[ ドバイワールドカップ カーリン圧勝、ヴァーミリアンは12着 ] 日本時間30日未明にドバイ・ナドアルシバ競馬場で行われた第13回ドバイワールドカップには、
日本から昨年に続いてヴァーミリアンが挑戦した。ヴァーミリアンは好スタートを切ったが途中から徐々に遅れ始め、直線でも見せ場を作れないまま勝ち馬から39馬身半
離れたシンガリの12着に敗れ、昨年の4着という成績を上回ることは出来なかった。レースを制したのは、昨年のブリーダーズカップクラシックを制し、イギリスの
ブックメーカーでも2倍を切るオッズとなっていたアメリカの4歳牡馬カーリン。道中は3番手を追走して直線で先頭に立つと一気に後続を引き離して後続を7馬身3/4
突き放す圧勝だった。勝ちタイムは2分00秒15。2着には去年のUAEダービー馬アジアティックボーイ、3着にはウェルアームドが入った。 石坂正調教師のコメント
「馬は追い切りの時よりも息の入りがきつかったようだ。能力とは思いたくないが、惨敗でしたね。馬もレース後は普通の状態でした」 武豊騎手のコメント「良いスタートを
切れたが、途中からついていけなくなった。状態も悪くないのに、何が起こったのか分からない。ちょっと落ち着き過ぎかと思っていたが、状態が良かっただけに、まさかの
結果です。このレースに向けて万全できたのに理解しにくい。でも、本当にスタッフはよくやってくれたので、結果だけを見て簡単には述べられません。ベストは
尽くしましたが、期待が大きかっただけに残念です。こういう馬ならと思っていたのに…。こんなヴァーミリアンは初めてです。またチャンスがあればトライしたい」
7馬身と4分の3と言う1着と2着の着差はドバイワールドカップ史上「最高の着差」と言う事で。だからもうこれは正直言ってカーリンが強過ぎた。
「カーリン強過ぎテラワロス」レベルで。ヴァーミリアンは嫌気が差したとかそう言う感じだな。流れが速過ぎた。そんな流れに乗ってて「やんなった」感じだな。
へそを曲げたと言うかひねくれたと言うか。ある意味「これが実力」と言う事か。環境の変化に動じない事。常に自分の競馬をする事。そう言った面も含めて「実力」
つまりヴァーミリアンは普通に走れれば強い。それは分かってる。そうではなく「普通に走る事が難しい環境でさてどうなるのか」と言う事。それがダメだった。だから
「弱いと一概に決めつけるには語弊がある。しかし強いとは到底言い切れない」となる。しかし勝負はもう終わった。あとは無事に日本に帰って来てくれ。ドバイへの
直行便は関西国際空港と中部国際空港で就航されていたな。普通に考えて関西国際空港か。病気とか怪我とかもせずに無事に帰って来てくれ。今思う事はそれだけ。