台湾総統選挙。どんな結果であれどそれが台湾人の選んだ事だから基本的にはとやかく言う事は無い。とやかくは言わないが分析に関してはさせて貰う。
「意見」ではなく「分析」なんで。どうもそこら辺をごっちゃにしている奴らが多いな。台湾人の選挙なんだから台湾人に意見する事はしないが台湾人の選挙を
「分析」する事はネオ日本人の俺がやっても構わない。まずは意見と分析の違い、と言う事に関してハッキリと突きつけて申し立てておく。それが第一の念頭。
投票率は76%と言う事でかなり高かったな。まずは台湾人の投票意識の高さに敬服する。日本人はバカだからそう言う訳にも行かないからな。大体40%程度。
そしてもう1つは地域によってやはり投票の割合が全然違うと言う事。例えば台北と高雄で全然違う。外省人(中国大陸からの移民系)は国民党に投票する。
内省人(元来台湾で生まれ育ってきた系)は民進党に投票する。台北はどちらかと言えば外省人の街。高雄はどちらかと言えば内省人の街。得票数が分かれた。
一応これは書いておきましょう。すなわち台湾人意識は「死んでいる訳では無いんだが意識の無い奴が増えている」と言う事も事実。この事実をどうやって今後
覆していくのか。その内省人の行動に期待しておきましょう。今回は「外省人にやられた」と言う意識が割と強い。日本で例えるとサヨク人間もしくは無関心人間。
さて今後どうなるのか。選挙パフォーマンスなんて言うのは投票が終わってしまえば知ったこっちゃない。と言う事で国民党の反日馬候補に関して言えば
中国と添い遂げる事になる。すなわち「Taiwan(ROC)→China」と言う展開になる。つまり「中国が崩壊してしまえば台湾も崩壊する」と言う事になる。
中国が崩壊する可能性は何%あるのか?とか言われたら「77%」と書いておく。未来予測なんて本当は誰にも出来ない。しかし皮膚感覚で書いておくとこうなる。
理由は幾つかあるんだが「数多くの人口を養っていくのに必要な食料の問題」「黄砂や水質汚染、環境汚染と言った自然破壊の問題」「軍部の暴走と言う問題」
この3つの問題を見るにつけ「そもそもこんな国が国としてやっていけてると言う事自体が摩訶不思議」と言うのが俺の感覚。むしろ崩壊しない方が不思議だな。
何故崩壊しないのか。それは国民の不満を反日と言う劇薬で押さえつけてるから。要するに中国共産党や人民解放軍に対する不満を日本にぶつけていると言う事で。
しかしそれがいつまで通用出来るかな。理由?「政治と経済はリンクしてます」と言う事になる。すなわち「中国から外国資本が続々と資金を引き上げる」事をすれば
もう中国経済は崩壊しいつまでも反日政策で繋ぎとめられる訳も無い。と言うのが理由。資本が引き上げられ再び中国が弱体化すれば機密や軍事保持がバカらしくなる。
中国経済を揺さぶれば中国政治も崩壊する。そう言う事。基本「政治と経済はリンクしてます」と言うのが現状。中国から外国資本が引き上げるなんて事あるの?
とか言われたら「ヒント:チャイナフリー」と言う事で。特にアメリカが資本を引き上げると言うのは大きな出来事。アメリカ国民はチャイナフリーに敏感です。
今回の台湾総統選挙の結果に関しては不満だが、それでも中国大陸に依存していく事を選んだのは日本が台湾に対するパートナーシップの締結を怠ってきたから。
台湾を独立国とみなし輸出輸入の活性化を図っていれば中国大陸に依存する事も無かっただろうな。そう言う意味では日本の政治の失点、と言う様な側面もある。
基本的には「魅力的な政策の提示。また提示するのみならずそれを実行する事が出来なかった陳総統の失点と日本の失点」と言う事で不満が国民党に流れた。
そう言う事で。今回の選挙結果は正直「台湾にとってマイナスになる」とは思っているんだが「中国経済は崩壊寸前。なので割と早くに国民党が馬脚を表す事になる」
とも思っている。なので民進党に対して進言しておく事はたった1つ「その時(国民党が馬脚を表す)までに政策を磨き上げてより魅力の高い物としろ」と言うだけ。
それにしても、中国なんて言う国家と上手くやっていけるなんて国民党は本当に思っているのだろうか。正直不思議でならないんだが?贔屓とか無しで思う。
例えば「鼻が2つで目が3つある豚の赤ちゃん」「3本足の蛙」と言う様な「環境汚染に伴って発生した奇形動物」なんて言う様な物がウジャウジャと居たりする。
正直「えっ?」とか思うような「ここは動物奇想天外」と思う様な生き物が大量に居たりする。そんな国家と仲良くしようなんて…正直狂気の沙汰としか思わない。
ちなみに「チベット人大虐殺が国民党にとって不利に働いたんじゃないの?」と言う意見もあるんだが「かなり働いた」と言うのが俺の見解。
得票数差で言えば42%と58%。これ、数ヶ月前の世論調査で言えば「30%と70%」と言う意見もあった訳だから「かなり動いた」と言う数字になる。
なので「台湾皆国民党支持派、と言う訳では無い」と言うのが本当の所。先に書いた「国民党が馬脚を表す」は実は「もう始まっている」と言うのが俺の意見。
今1番やってはいけない事はこれで台湾を見捨てる様な事があってはならないと言う事。それこそが中国の罠。日本と台湾を切り離す事が奴らの目的。引っかかるな。
政策云々に関しては国民党は必ず馬脚を表す。理由?「そもそも中国とか言う国は契約とか約束とか言う概念がありません」これが理由だから。正直に書いて
「一部の金持ちと多数の貧乏人」「契約とか約束とかの概念が無い」「企業がどんどん逃げ出している」中国なんかとビジネス出来る訳がありません。
それだったら例えばインドとかに市場を求めた方が正解でしょうな。チベットが実質中国の一部と「されてしまった」ので中国とインドは陸続きになりました。
それでも中国はインドに攻めてきません。理由は簡単で「インドは核兵器を持っているから」です。結局の所は「セルフ武装」と言うのが最良であると言う。
今回の台湾総統選挙を一言で例えるならば「競馬で、先に逃げていた馬が直線に入ってバテている、そこに後ろから追い込んできた馬が差を詰めにかかる!しかし
前半で作っていた貯金が物を言って逃げていた馬が2馬身ぐらいのリードを保ったまま先にゴール」と言う感覚。逃げ馬が国民党、差し馬が民進党。そう言う感じだな。
…ゴール板がもう1ハロン2ハロン先にあったら?と言う事で。なので「国民党が馬脚を表す」と言う言葉が現実味を帯びてくる。馬だけに馬脚ですか。
国民党はこれで8年ぶりに政権奪回となりました。…つまり8年前に「国民党→民進党」と言う政権奪回劇があった訳だよな。国民党と言うのは所詮
つい最近政権を奪回された政党だと言う訳だ。そんな政党が今度は上手くやれるなんて言う風には到底思えない。なので俺はさっきも書いた様に
「その時(国民党が馬脚を表す)までに政策を磨き上げてより魅力の高い物としろ」これを民進党に対して進言しておきたいと思います。勝者の居ない選挙、だな。
これで国民党が慢心をして馬脚を表す。その時が民進党のチャンス。「その時(国民党が馬脚を表す)までに政策を磨き上げてより魅力の高い物としろ」