[ 町村官房長官会見:中国政府、国際世論にこたえるべき ] チベットの問題だが、中国政府が伝えているところによると、大規模な暴動が起きているチベット自治区
以外でも甚大な被害が出ている。甘粛省では重体を含む94人のけが人が出ており、沈静化をみせない。世界各地でも中国政府に反発するデモが起きているが、改めて
今の現状をどのように認識されているか。外国メディアや外交官を現地に入れないということで中国政府への反発があると思うが、この点についてどのように考えるか
「私も土曜日の午後、ちょうど総理官邸に向かっているところで、六本木の交差点近くで大渋滞に巻き込まれましてですね、車が十数分止まりました。よく見たらば、
チベットの旗を掲げてですね、もうあれ、すべてチベットの方々とは思いません。そんなにたくさん、東京に、日本にチベット人はいないんだろうなとは思うんです
けれどもね、まあ、いろんな方々が、しかし相当な人数でデモをしておられて、久しぶりになんか、迫力あるデモを見たなという、個人的な印象を受けました。
まあ、テレビを見ておりますと、世界各地でそういったデモ等々が行われている。また、中国国内においても、これは確認をしたわけではございませんが、そうした
いろいろな動きがあるということは報道を通じて承知をしております。まあ、あのー、先日の会見でも申し上げましたけれども、やはり、あらゆる面において中国に
求められるのは、透明性を高めるということなんだろと思います。それがやっぱり民主主義の基礎の1つであろうかなと思います。そういう意味で、まず無条件で、
双方が話し合いに入った方がいいし、また、透明性を高めるという意味で、ジャーナリストとか、外交官をですね、現地に受け入れるということも、私は中国ももっと
真剣に検討してしかるべきではなかろうかと、こう思っております。現にそういう申し入れもしているのかな。外交当局を通じてですね。ちょっと、これ、私の記憶
間違いかもしれませんけれども、しているはずでありますから、そうした国際世論に中国政府もこたえてもらいたいと思います」(サヨクバカ産経 2008.3.24 13:46)