[ 速報・所謂「人権擁護法案」再提出に対する要請受付国民集会 ] 会場の憲政記念館は満席でした。写真ではよく分からないかもしれませんが、若者の姿が目立ち、
中には中高生らしい姿もありました。ふつう、ここで開かれる保守系団体や議員連盟主催の会合には、年配の人が目立つのですが、今回はネットで情報が伝わった
ためかちょっと雰囲気が異なりました。参加議員は私が見た限り、司会の西川京子氏をはじめ、島村宜伸氏、平沼赳夫氏、中川昭一氏、古屋圭司氏、稲田朋美氏、
戸井田徹氏、馬渡龍治氏、西田昌司氏、高取修一氏、衛藤晟一氏、萩生田光一氏、赤池誠章氏らでした。現職議員ではありませんが、この問題に早くから取り組んで
きた城内実氏も参加し、会場から盛んな拍手を浴びていました。前回の衆院選では、刺客の片山さつき氏に約700票差で破れましたが、今度はどうでしょうね。私は
城内氏が外務省職員時代から知っているで、行方が気になるところです。さて、冒頭に書いた通り、私はもうすぐ次の取材に行かないといけないので、ちょっと
駆け足で現場で語られてことを記します。司会の西川氏は、戸井田氏が自身のブログで人権擁護法案に対する要請文提出を呼びかけてから、きょうまでの1週間に、
郵送で2800通、ハイブリッドメールで102通、ファクスで2000通、定形外郵便で34通など約5000通の要請文が集まったことを紹介しました。
中には、名古屋市の在日韓国人からの「日本で20年近く過ごしてきたが、一度もけなされたことはない。友人もたくさんいるが、ほとんどは日本人だ。この法案の
必要性が分かりません」といった手紙もあったとのことです。戸井田氏は自分のブログに寄せられた意見について「自民党内の議論と違う」と指摘し、「私どもは
国会の中だけで議論し、気がついてみたら、一般国民の声を聞いていないんじゃないか。そんな思いが強かった」と語りました。平沼氏は、3年前の人権擁護法案の
党内議論を振り返り、「議論を6回やったが、6回目には推進派はやたらと賛成意見を出してきた。だが、最初は法案賛成を述べた議員が、その場にのまれたのか
最後は反対意見になった。そんなやつらまで(推進派は動員して)繰り出してきた」というエピソードを紹介しました。島村氏はこの法案について、本来なら、
自分たちがつくった法案については立て板に水で上手に説明するはずの法務省の役人の様子について、「聞く度にしどろもどろで全くわけがわからない。だれが君らの
後ろにいるんだと言うと、下を向いている」と語りました。中川氏は、「人権擁護法案は反対だというメールが全国から毎日数十通くるが、賛成だというメールが
ただの一件もこない」とした上で、「この法律ができたら、中川も島村も平沼もここにいる議員のみなさんも、3日か1週間で政治生命を終わらせてやるんだと
言っている人がいるそうです」と話しました。随分と恐ろしい話ですが、これについて中川氏に背景や事情を聞くひまもなく会場を後にした私でした。
もう出かける時間になりました。中途半端な内容ですいませんが、それではまた。(国を憂い、われとわが身を甘やかすの記 2008/03/10 18:33)
[ 国民集会 ] 『人権擁護法案再提出に対する要請受付国民集会』は満員でした。結局、1300人を超える人が受付をしたそうで、憲政記念館はいっぱいでした。
平沼赳夫代議士、島村宜伸代議士、中川昭一代議士、古屋圭司代議士、戸井田徹代議士、西川京子代議士、萩生田光一代議士、高鳥修一代議士、稲田朋美代議士、
衛藤晟一参議院議員、西田昌司参議院議員、城内実前代議士が出席しました。それぞれがあいさつのたびに割れんばかりの拍手が沸き起こります。誰もが自分の
意識で参加した証拠だと思います。最後まで誰も帰りませんでした。出席者の全国から寄せられている手紙やメールは殆どが反対の内容です。賛成を唱えるものは数通
だったそうです。まともな日本人はみんなが心配しているのだと思います。私はあいさつの中で、「日本人の心を壊してしまう法律になると心配しています」と
いいましたが、その後突然気管が詰まって声が出なくなってしまいました。別に緊張したわけではありません。1000人でも1万人の前でもマイクを握って演説したことは
何度もありますし、のどだって普通の人よりも強いはずなのに…。街頭で演説を3時間やっても、選挙期間中ずっとマイクを握っていても平気だったので、きょうの
晴れの舞台で残念でした。3日前に治ったと思った風邪がまだ残っていて、のどの状態が普通ではなかったのかもしれません。でも、閉会の後に、愛知県の母娘の
二人に「まわたりさん」と声をかけていただいてうれしかったです。私のブログをいつも見ていただいているようです。この会合のために新幹線に乗って来て
いただいたのです。「いっしょにがんばりましょうね」と他の参加者の方々からも励ましていただきました。きょうの会合に出て「日本国民は“人権擁護法”
なるものは必要としていない」ということをさらに強く認識しました。(馬渡龍治)