本日4月22日。広島高等裁判所にて所謂「光市母子殺害事件」の被告に対する判決が言い渡された。検察側の求刑通り「死刑」が言い渡された。
それに関してあちこちのテレビ番組では午前中から午後に至るまでやいのやいのと言う事で色々と、自称「文化人」どもが口泡飛ばしてうるさくぺーぺーと喋ってた。
そうですか。言い渡されましたか。事実上の「死刑決定」と言う事になりました。地裁、高裁と来て高裁で一旦は無期懲役と言う判断が下されました。
最高裁判所のお仕事としては、基本的には「それでいいんじゃね?決定」もしくは「それどうよ?やり直し」と言う判断を下す二者択一の行動であって、最高裁自体が
判決を出す、と言う訳では無いのです。一旦は無期懲役と言う判決が出されてそれを最高裁に上告。最高裁は「おかしくね?やり直し」と命じて広島高裁に差し戻し。
その「差し戻し判決」が本日行われて、被告は「死刑」を言い渡されました。最高裁は「おかしくね?やり直し」と言って差し戻した、と言う事は最高裁的には
「こりゃ死刑しかないっしょ」と言う腹積もりだったので「最高裁の考えていた通りの求刑」となりました。被告の弁護団は上告を予定しておりますが、今回の流れでは
例え上告をしたとしても最高裁の判断としては「いや死刑でいいっしょ」と言う事で弁護団の上告を「棄却」する可能性の方が極めて高い、と言う事になります。
なので「今回の広島高裁による死刑の言い渡し」が「事実上の決定事項」と言う事になります。事件から9年。長かった。あまりにも長かった。その長すぎた
判決が下されるまでの時間はあまりにも長すぎたと思う。これは今後司法を目指していく者、弁護士を目指していく者、それぞれの立場に立った人間全てが
今後理解していかなければならない「メルクマール」としての裁判事例になる、と言うのはもう間違いの無い現実。日本の「司法」や「弁護士」に対して
今回のメルクマールとしての裁判は一石を投じた、と言う風に考えてもう間違いない。遺族に対しては「墓前に良い報告をして下さいね」と一言声を掛けるだけ。
[ 光市母子殺害事件判決後、記者会見での朝日記者質問 ] 朝日女記者「すいません、朝日新聞です。今回の少年は18歳で前科がなく、あと二人の殺害した事で、
それが死刑判決になると、今後こういった厳しい量刑が続くと思います。死刑に対するハードルが下がる事についてどう思われますか?」 本村「そもそも、死刑に対する
ハードルという考え方がおかしい。日本の法律は1人でも人を殺めたら死刑に課す事が出来ます。それは法律ではない、司法が勝手に作った慣例です。今回の
裁判所の判断で最も尊ぶべきは、過去の判例にとらわれず、個別の事案をきちっと審査してそれが死刑に値するかどうかと言う事を的確に判断した事です。今までの
裁判であれば、いまご質問にあった様に18歳と30日、死者が2名、無期で決まり。それに合わせて判決文を書いていた事が当たり前だったと思います。それを
今回、乗り越えた事が重要でありますし、裁判員制度もあるという事で画期的な判決が出る事は意義のある事だと思いますし、何より過去の判例にとらわれず、
個別の事案を審査しその案件に合った判決を出すという風土が司法に生まれる事を僕は切望します。」 朝日女記者「…」
死刑廃止論と言う己の思想を実現する為だけにくだらない三文芝居や異常な主義主張を繰り返した被告の弁護団、要するにサヨク弁護士に対しても、裁判や司法を
冒涜した、と言う事で何かしらの厳しい鉄槌を下さなくてはならない。今後の「視線」はそちらに軸足を移していく事になるのは間違いない。こんな腐れ弁護士が
いつまでも弁護士バッジをつけて活動出来ると思ってんじゃねぇぞと言う事を、今回の弁護団とそしてサヨク思想にまみれた日弁連に対して国民が監視する必要が続く。