2008年03月10日(月)素人が敵わないケース

[ Qちゃん最大のライバルは中村 名古屋女子マラソンで小出氏予想 ] 最後に勝つのはQちゃんだ−。最後の北京五輪代表選考レース、名古屋国際女子マラソン
(9日、瑞穂陸上競技場を発着点とする42.195キロ、中日新聞社共催)が、いよいよ迫った。過去の優勝ランナー5人を含む史上最強メンバーが集まった今大会を、
高橋尚子(35=ファイテン、中日新聞社客員)や有森裕子らを育てた名伯楽、小出義雄・佐倉アスリート倶楽部代表(68)に占ってもらった。予想はズバリ、QちゃんVだ。

メンバーがそろったね。今度の名古屋は。おもしろいレースになるぞ。みんな実力がある。誰が勝ってもおかしくないくらいのレベルの高いランナーがそろった。でも、
やっぱりレースになったら、高橋尚子だろうね。Qちゃんが勝つ確率が一番高いと思うよ。昆明で、Qちゃんの練習をたまたま見る機会があったんだ。いい走りをしてた。
もう完全に、足ができてたな。体もよく絞れてたし。バネのきいたいい走りだった。この足なら42.195キロを走れるよ。この名古屋は北京五輪出場が懸かる大舞台。
大舞台になればなるほど、並のランナーってのは、緊張するものなんだ。だから自分の力を出し切れない。けど、Qちゃんは違う。舞台が大きくなればなるほど、目が
生き生きとしてくる。闘志がカーッとわき起こってくるタイプ。女性のランナーとしては珍しいタイプなんだ。レース前半は、みんな抑えるだろうね。飛び出しちゃいけない。
マラソンというのはハーフマラソンや30キロ走とは違うんだ。どんなに調子がよくても、最低でも15キロ、約1時間くらいは、自分の体調を考えながら抑えていった方がいい。
何も考えずに飛び出すと、大阪の時の福士さんのようになる危険性がある。あれがマラソンの怖さ。そこからだね。勝負どころは。どこで誰が出るのか。仕掛けるのか。
経験のある弘山晴美さんや大南敬美さん、原裕美子さん、坂本直子さんも先頭グループに入っているでしょう。そのグループに、もし中村友梨香さんがいたら、この選手が
高橋にとって一番怖いランナーになるかもしれないな。何しろスピードがある。勢いもある。初マラソンで、怖いものなしで走ったら、大駆けする可能性のある子だ。
さあ、そうなったらこのレースはまたおもしろくなるぞ。マラソンファンにとってはたまらないレースになるな。ぼくも今から楽しみでしかたない。もうレースは目の前。
高橋にできるアドバイスはたったひとつ。体調管理だけだ。これさえできて、ふつうにスタートラインに立てたら、やっぱり、Qちゃんが強いと思うよ。

小出監督すげぇ!やっぱり見る目あるわこの人。ただのおっさんではないねんな。面白いおっさんやなー。高橋尚子は失速してしまった事は残念なんだが
「高橋にできるアドバイスはたったひとつ。体調管理だけだ。これさえできて、ふつうにスタートラインに立てたら」とある。体調管理が出来なかった訳で。
とりあえず「すげぇー!」と言う事で。やっぱりこう言った事柄に関しては「経験」と言うのが物を言うんだな。なんて言うか「プロ」だな。そう思った今回の出来事。

2008年03月10日(月)17時42分07秒