[ 三菱電機が携帯事業撤退、端末メーカーはどう生き残っていくべきか ] 昨日は慌しい一日だった。午前中、三菱電機が携帯電話事業から撤退するニュースが
飛び込んできたからだ。すでに国内のケータイ加入者は飽和状態に近く端末の販売台数も減少、そのほかにも撤退に至った要因は色々あるようだが、いずれにしても
わが国の端末メーカーにとって厳しい時代に突入したことを象徴するような出来事であった。昨日はその後、いくつかの報道番組でコメントなどに追われたが、
一般視聴者を対象にした放送メディアでは詳細を語ることはできないので、ここに私の言いたかったことを書かせていただくことにする。わが国に携帯電話端末を
生産するメーカーは10社以上ひしめいていたが、その中でも三菱電機は老舗に分類される。1983年に旧電電公社の自動車電話開発に参入、以後、ショルダーホンや
ムーバ、FOMAなど、NTTドコモの端末を中心に携帯電話を世の中に送り出してきた。NTTドコモではアナログ方式5機種、ムーバ27機種、FOMA22機種の計54機種を
生産したという。このほか過去にはツーカー(3月末でサービス終了)、デジタルホン・デジタルツーカー・J-フォン(現、ソフトバンクモバイル)などにも端末を
供給していたが、最後はNTTドコモのみへの端末供給に絞っていた。三菱電機の端末といえば、90年代はフリップ型で独自のアイデンティティを築き、固定ファン層から
支持されてきた。ところが、iモード等のコンテンツサービスの普及や、メール操作等で、大きなディスプレイや操作ボタンが求められる時代となり、フリップ型では
理想的な端末を作るのが難しくなっていった。その後の三菱電機は折りたたみ型に挑戦したり、スライドタイプやストレートタイプなどのモデルを試行錯誤するなど
独自の個性を発揮できないまま迷走していくこととなってしまった。三菱電機は、新しい試みにも積極的だった。90年代のフリップ型という端末デザイン自体当時は
大変斬新で個性的だったし、2000年発売の D502iでは、F502iと共に初めてカラーディスプレイを採用した端末だった。昨年2月には、コンセプトモデルがそのまま
登場したような、タッチパネル式の折りたたみ型端末・D800iDSも発売した。またウェルネスケータイの試作機も昨年の「CEATEC 2007」で披露している。
こういった新技術や新機軸に積極的なメーカーであったにも関わらず、販売台数を伸ばすことができなかったのは、私は必ずしもメーカーのせいだけではないと
感じている。日本では、世界のケータイサービスとは異なる商風習が根付いており、通信事業者が端末の企画から販売まですべてを掌握する業界構造となっている。
現在、販売されているケータイ端末も、そのほぼすべてが「キャリアブランド」である。キャリアブランド端末とは、「NTTドコモ」や「au」「ソフトバンク」というブランド名が
端末に冠され、通信キャリアが発売元となっているケータイ端末だ。三菱電機は、NTTドコモに端末を納入するキャリアブランド端末を製造する1メーカーであった。
一方、世界は端末メーカーが独自に端末を商品化し販売する「メーカーブランド」が主体だ。「キャリアブランド」ももちろんあるが、基本的にはメーカーブランド
端末を通信キャリア向けに仕様変更する程度で納入し、通信キャリアがこれを販売しているものだ。世界では端末メーカーと通信キャリアが対等の関係で両立
している。しかしわが国では、通信キャリアの力は絶大で、端末メーカーが独自にメーカーブランドの端末を作るような余力はない。というか、過去にはメーカーブランド
端末が共存していた時代もあったのだが、その後通信キャリアの力が強まると共に、メーカーブランドが成り立たない市場となってしまったのだ。わが国で
メーカーブランドの端末が成り立たなくなったのは90年代後半以降だろう。90年代はまだメーカーブランド端末も平行して製造していた。たとえばPanasonicブランドや
購入しやすくする点では市場に好意的に受け入れられたのだが、通信キャリアが出す手数料なので、当然のことながら対象になるのはキャリアブランド端末のみとなる。
形状や機能が全く同じモデルでも、キャリアブランドモデルは限りなく0円に近い価格で販売され、一方のメーカーブランド端末の場合は数万円の価格となってしまう。
ユーザーの立場なら、同じ機能ならばキャリアブランドの端末を購入するのは当然のことだろう。また1999年以降、iモード等の通信キャリア独自のサービスが
次々と展開され、ケータイの利便性は格段に向上していったのだが、これが結果的にメーカーブランド端末の終焉にとどめを刺すものとなってしまったようだ。
端末メーカーにとっては開発コストが大きく膨らむ結果となり、メーカーブランドの端末まで製造する余裕はついになくなったわけだ。このように見てくると、
通信キャリアは独占的な免許事業を盾に販売インセンティブを徹底し、販売網まで独占することで、メーカーブランドが育たない環境を徹底的に構築することに成功
したことになる。こうした体制の中で、端末メーカーは通信キャリアの要求に否応なしに従う形で、キャリアブランドの端末を開発することに専念してゆくことになった。
ところで、キャリアブランドのケータイならば端末メーカーは安泰なのだろうか? キャリアブランドのケータイ端末は、通信キャリアからの受注生産のような形で
端末メーカーが製造し、受注台数を納入している。販売はすべて通信キャリアに委ねられるので、端末メーカーにとってはリスクも少なくありがたい仕組みのように思える。
しかし、端末メーカー関係者の声を聞くと、そんな生易しいものではないことがうかがえる。通信キャリアから提示される納入条件は極めて厳しいものばかりのようだ。
端末に装備すべき機能等の要件は極めて多く、またディスプレイやカメラ、ソフトウェアなどの部材も通信キャリアから指定されたものを使わなくてはならず、まるで
端末メーカーの仕事は与えられたパーツを組み上げるだけのような工程になってしまっているようだ。また通信キャリアに納入したところで、もし大量に売れ残れば
販売の責任も負わされることにもなる。メーカー関係者いわく、「キャリア側担当者の言うとおりに端末を作ったところで、どう考えても売れなさそうなものばかりで、
やっていられない」という声をあちこちから聞く。言われたとおり作って、納入してみたところで、案の定大量に売れ残ったりするのである。その上、その責任も
メーカーが負わされてしまう。何とも、おかしな話である。MNP対策として、一昨年の夏ぐらいから、各シーズンごとに大量の新製品が導入されている。
通信キャリアとしては、ユーザー獲得合戦で成果を収めるために、端末ラインナップ数で応戦しようと安易に考えたわけだ。端末メーカーはこれに振り回され、
必要以上のコストや手間をかけ多数のモデルを納入したところで、結果は大量の売れ残りばかり。さらに昨年末は「モバイルビジネス活性化プラン」を受けて
販売方法の見直しなどが実施され、NTTドコモの場合は905iシリーズから端末価格を高騰させた。しかし同時に割賦販売も導入したため、「お持ち帰り価格」(頭金)では
旧モデルの904iよりも905iのほうが安く持ち帰れるということになってしまった。となれば、904iは全く売れない。噂によればD904iも相当売れ残ってしまったそうだ。
その責任は、決してメーカーのせいではないにも関わらず、NTTドコモは三菱電機に対して責任を負わせるような形をとったに違いなかろう。このような流れが、
三菱電機の携帯電話事業撤退に至った背景ではなかろうかと私は考えるのである。NTTドコモ、三菱電機両社の広報から話も伺ってみたが、表向きの事実のみを
丁重に説明してくれたのみだった。また、三菱電機は3日午後、本件に関するプレスリリースを発表している。ここには、淡々と事実が記載され、さらに文末には
「これまで、当社が築いてまいりましたNTTドコモ様との良好なパートナーシップにつきましては、当社が今後さらなる強化・拡大を図る通信関連事業を通じ、維持・発展
させるべく取り組んでまいります。」と結ばれ、まるでNTTドコモとは円満に話がまとまったように受け取れる内容となっている。しかし、「現在NTTドコモ様に
納入し、販売中の機種をもちまして、当社は、携帯電話端末の新規開発機種の投入を終了いたします。」という部分の行間・字間を想像してみていただきたい。
端末開発には相当な期間を要するので、すでに現時点では、NTTドコモの次期モデルの開発、製造も終わっている頃であろう。このタイミングでこういう話が出たと
いうことは、おそらく何らかの理由で次期端末の納入交渉が決裂したと考えるべきではなかろうか。すでに開発済みの端末を納入することなく、また何らかに再利用
することもなく、「潔く撤退」するというところに、NTTドコモに対する三菱電機の本心が隠されているのではないだろうか。1月に、三洋電機が携帯電話事業部門を
京セラに売却するという報道があったが、今回の三菱電機の場合は、三洋電機のように引き取り手は見つからなかったのだろうか? あるいは、三洋の場合は、
KDDIとの関係上、KDDIの親会社でもある京セラが三洋電機を救済したと考えるのが正しいのだろうか。三菱電機は、最後はNTTドコモ向けの端末開発だけにシフトし、
いわば「一途に」NTTドコモと歩んできた関係であるのに、NTTドコモは救いの手を差し伸べることもしなかったのだろうか。三菱電機は今回の撤退による一時損失を
170億円としている。これはメーカーにとって、大きな痛手だろう。一方、NTTドコモは6月1日からi モード付加機能使用料を210円から315円に値上げすると発表した
ばかりだ。1月末現在のiモード契約者は約4,780万人だから、単純に105円の値上げで年間約600億円の増収となる。NTTドコモにとっては、170億円など眼中にはない
金額だと思うのだが。本件が引き金となって、端末メーカーの再編が加速する懸念もある。いや、メーカーの再編というよりも、むしろ通信キャリアと端末メーカーの
関係自体をきちんと見直す時期ではなかろうか。このままではやっていけないというような声が、端末メーカー側から多数聞こえてくる。通信キャリアだけが儲かるこの
業界構造に対して、端末メーカーも、そしてユーザーも、いよいよ反旗を翻す時が来たといえるのではなかろうか。(木暮祐一の「ケータイ開国論」 2008年3月4日)
なんか木暮祐一のバカが話を混乱させている。それ違うだろ?と言う事で失笑しておく。三菱が携帯から撤退する事になったのは「売れなかったから」であって
端末メーカーと携帯キャリアとの関係云々に関してとは「別にして考えろ」と言う事が言える。それをごっちゃにしてごちゃ混ぜにしているから「バカだろ」となる。
「端末メーカーと携帯キャリアとの関係」と「三菱が撤退した理由」を同一に論じるなバカ。こう言った無駄な文章を読んで知った気になってる奴はアホだな。
とりあえず書いておく。「例えばシャープが」「例えばパナソニックが」同じ様な販売システムを取り入れているのに対して撤退の「て」の字も出て来ない事は
一体どの様にお考えでしょうか。あなたの言う様に同一化が正しいのであれば今頃シャープもパナソニックも撤退しております。ついでに東芝も京セラも。
でも実際には撤退していないよね。これから撤退が開始されるかもしれないと言う危険性はありますが全ての日本メーカーが全滅するとは考えにくいです。
それとこれとは別。あなたはまずそれを理解しましょう。三菱が携帯から撤退したのは「到底受け入れられないダメ携帯ばっかり作ってきたから売れなくて当然」
こうなります。「噂によればD904iも相当売れ残ってしまったそうだ。」そりゃ売れ残るでしょあんなゴミ携帯。なんでこんな仕様なん?とか思って俺驚愕したわ。
「2タッチが使えない」「カメラのスライド蓋が無くなってしまった」「カラーリングが物凄い平凡」「スライドはもう飽きた」「カメラの起動、終了がもっさり」等の理由がある。
もちろんこの仕様がキャリアによって決定されていると言うのであれば多少は三菱に対しても同情する向きもあるんだが。しかし根本的な話をすれば端末開発力の
差異と言う事で所詮シェア20%とシェア4%で肩を並べる性能の携帯を作ると言う方が無理だった訳だ。横綱に小学生が本気で相撲勝負を挑むようなもん。
今更になって慌てふためいてる三菱携帯ユーザーが滑稽だな。元々「シェアを下げ続けていた会社」「売れない携帯ばかりを出していた会社」だったんだから
むしろ撤退して当然。シェア下位が1つ消えたっつーだけの事。テレビ業界っぽく言えば「視聴率が芳しくないみのもんたの番組を打ち切りました!」と言う様な形。
だからむしろ「撤退して当然だろ?あんな激しく使いにくいゴミ端末しか作って来なかったんだから。その報い」と言う風に書いておく。木暮は過大評価しすぎ。
三菱の携帯をじっくり触ってみれば「こんな携帯じゃあそりゃあシェアを落として当然だわ」と言う風に思えるから。D905iでやっと人並みになっただけの事。
それと携帯のシェアと言うのはまず知名度が重要。すなわち「バカな日本人に広めるにはやっぱりテレビコマーシャルだよね☆ それで白痴の日本人を騙すんだ♪」
と言う事。コマーシャルの投入度合い、と言うのがそのままシェアに繋がると言っても過言ではない。シャープとか割とコマーシャルバンバン投入してるよね。
最近はちょっと他人を騙せなくなってきている(機能が低いもしくは動作がもっさり等々の現実が少しずつ知られてきていると言う意味で)ので下降気味ですが。
…で?三菱は携帯のコマーシャルを流しましたか?って言うかどんだけ流しましたか?他人を騙してでも契約させる!っつーぐらい流しましたか?なんだかんだ言って
やっぱり白痴な日本人にとってはテレビが奴らの民度にあった低ぅい低ぅいメディアだっつー事なんですよプギャー(笑)そう言う事やらないんだったら売れない。
やってないんだから売れなくて当たり前。動作がもっさりしているんだから売れなくて当たり前。スピセレバグを仕様ですなんて言うんだから売れなくて当たり前。
今回の三菱の撤退云々と言うのは携帯の販売システム云々とはあまり関係のない所。要するに「ダメな携帯作って売れなかったから」と言うだけの事。簡単な話。
そのダメな携帯の仕様に関してキャリアがガンガン口を出している、と言う面はあるから三菱に対して同情する所もあるんだろうがせいぜい25%程度まで。
それ以上の同情は全く出来ませんな。なんつーか「撤退して当たり前の所が撤退した」だけの事だから。日本人ってバカだから携帯を触らずに購入したりする。
てめぇらさー、ちゃんとホットモックぐらいは触ってから決めようぜー?だから中川のビッチがSH905iに関して文句たれてんだよあのアバズレがー。お前さー
買う前にきちんと確かめてから買えよー。ホットモックとか触れるぐらいの余裕とか見せろよお前。芸能人だから行ったら目立つ?じゃあさ、せめて事務所の人間にさ
代行で触って貰って感想を聞くとかしろよー。いずれにしても何かしらの方法で最低ホットモック出来れば実機を触ってからにしろよバカだなお前ー。と言う事で。
案外携帯って会社の指名買いが多いよね。「シャープの携帯使ってきたからシャープで」とか。俺からしてみれば失笑しかしない。とまむさんの場合はなんか
色々と店行ってるから店員が「あいつまた来た」ぐらいの勢いになっているのでそれはやりすぎの様な気も致しますがそれぐらいの意気はあった方がいいでしょ。
もう1度書いておく。「携帯の販売システム」と「三菱が携帯から撤退した理由」は基本同一に語ってはいけません。別々に論じましょう。シャープもNECも京セラも
みんな同じ様なシステムで売ってます。同じ様なシステムで売って撤退する企業しない企業と分かれておりますのでそこら辺はきちんと吟味しましょうね?(笑)
「業界構造に対して、端末メーカーも、そしてユーザーも、いよいよ反旗を翻す時が来たといえるのではなかろうか。」だってよ(笑)無理。って言うか絶対に無理。
理由?今の世の中みんな牙とか抜かれちゃってますから(笑)反旗ぃ?そんなのバカになった日本人になんて無理!今の日本人はゴミクズでしかねぇよwww
つーかどうやって反旗を翻すの?方法は?あんた方法も提示しないで反旗とか言っちゃあ格好悪いよなー。何?討ち入りとかすんの?赤穂浪士?(笑)何それ(笑)
マジレスすると日本の携帯メーカーは外国メーカーと比較しても負けない。理由は簡単。「2バイトの文化を1バイトの奴らが分かる訳がない」これで終了する。
いわゆる「外資」と一口にくくっても例のボーダフォンが失敗したのは要するに白人の文化押しつけ的な態度が気に食わなかったから。所詮奴らは1バイト。
俺ら2バイトの感覚、と言うのは理解できないからな。そして俺らは「日本国に住む人間」と言う事であって日本以外の国家の会社が作った携帯なんて無理。
じゃあ具体的に書くわ。外国メーカーで2タッチを搭載した携帯って出してますか?出してないでしょ?(笑)要するにそう言う事なんですが。日本人が使って
「あー便利」と思える携帯を作れるのは日本人だけです。日本企業だけです。そこら辺を忘れて外国が外国がーとかほざいてる奴らってウルトラキモいって感じですね♪
とりあえず「端末メーカーがキャリア様に頭が上がる訳がねぇだろうがー!(笑)」で終わります。なので反旗とか言ってる奴らはなんか中二病臭いですね。
なのでこの後は「バカで白痴な日本人が他社との比較もしないでシェア上位のメーカーを無難に購入する → 端末メーカーどんどん撤退」と言う勢いになります。
最終的に生き残りそうなのは現時点では「シャープ、松下、NEC、富士通、京セラ」と言う事になりそうですね。あるいは端末メーカーが連合を組んでブチ切れて
端末メーカーが独自にユーザーにアンケートを行って(基本的に携帯のアンケートはキャリアが専門の会社に委託して実行)キャリアに突きつけてしまうとか
そう言う事でもやれば話は変わってくるんですが「みんな牙とか抜かれちゃってますから(笑)」「バカになった日本人になんて無理!」と言う事でダメです(笑)