テレビでさー、「無責任論」がはやってるんだけどさ、みんな、あれほど「辞めろ!」って言ってた割には、いざ、辞めると、よろこばないんだねー。(だいありぃ)
と言う内容の日記を見た。「よろこばない」と言うよりも
「あまりにも突然の発表であっけに取られてポカーンとしている」と言った方が正解。簡単に書くと。
キツネにつままれた。とかそう言う事で。つまり「気配」を微塵も見せていなかった、と言うのが「理由」と言う事で。それが「大半の」感想。あくまでも「大半」の。
俺はむしろそろそろ辞めるだろうな〜とか思ってたけどな。だって8月27日の関西テレビで青山がアンカーのコーナーの中で言ってたから。
[ この秋に福田政権に迫る危機…命運を握るのは誰か?青山ズバリ ] 山本浩之「さて、このあとは水曜日です、青山さんの“ニュースDEズバリ”のコーナー
なんですが、今日はどんなお話を?」青山繁晴「はい。あの、今、国際的な話が出たんですけれども(グルジア紛争、ロシアが南オセチアの独立承認で米・欧と
全面対決のニュース)、国内を見てみれば、福田政権がずっと内閣改造後も低迷してるっていうのは、皆さんどなたでもご存知ですね。ところがその自由民主党の
中の派閥の領袖から、それから若手の人たちまで丹念に話を聞いていくと、夕べまでの段階で実はこういうことが分かりました(フリップ出す)」
山本浩之「『新首相に4人の名』って…。ちょっと早すぎませんか?(笑)」青山繁晴「あの、これ報道番組なんで根拠のないことは申せないんです。これが必ずしも
早すぎない、
むしろメディアの政治報道の方が残念ながら遅れてるということを、具体的にこの後、4人が誰なのかってことも含めてお話ししたいと思います」
山本浩之「分かりました。ではコマーシャルをはさんで青山さんの解説です」(いったんCM VTR開始)自民、公明の間で激しい綱引きがくり広げられていた臨時国会の
日程がようやく決着。来月12日に召集され、会期を11月20日までの70日間とすることで合意した。自民党麻生太郎幹事長「70日あれば、基本的には今出された
法案というものが、あげるのに適切な期間だなと」インド洋での給油継続法案を成立させるためには、国会を8月下旬に召集し、80日の会期が必要としていた自民党。
結局、9月下旬の召集、60日間の会期を主張する公明党との間をとった形の、70日間で決着したのだ。福田康夫首相「(Q:70日間の会期について)(与党の)
執行部どうしがですね、よく話し合って決めたことですから。(Q:会期延長は?)そういうことは今申し上げることではないと思います」招集日となった9月12日
といえば、インド洋給油継続に職を賭すとまで語った安倍前総理が突然職を投げ出し、辞任を表明した因縁の日。今回も給油継続が課題であるだけに、嵐の予感。
そんな矢先、太田農水大臣の政治団体が秘書の自宅を事務所として届け出て、2300万円もの経費を計上していたことが発覚。さらに今日、2000年からの
3年間にも2500万円近い計上があったことが新たに分かった。そこで今日は、秋の臨時国会で迎える福田政権最大のヤマ場を青山がズバリ解説します。(VTR終了)
青山繁晴「福田さんの持ってるオプションというのは実は2つしかないです。で、まずそのうちの1つ。はい、出して下さい」
杉本なつみ「ケースその1。完全屈服(一同笑)」青山繁晴「はい。これは誰に屈服するかというと、すなわち連立与党の公明党に屈服するということであって。
これ(伏せてある文字)出して下さい」杉本なつみ「はい。つまりは給油活動の継続をあきらめて、年末年始に総選挙を行うと」青山繁晴「はい。公明党は
臨時国会早く終わって、もう年末年始に総選挙やっちゃいましょうと言ってるわけです。これを全部そのまま受け入れる、こういうオプションがあるように見える。
見えるけれども、実はこれできないんですよ。どうしてかというと、実は知られざる事実があって、これなんです。はい、出して下さい」
杉本なつみ「実は洞爺湖サミット直前の日米首脳会談で、インド洋給油活動継続を『確約』してしまったからと」青山繁晴「はい。これあの、洞爺湖サミットの直前に
やった日米首脳会談、これ皆さん覚えてらっしゃるのは、北朝鮮に対するテロ国家の指定解除について、福田さんが文句を言わなかったと。それはひどい話だと
外務省の中の批判的な人が言ってるっていうのは、この番組で言いましたね。実はもう1個あった。その時に国会の見通しが立ってないのに、福田さんはブッシュ
大統領のプレッシャーに負けて、それ約束してしまったと」一同「えー」青山繁晴「だからもしさっき言った完全屈服路線でいうと、日米首脳会談でちゃんと約束
したことを守らないって事になるから、それやっぱりできないわけですよ。福田さんなりの信念もあるわけですから。そうすると次のオプションはこれになるわけです」
杉本なつみ「はい。ケースその2。正面突破(一同笑)」青山繁晴「すなわち…(伏せてある文字)出して下さい。皆さんお分かりになると思いますが」
杉本なつみ「会期延長も再議決もできず、解散総選挙。そして自民惨敗と」青山繁晴「はい。まず公明党が会期延長を呑むはずがないですけど、もし呑んでくれて、
そのテロ特措法を審議にちゃんとかけていってもですね、再議決、つまり民主党はもちろん反対だから、再議決するためには公明党の衆議院の議席がないと、
だいたい3分の2に届かないですから、これもできないと」杉本なつみ「はい」青山繁晴「ということは、これ八方ふさがりになるってことは、普通こういう時は
内閣総理大臣は、日本の国で衆議院の解散権持ってるのは内閣総理大臣ただ1人ですから、じゃあ解散総選挙をやりますとなるのが普通で、今までもそういうこと
ありましたね。ところがそれをやると、要するに公明党と喧嘩したまま総選挙をやるってことになるから、さっき言った通り必ず自民党は負けるってことになるから、
これ実は解散権持ってるのは総理だといっても、自分だけ言っててもできないんですよ。これたとえばね、皆さんご記憶に、海部政権ってあったと思うんですね。
で、海部さんがいわゆる政治改革に関連して重大な決意があると言った時にね、つまり解散するぞと言った時に、当時自民党の幹事長だった小沢一郎さんが
『お前なんかに解散なんかやらせるか』と言って反対したので、海部さんは支持率が何と50何パーセントもあった。今考えたら夢のような支持率なのに、実は辞職に
なってしまったということなんで、この場合も自民党の大半が反対する解散総選挙を福田さんができるわけないから、これは福田さんの辞任につながっていき、福田さんの
とり得るオプションはここまでなんだけど、
自民党はその福田さんが辞めることによって、実は3つめのオプションができるという話なんです。はい、出して下さい」
杉本なつみ「はい。政権の投げだし、そして自民党総裁選へと」 青山繁晴「はい。これあの要は自民党が新しい首相、新しい総裁、そして総理を選んで、
その新しい総理のもとで、公明党との連立をもう一度組み直して強化して、解散総選挙になった時に学会票が今までよりもっと協力してくれるというふうにして、
総選挙やりたいってことなんですね」一同「はあー」青山繁晴「そしてさっき言いました、今日最初に言いました、この新首相に4人の名ということになるんですが、
皆さんここが肝心なところで、この4人の名前というのはですね、こういう人が出るかもしれないという話だけだったら、報道番組ですし、こういうことは
言いません。そうじゃなくてですね、さっき僕申しましたが、まず自民党の派閥、派閥の領袖の、派閥の会長たちね、それからその幹部、それからその下で
手足となって動く若手の議員たちに、さっき言いました通り一人ずつ会って、あるいは電話して話していくとですね、この4人というのはいずれもね、まず
派閥の領袖の人、この中にいますが、それはその人は自分の派閥の幹部にすでに話をしてんです。『俺は出る』と」(ぼやきくっくり 08.28)
…くっくりさんいつも青山アンカーの書き起こしどうもありがとうございます。と平身低頭してから
「この内容を俺は普通に見てた」から
分かってた。と書く。
「関東人」と「関西人」にこの件について話を聞いてみたら違った答えが帰ってくるのはもう間違いない。その理由は「これをテレビで見てたか見て無いか」で。
この後は「4人の候補名」と言う事で「麻生、小池、ダニ、石原」の名前を挙げた後に青山が更に解説を続けていく。その内容も今となっては正解だったと分かる訳で。
青山繁晴「もう手をあげなきゃいけないっていうことになるわけですね。そして自民党からしたらですね、
実は福田さんに何とか早く辞めてもらって、
総裁選自体を急ぎたい理由があります。はい、これです」杉本なつみ「はい。民主党『代表選見送り』とあります」青山繁晴「はい。これ当然誰が考えてもですね、
小沢さんが3選するのはいいけども、当然、代表選挙を華々しくやって、メディアの注目も集めてやればいいのに、なぜ見送ったのかなあと。9月8日に代表選告示
だけど、その場で決まっちゃうわけですね。それから延々日を置いてから新体制発足って、これやっぱり妙でしょう?そしてここに鳩山さんの顔があるのは、たまたま
あるんじゃなくて、僕まあ政治記者時代から長い長い付き合いなんですが、鳩山、僕は由紀夫ちゃん、由紀夫ちゃんと呼ぶんですけど、これ、由紀夫ちゃんは本音を
ポロポロ言う人でね。そこがまあ憎めないとこなんですけど、つい最近の発言でね、『この小沢さんの顔が怖くて、小沢さんに刃向かったら、つまり代表選に出たら、
あとでどんな仕返しされるか分からないと(一同笑)皆さん思ってて、見送りだと思ってるでしょ?でも違うんですよ』と言ったんですが、その最後の『違うんですよ』は
もう誰も聞いてない(一同爆笑)」杉本なつみ「怖いんですか…(笑)」青山繁晴「それやっぱり小沢さんが怖くてできなかったのかと。そうすると自民党がたとえば
この9月下旬にね、9月8日はさすがにもう間に合わないと思うけど、9月下旬頃に総裁選ぶつけてですよ、さっき言ったその小池百合子さんは出るわ、それから
現職閣僚の谷垣さんも出る、麻生さんももちろん出る、そして石原伸晃も出るっていうのをバーンとぶつけていったら、イメージがどんどん変わって、自民党のフレッシュな
イメージが出て、それで解散総選挙をやって」山本浩之「なるほど」青山繁晴「しかも公明党の要求とも合うから、これでいいんじゃないかという目算なわけです」
この件に関しては青山が神過ぎるだろ…。と言う様な内容を「もう既に見てた」俺だから「はー。青山が言ってた通りっすね」でおちゃらけムードも出してた俺ですが。
2008年08月28日(木)首筋リモコン
今週の青山のアンカーは群馬県が送り出した世界の恥について。もはや「世界の恥」だろ。本当に。顔写真と「殺人鬼」を意味する「マーダー」の英単語を合わせた
そんな紙が普通に諸外国のニュースで公開されている。そんな「世界の恥」を取り巻く秋の臨時国会に関するこれからどうする?と言う様なそんなお話な。
そして「時間が無いので来週」と言う事で「昨日会ってきました」とか言う事で拉致問題を担当している中山恭子に会っての単独インタビューと言う事で
その「様子」だけを今回公開して映像は来週。と言う事でコーナーを終了した。「首相候補に4人の名」と言う事で麻生、ダニ垣、小池、石原の名前を挙げる。
…と書いた。一応「辞任(笑)」が報道される「前」にもう見ておりましたよ?と言う事でこれが証拠となりますな。そう言う訳で「何を今更」が俺の結論。