2008年04月15日(火)マスコミ?新聞記者?嘲笑の対象でしかない。

[ ダライ・ラマの捨て身の大技 ] 14日のニュースで、ダライ・ラマの再度の辞任示唆の発言が出ました。ダライ・ラマがチベット指導者を辞任するということは、
チベット人民は平和的解決の手段を棄てるということを意味します。「会見後に配布された声明文では、「われわれの戦いは中国政府の一部の指導者とのものであって、
中国の人々と戦っているわけではない」と強調。そのうえで、もし中国政府が取り締まりを中止し、警察や軍を引き上げるならば、チベットの人々に抗議をやめるよう
説得する用意があるとした。」この発言のポイントは、「中国政府の一部の指導者」の部分です。チベット人を迫害しているのは中国政府本体ではなく、末端にいる
地方政府であるということを意味しています。チベット側から、世界に対して真相の糸口が語られたと見て良いでしょう。そしてこの問題が平和裏に解決されなければ、
チベット人の血と引き換えに中国も諸外国も経済的に大きな痛手をこうむるというダライ・ラマの大きな決意があります。本日14日の新華網の伝えるところによると、
中国外交部は米国下院による非難決議案に対して「強烈な不満と反対を堅持する」と短いコメントを出しています。また国内向けにはひたすら強気の海外叩きの
文章を新聞トップに掲載し、弱腰を一切見せまいと必死になっています。スローガンに弱い大陸中国人は、海外諸国メディアに対し大きな被害者意識を持って、怒りを
あらわにしているところです。現地政府の行状に関しては一切語られておらず、すべての原因と怒りの矛先を自分たち中国人以外に向けることに成功しています。一方で、
国内の株式市場は暴落を続けています。上海市場は14日、不動産をはじめとする代表銘柄が売られて196ポイントの下落。経済学者の朗咸平氏が南方都市報に
発表した論文では、「中小の株主の利益は至高無上のものである」と題し、証券管理機構は責任をもって対策にあたるべきだと述べています。さらに「中国元高は
中国の製造業に打撃を与えるには充分だが、あふれる通貨を吸収するインフレ抑制には足りない」と指摘します。もちろんサブプライムと中国元高は米国の起こした
不安要素ですが、「米国の消費に支えられた」強大な経済力の裏側には貿易黒字であふれる通貨流通量による経済の不安定性があるのです。ここでダライ・ラマの
辞任予告が大きな意味を持ちます。平和解決の唯一の支えである彼が辞任してさらなる暴力による混乱が起きれば、国内情勢不安により中国経済は大きな打撃を
受けて面子の問題だけに収まりません。とくに真っ先に中小の株主など一般人の市民生活を直撃するようになります。もちろん、中国と経済関係を持つ諸外国にとっても
大きな打撃を与えることになります。今回の一言は、チベット仏教の生き仏様の影響力を見せ付ける非常に重大な発言だと思っています。さらにチベットは決して
僧侶だけの国ではありません。中共が侵略する1950年まで漢民族を寄せ付けずに独自の文化経済圏を守ってきた戦士と狩人の血を持った民族の国です。そして
国際世論の風は追い風となっています。ダライ・ラマがチベット人の血が流れることを本当に決断するのであれば、それはオリンピック前でしょうからそう遠い話では
ありません。中国の著名な作家 胡適は「中国人は名教という名の「文字に書かれた宗教」を信仰している」と指摘しました。スローガンに酔い物事の根本を
理解しないために結果悪い方向に進むというのが彼の指摘する中国人の特性です。名教vs仏教、さらにウイグルのイスラム教の三者による宗教戦争が東アジアに
おいても始まる気がしています。中国の巨大な経済力は諸外国に対して大きな武器ですが、中国にとっても諸刃の剣となるわけです。かつての中国人は「食わせて
くれる共産党」を支持しましたが、今の中国人の支持するものは金です。孫文は「中国人は一握りのばらばらの砂である」と述べました。まさに現在の中国は
砂上に立つ不安定な楼閣なのです。さて、首謀者であるところの「中国政府の一部の指導者」はまだ表に出てきていません。一番悪い奴は表だった行動をしないもの
なのです。諸外国はいつごろ気づくのでしょうか。北京政府が自分たちの面子のために隠しているから、わかっていても手出しが出来ないのが実際のところでしょう。

俺の感覚と上手い事合致している文章があったので引用。案外ダライラマ猊下って頭いいよな〜。とか思った。基本的には「オーラが見える」と言う感覚で。
人物としての「芯」がしっかりしている。これが「宗教の本当の力」なのか。そう思った。例えば俺は自分の鼓動を感じる際に自らを仏教徒とは称しない訳だが
最近では割と仏教的な感覚や行為や思案に関して実は大分救われているな。と言うのを理解する。例えばご先祖様にお線香を焚いてご挨拶を仏壇に対して行う。
こう言う事をし続けていると、そのうち「周りに対してもきちんと丁寧に接する」と言う人間の形成の精神世界として根本的に重要な事柄を自然と覚えていく。

宗教の「本当の役割」と言うのはこうした生き仏の様な行動を行わせる事で人間としてのすぐれた教養、並びに思慮深い行動を身につけさせる。と言う訳か。
そう言う訳で自分は宗教で救われたとは全く思わないが「宗教って面白いな」と思う様にはなった。似非宗教にはご注意下さい。黄色い線の内側へお下がりください。
似非宗教の指導者は黄色い救急車に乗せられてそのまま東尋坊からドッポーン!してください。そんな感覚。宗教と似非宗教の違いは、金をせびるかせびないか。

[ ダライラマ猊下の講演に聴衆5万人 シアトル ] 中国・チベット自治区での暴動発生以降、初めて訪米したチベットの精神的指導者ダライ・ラマ14世が12日、
米シアトルの競技場で行われた「慈しみの種」と題する集会で講演し、5万1000人の聴衆が詰めかける人気を示した。ロイター通信が伝えた。米ニューヨーク・タイムズに
よると、主催者側は同集会の期間中、少なくとも15万人を超える聴衆がダライ・ラマを一目見ようと訪れると予測している。ダライ・ラマが前回シアトルを訪れた
1993年に比べ、参加者は10倍以上に増えたという。CNNテレビによると、ダライ・ラマが出席するイベントの入場券は既に売り切れた。ニッケルズ・シアトル市長は
ダライ・ラマに同市の鍵を記念に贈る予定だ。シアトルにあるワシントン大は14日、ダライ・ラマに名誉博士号を授与する。競技場のステージの赤い椅子に座った
ダライ・ラマは45分間にわたる講演で、核兵器の廃絶と慈悲の心を高揚させる上での女性の役割について力説した。また、「流血の時代だった20世紀を乗り越え、
21世紀を対話の100年にしていこう」と訴えた。しかし、最近のチベット情勢や北京五輪については言及しなかった。日本経由で10日に米国入りしたダライ・ラマは、
シアトルに続き、19、20の両日はミシガン大で演説を行い、22日にはニューヨークのコルゲート大で講演を行うなど、2週間の予定で滞在する。  

2008年04月15日(火)00時07分17秒