2008年05月09日(金)俺のクイーン。って言うか俺のプリンセス。

とまむさんが以前の日記でW54SAが正当に評価されていないと言う事でW54SAのそんじょそこらのボンクラどもの評価とは違う評価を書いていた訳でその内容は以下。

画面に関しては解像度云々よりもIPS液晶と言う方が有利性が働いている。有機ELは黒が沈んでる事だけがメリット。他にメリットなし。IPS液晶の方が綺麗。
電池持ちに関しては画面の明るさをレベル1にしてキー照明をオフにして使わない時は電波オフモードにしておけば電池食いの原因となる箇所は塞ぐ事が出来る。
文字入力に関してはATOKだからと言ってWnnより優秀と言う訳ではない。むしろ使い込んで自分に必要な語彙を覚えさせる方が正解。特にどうこう言うのは無い。
長文を打ち込んでいると予測変換スペースが出たり引っ込んだりするのはマイナスではあるが正直画面を見ない様にすればいいだけの事。テンキーを見る。
テンキーに関しては表面積を広く取る事が出来たので非常に押しやすい。ここまで大きくて押しやすいテンキーはらくらくホンにも無いぜ!と言える程に。
スライドの長所は携帯を開かなくてもある程度の操作が可能な事。フルフェイススライドと言うのはその長所を消してる愚行。普通のスライドの方が使いやすい。
三洋携帯のジャンプメニューが形を変えた。画面下にタイル状に最大9つまでショートカット登録可能。テンキーの数字に対応して欲しかったとは思うが。
EZwebに関しては左カーソルで数行上昇、右カーソルで数行降下、と言う割り振りは慣れれば結構使いやすい。縦に長い携帯サイトの閲覧には効力を発揮する。
動作のサクサクもっさり感に関してはアップデートで多少はサクサクの方向へと変わっていく。メニュー表示やカメラ、動画撮影への切り替わりが特に改善される。

これだと読みにくい。なので「機能別」に関して評価をしておきましょうね?と言う事で機能別に割り振ってあーだこーだとグダグダ述べたりする。重複する内容もある。

[ 液晶 ] 高解像度と高画質を混同しているバカが居るのでまずはそれを切り離す。解像度に関してはさすがに文句は無い。液晶の発色に関しても割と正確。
チベット「国旗」を待ち受け画面にしてもきちんと赤、青、黄、白、緑の5色が俺の理想通りに発色してくれる。視野角に関しては多少斜めから見ても問題なし。
カラーバランスに関しても文句なし。SA700iSがやや黄色掛かりSA702iがやや青色掛かると言う様な事もあったがW54SAにはそう言った色の狂いが見当たらない。

[ 文字入力 ] 2タッチがあるって言う時点でホクホクする。かな英数変換には対応していないが「チベット」と打ち込むと変換候補の中に「Tibet」が現れるので
こう言ったやり方である程度の代用は可能。「パイン → Pain」で「痛み」を表す「ペイン」と言う様なちょいとした知恵比べの様な事も可能。文章を漢字変換する
時にカーソルを動かして変換する文字の終点を変更すると終点以降に文字が残っていた場合W62SAでは漢字を出せる場合には出すのだがW54SAは平仮名になる。

[ ファイル制限 ] microSDのPCフォルダの中に入れた3gpと言った音楽メディアやmp4と言った動画メディアはmicroSDの中に入れたままでは再生不可能。
microSDから本体メモリへと「移動」しないと見られない。一度移動してしまうと書き戻す事が出来ない。デジタル放送のコピワンの様な不便さを強いられる事になる。
3gpでエンコして作ったテスト音楽ファイルを「microSD → 本体メモリにコピー → microSDに書き戻し」と言う行為はSA702iでは出来たがW54SAでは不可能。

[ フォルダ区分 ] ドコモの場合、例えばマイピクチャフォルダ1つにしても「iモード」「カメラ」「データ交換」等々でフォルダが多数デフォルトでついてくる。
超ウザい。auは単純に「グラフィック」と言う事で分ける事も出来るしユーザーがフォルダを作って投げ込む事も出来る。構成だけならauの方が簡単。制限がウザい。

[ カメラ画質 ] カメラ画質はすこぶる悪い。しかしマクロモードにすれば10センチ以内とは言え雲泥の差となる。「マクロ>>>無限」と言う程に。
カラーバランスはしっちゃかめっちゃか。良くこれで製品化したなと思う程。BTJ32基準で「赤をプラス10、青をマイナス10」とやって正常化する。
それでも違和感があるなら更に「赤をプラス10、青をマイナス10」とやればいい。赤が弱すぎて青が強いと言うこのカラーバランスには驚いてしまう。

[ ビデオ画質 ] カメラ以上に悪い。ただVGAムービーが撮れますよと言うだけで画質は全く保証出来ない。Xactiの方が圧倒的に高画質。比較するべきではないが
同じ「三洋だから」と言う理由だけで名前を出してみた。フレームレートは22fpsから27fpsを行ったり来たりで平均は24fpsと優秀。比較的なめらかに動く。

[ 操作性 ] 確かに三洋らしさは若干残ってはいるんだがやはり旧KCPの例えばW62SAの方がサクサクもっさり感覚といい時短検索といい操作性の方は上。

[ その他 ] 電源を入れてから起動が完了するまで1分近く掛かると言うこの遅さ。電池持ちはあまり良くない。ハードは優秀だがソフトに足を取られる展開。

…と言う内容になった。全体的に見た場合には「サブとして使うなら」評価出来るがとてもメインとして使おうとは思えないソフトの出来、と評価しておく。
ハードに関しては元々弱かった三洋がここまで強化してきたのは珍しいな。と評価出来る。後はソフトの作り込みが足りなかった。元々期間が短い上に、コスト面で
今以上にコストを削れ!と厳命されてさすがに無理だろおいとか思う状況の中でこれだけの物を仕上げた三洋携帯の開発陣に対しては基本的な敬意を払っておく。

例えばau向けに納品された携帯云々で言うならば「メイン(メールや通話を使う):W62SA」「サブ(カメラやムービーで使う):W54SA」と俺は評価する。
W54SAは著作権保護がガチガチ過ぎてフル勃起したチンチンの様に使いづらい。セックス以外の時にフル勃起したチンチンって意外と使い道ないよね?的な状況で。
しかしメールや通話云々で言えば電波状況や回線の圧迫度も考慮して普通に考えたらドコモだよな…って言うかドコモしか無いよな。と言うのが俺の感触。
やはり「三洋がドコモに携帯を納入した」と言うのは「一種の福音」だった訳ですか。正直ソフトの使い勝手の良さと言う面においては三洋以外考えられない。
例えばSA702iをこの間ドコモショップに持って行って中の電池の残量を調べて貰った。残量と言うか「劣化率」と言うか。80パーセントと言う調査結果が出た。
買ったばかりの電池を100パーセントとすると「電池がちょっと劣化し始めた」と言う状況。でもいずれ在庫が無くなったら困るんで、これは電池を1つ
追加で購入しておかないと長くは使えませんな。と言う風に感じた俺。もうこの際キッズケータイでもいいのでSA800iも1つ入手しておこうかな?と思う程に。

理想を言うなら不良在庫と化したSA702iをビックカメラの様な量販店が所有していて「それくれ」とか言って契約する事で2台目をゲットする。と言う様な
方向に向かった方がある意味では一番正解な訳ですが。もしくは所有している人間から「それくれ」とか言って白ロムを譲渡して貰うなりと言う事も考える訳で。

W54SAの本体メモリ800MBは基本、W54SAで撮影した写真や動画、あるいは外部から取り込んだ高解像度画像のビューアーとしての利用。が基本になっていく訳で。

2008年05月09日(金)22時14分30秒