすがに「首席で卒業した」と言うだけの事はある。日曜日は乗り替わりとなってしまったが騎手人生を考えた場合どんなに気をつけていても1度や2度の落馬はある。
なんか競馬やらない人に対しても有名な武豊騎手だって何回も落馬してるんだから。そう言うもんだよね。とりあえず「大きい怪我では無い」「来週は乗れる」と言う
そう言った診断結果が出たそうで。騎乗していた馬に関しては故障発生で競争中止して予後不良と言う最悪な結果になってしまったが。あまり騎手を恨まないで欲しい。