2008年04月28日(月)狂気WOWOW

くだまき無用。とまむさんですが。29日午前5時から「クンドゥン」が放送されると言う事は前にも書いた。わざわざ放送を待つなんて言うのが阿呆臭い。
つー事でトレントでMP4をゲットした。いいエンコードしてんなこれ。WOWOWっつっても193chすなわちアナログと同等の解像度にレート画質。トレントと同等。
先に見てるんだがやはり字幕がないので何を言っているかは分からないが「映像美」と言う意味合いにおいては普通に見ていて面白い映画。政治云々だとか
そう言った物を感じなくても神秘的な雰囲気をひしひしと感じるそんな映画。と言う事で。一応書いておくとこれノンフィクションな?当時の年齢を考える。

現在のダライラマ猊下の年齢を考えた場合、インドに亡命したのは24歳から25歳ぐらいの時か?20代半ば。その年にして決断を迫られた訳ですか。
そう言った修羅場の中に居るにも関わらず煌々とした雰囲気を受ける。とまむさんは仏教徒と言う風には自分を評価していない訳だがそんな俺からしてみても
「面白い人」と言う印象を受ける。少なくとも悪口や陰口など叩こうとは一切思えない。そう言う雰囲気を受ける人。出来ればもっともっと長生きして欲しい。

そしてこの映画の1番印象深いシーンは最後の方。チベットからインドに亡命する事になったダライラマ14世が、途中までお付きの者を従えて、泣きながら
馬を進めていた訳だったんだが、お付きの者が何人か「お送りするのはここまで」と言う事で馬の歩を止め、猊下のこれからの生きざまを願って片手を出す訳なんだが
その時にダライラマ猊下の見えた物は、お付きの者がある者は馬から落ちて地面の上で絶命し、またある者は馬の背中で突っ伏して絶命し白馬の背中からは人間の
大量の血が流れて「赤い馬」に見える様な惨状。と言った光景が「近未来の。これからこの者たちが戻れば待ち受けている過酷な結末の」光景が見える…。
その光景はまた今の「馬上に居るお付きの者が生きている」光景に戻る訳なんだが「この後この者たちを待ち受けている結末」に慟哭する猊下。と言うシーン。

これは随分と踏み込んだ内容の映画だな。実にそう思う事になる1番大きなシーン。この映画は見ておいた方がいい。そう言う感想を抱いた「クンドゥン」の内容。

2008年04月28日(月)22時46分57秒