[ KDDI:4月携帯契約が初の純減、ツーカー終了業績には織り込み ] 国内通信2位KDDIの4月の携帯電話契約が2000年の同社設立以来、初の純減となった
もようだ。プリペイド(先払い)契約が大半を占める第2世代のツーカーのサービスを3月末で終了したためで、業績面では今期(2009年3月期)予想に織り込み済み。
長尾哲副社長兼最高財務責任者が7日のブルームバーグ・ニュースのインタビューで明らかにした。同氏は4月の契約が「10数万くらいは減ると思う」と述べた。
携帯各社は4月の契約統計を9日に発表する。携帯業界ではシェア3位のソフトバンクモバイルが3月まで11ヶ月連続で純増首位を続けKDDIが猛追、最大手NTT
ドコモは取り残される構図だったが、4月はこの序列に変化が生じそうだ。3月末の携帯・PHS合算でのシェアは、ドコモ49.7%、KDDI28.3%、ソフトバンク17.3%の順。
今回の純減は、すでに支払いが終わっているプリペイド契約中心のツーカーが一斉に減るのが理由で、長尾氏は「収益自体への影響は極めて軽微。むしろツーカーの
サービス停止で運用・維持コストがなくなるプラスが大きい」と説明している。電気通信事業者協会の統計によると3月末のツーカー契約数は23万4100件で、
うち93%に当たる21万7900件までがプリペイド。長尾氏によると、4月にツーカー契約がゼロになり23万件のマイナスが発生、第3世代のauの契約増ではカバーできず、
KDDI全体として10万件強の純減となる。逆算すると4月のauの純増数は10万件程度と、3月実績の54万件から落ち込んだ格好。3月の純増は前期末に3000万
契約獲得という目標があったたためで、3月末の契約は3034万件に達したものの販促負担もかさみ、4月11日に前期業績の損益予想を小幅ながら下方修正していた。
長尾氏は「3月にそこまで資金をつぎ込む必要があったか反省する部分がある。勢いがついた面もあるが、抑えが効かなかった」と振り返った。4月以降は営業過熱に
ブレーキをかけ、契約を「無理に取りに行っていない」と述べた。4月24日の決算発表で公表した今期1年間の契約純増目標126万台は、ツーカーの純減23万台を
差し引いて算出したと説明。4月の純減は「一過性」で、5月以降は取り戻す姿勢を強調した。さらに「経営問題からいくと純増にこだわり過ぎるのはおかしい」と
指摘。顧客がどの程度サービスを使うかなどにも着目して「純増数とARPU(1契約当たりの月間収入)を掛け合わせた」数字で、各社の収益を判断すべきだと主張した。
ARPUで判断すべきと言うのだけが正解。でもお前今更何を言ってるんだ?と言うのが現実。カフェイン中毒でブーストはしたが今後は自分の力でブーストして行く。
さて本題。テレビマンや新聞記者は素人だから今の状況しか読み取れない。そう、「今の状況」だけしか。問題なのは「これからの状況」であって、これから
この業界はこうなっていく。だから消費者はこれこれこうした方がいい。と言う様な事柄に代表される未来への予測や予見。そう言う事を書かないから素人になる。
これからは本当に「頭のいい奴と頭の悪い奴が断崖絶壁の状況よろしくバカにされたりバカにしたりとなる時代」へと突入して行きますので。その兆候はもうありますが。
例えばやたらと他人に養分やらゆとりやら情報弱者と指摘する様な雰囲気な。要するに排斥と区別の時代へと突入していくと言う事がその「兆候」としての具体例。
さて本題。今後の携帯業界に関する結論は「各社それなりにサービスするんだけど顧客の方に向いてる会社なんかひとつもなくて結局どの会社もヘボいまま」
で終わっていく。と言うのが結論。でもそれは携帯業界に限らず例えば外食産業にしても自動車業界にしてもゲーム業界にしてもアパレル業界にしても同じ事だから。
今後の流れとしては「収益の柱となるのは携帯端末の売れ行きと付加価値の高いサービスに対する加入率」が収益の柱となっていく。その柱の「強度」で決まる。
今後盛り上がっていくのはドコモ。レッドプランとパケホーダイの料金改定と言う2本柱が今後のドコモを支えていく事になる。「二重」でフタエノキワミ。
携帯業界は二極化する。低ARPUと高ARPUへと二極化する。その両方の顧客を獲得出来るかと言うのが勝負の分かれ目。ドコモはその両方へと切り込んでいく。
まずは低ARPU。すなわち「持ってるだけ。待ち受け専門」と言った層へのアピール。これはレッドプランが中心になる。契約数に対する第3世代携帯の割合は
ドコモが8割に対してハゲが6割少々。障害がそれ程発生していないドコモに対してまた障害か!と言われる様なハゲ。危なっかしいハゲからドコモへ変更。
そう言った「同じ携帯を何年も使う事に抵抗が少ない待ち受け専門の低ARPU層」を取り込む姿勢が今後出来上がって来る。と言うのが低ARPU層へのアプローチ。
ここで生きてくるのは第3世代携帯のサービスイン。その時期。1番早かったのはドコモ。例えばSH901iSぐらいの携帯であれば3年前の発売時期とは言え今でも
普通に第一線として「低ARPU層に対しては」実用になる、と言う事で。「SH901iSを誰かから譲って貰う」「その携帯は既に基本使用料の中に入れた端末代金で
開発資金は回収済み」「たとえ無償譲渡だとしても開発資金は回収済みなのでドコモの財布も痛くない」「使ってくれる人が居れば収益になる」と言う流れ。
今後は以前に発売したFOMAの携帯が目を覚まして白ロムとしての流れが微妙に加速していくと言う方向になる。要するに。白ロム市場の一般化。
auがロッククリア手数料2100円を必要とし、ハゲは最新端末のオークション出品禁止とスーパーボーナスの26ヶ月縛りで高い手切れ金と言う流れ。
auやハゲに対しては向かい風となる要因のひとつとなる。「白ロム市場の一般化 → 白ロムはドコモが1番安い → 開発資金は回収済み → 収益化」となる。
そして高ARPU。すなわち「携帯ガンガン使う。最新携帯カモンカモン」と言った層へのアピール。これはパケホーダイの料金改定でダブル定額と同じシステムに
なっていくのが中心になる。auやハゲではニコニコやようつべがあんまり楽しめない。でもドコモなら!と言った独自性や、本当のハイスピード携帯と言った
電波エリアの性能やダウンロード速度の性能と言った品質の差が強力な武器へと変わっていく。ニコニコやようつべなんて必要ない!と言う人も勿論居るが
俺が言いたいのはそうではなく「ニコニコやようつべを可能にするドコモの自由度」と言うのが最大の武器であってその一例としてニコニコやようつべの例を
取り上げたまで。と言う事で。ハゲの920SHに代表される様な似非ハイスピードではない本当のハイスピード。仮に905iや906iを買わなくてもハイスピード対応の
携帯は例えばP903iXの様に白ロム市場に出回っている携帯の中にもある。と言う事でお試しを行う、と言う事もそんなに難しくは無いと言う状況になっていく。
そして高ARPUに対する隠れた(?)アピールとして大きいのは「富士通の存在」と言う事。今後のドコモを引っ張っていくのは富士通の携帯。他キャリアには無い
「ツボ」として富士通の携帯がシェアを伸ばしていく。ひとつは横モーションと言うギミック。もう1つはミルビューに代表される本当の高画質ビデオ&カメラ。
ニコニコやようつべと言った「一般人による動画投稿サイト」で「相対的にマスコミの地位が低下していく」状況に関しては「一億総カメラマン」になっていく。
そんな時に「ビデオやカメラの画質が汚い」のではお話にならない。「ミルビュー」の地位が高まっていく。画素数ではない「LSIの違い」と言う点が今後
クローズアップされていけば富士通は横モーション以外にもアピールポイントを見つけ出す事が出来る。しかもそれは「他キャリアには無い」ポイントとなる。
「低ARPUに対してはレッドプランを中心とした繋がる待ち受け携帯」「高ARPUに対しては高速ネットと高画質LSIと大画面と言ったギミック満載携帯」となる。
今まで「ドコモが基地局の建設ラッシュやエリアの整理。聞かせてFOMAの電波状況などで伺ってきたご意見を元に反映させてきた環境整備」の花が開く事になる。
ハゲは「主要3キャリアの中で最も利益率が低い構造」「基地局整備が全然出来ていない」「魅力ある端末メーカーが1つも無い」「在日臭い」と言う点が。
auは「三洋離脱の痛み」「春キャンペーンのモルヒネ切れ」「在日臭いテレビ業界で創価タレントで売ってきた創価企業だけどテレビ自体が衰退化」と言う点が。
それぞれ今後の痛みとなっていく。つまり「ドコモはまーそれなりに収益を回復する事が出来るだろうけどハゲやauはどうやって収益を回復させるの?」となる。
基本は「顧客を他社に逃がさない様にする」事しか出来ない。でもそれはプラスではなく所詮はマイナス行為にしか過ぎない。縛れば縛る程反発される事になる。
こうして見るとドコモオタと言う印象が強い文章ではあるのですが「今後を見れば分かりますよ」と言う事で書いておきますね。今後1年から2年の単位で。