[ このコンビなら負けない、ロングスパートで人気馬を差し切る ] 昨年の年度代表馬で、今年は帝王賞を制したフリオーソは、今回はそれ以来3カ月ぶりの復帰戦。
主戦の戸崎圭太騎手が落馬負傷で休養中でもあり、鞍上は今年5月にデビューしたばかりの川島正太郎騎手となった。川島騎手はプライドキムで水沢に遠征した
クラスターカップで重賞初騎乗初制覇を果たすと、ディープサマーでアフター5スター賞も制し、ここまで重賞では2戦して2勝。騎乗技術以前に、類まれなる強運の
持ち主だ。そのフリオーソは今回、勝負付けが済んでいるか、格下の相手ばかりで、単勝1.8倍の圧倒的1番人気となった。しかし勝ったのは、2番人気の
ボンネビルレコード。前走帝王賞で1馬身半差2着の雪辱となった。差のない3番手を追走したフリオーソは、4コーナーで先頭に立ち、直線で抜け出すという正攻法の
レース運び。川島騎手はフリオーソの持ち味は出したといえるだろう。ところが今回ばかりはボンネビルレコードのパフォーマンスがその上をいっていた。スタート後は
いつものとおり中団から。縦長の展開で先頭からはかなり離れていたため、向正面の中間あたりからロングスパート。4コーナーではフリオーソの直後まで迫り、直線で
じわじわと差を詰めると、残り100メートルで並びかけ、3/4馬身前に出たところがゴールだった。07年春に中央へ移籍したボンネビルレコードは、これでダートグレード
3勝目。いずれも中央所属馬として獲ったタイトルだが、すべて鞍上は大井の的場文男騎手。息が合う、手が合う、というが、鞍上鞍下のこれほどの名コンビも
めずらしい。中央入り後、的場騎手の手綱では5戦3勝、2着2回というほぼパーフェクトの成績だ。ボンネビルレコードは、今年、園田競馬場(1870メートル)で
行われるJBCクラシックの優先出走権を得た。「的場さんが乗れればJBC(クラシック)を使います」と堀井雅廣調教師。昨年の帝王賞、今年のかしわ記念に続き、
JBCの大舞台でGI・3勝目を目指すことになりそうだ。 的場文男騎手:馬場が軽いので、勝つ馬はレコードが出るだろうとは思っていました。相手はフリオーソかなと
いう感じで、4コーナーでは射程に入れました。手ごたえが一緒だったけど、並んだときに勝てると思いました。 堀井雅廣調教師:この馬は的場さんが乗ったときは
いつも安心して見ていますよ。でも今日は負けたかなとも思ったんですが、さすが的場さんですね。こうやって地方に帰ってこられて、勝つことができてうれしいです。
JBC(クラシック)に直行する予定です。(web Furlongレースハイライト 第55回日本テレビ盃)
[ さらに確認しますが ] ミツオーです。今日は日替わりライターブログにも書いています。さて、南関東地区は船橋開催中です。わたし自身は実に久々の
船橋競馬場担当となりました。以前も書きましたが、前に船橋の実況を担当したのは6月13日。かぞえてみたら、中102日。このくらい久しぶりだと、
建物の中で迷子になってしまったり、様子があまりに変化していていろいろ戸惑ったり。…などということはありません。当たり前ですが。3ヶ月くらいで何が
変わるわけでもありません。記者さんのお部屋(の壁やトビラ)が新しくなっていたくらいですかね、気づいた変化は。あ、あと、業務エリアの自動販売機に
不二家ネクターが復活してた(嬉)。それはともかく。火曜日の船橋競馬メインレースは第55回の日本テレビ盃。ボンネビルレコードがフリオーソを4分の3馬身
とらえてレコードタイムで優勝。鞍上は的場文男騎手。日テレ盃に勝つとJBCへの出走権が得られるわけです。ボンネビルレコードもきっとJBCに出るつもりでしょう
(正しくは陣営が出すつもりでしょうってことですが)。誰が乗ると思います?ボンネビルレコードはもともと大井に所属していて、当時からパートナーは的場文男騎手。
JRAに移籍してからもしばしば的場騎手が手綱をとって勝利に導いてきました。今年のかしわ記念もそう。そうした姿を見るたびに、「やっぱしこの馬は的場さんだと
よく走るねえ」と思うのです。きっとファンのみなさまも同じでしょう。陣営も同じだと思うんですが。じゃあ園田のJBCでも的場文男騎手に乗ってもらえば
いいじゃないか。と思うのが人情です。ベストパートナーをおろす理由がない。普通は。ですが。じつは、現行のルールでは、園田競馬場でおこなわれるJBCで
的場文男騎手がボンネビルレコードに騎乗することはできません。いや、乗れるんです。乗れるんですが、それには条件があって、その日、的場騎手が園田で
ほかのレースに騎乗していなくちゃいけない。JRA所属馬だから。地方競馬所属の馬が地元もふくめてどこかの重賞競走に出走する場合、他地区の騎手に騎乗を依頼
することができます。これは最近(いつだったか忘れた)ルールとして明確に認められた。でもJRA所属馬の場合はこれが適用されないらしいんですよ。したがって、
現状、園田JBCクラシックでボンネビルレコードに的場文男騎手が騎乗するためには、JBCスプリントに出走する地方所属馬に的場文男騎手が乗るしかない。
これは南関東地区の所属馬でなくてもOKだと思われます。あるいは当日、園田競馬場でほかの交流戦が組まれるか騎手招待競走があるかして、的場文男騎手が
それに参戦しているか。以上のことを昨日、確認しました。何と言うか、世の中、いろいろ融通のきかないことが多くて困っちゃいますねえ。(9月25日 7時35分)
[ 訂正…したいんですが ] ミツオーです。マグロのほっぺた肉フライがとてもおいしかったのです。さて、昨日のつづき、というか訂正、というかなんですが。
まず、昨日わたしが書いたルール(?)は間違っていました。「的場文男騎手がその日園田競馬場のレースに騎乗していればボンネビルレコードに騎乗できる」
というのはどうやら間違いらしいです。つまり、もしJBCスプリントに的場文男騎手が騎乗していても、JBCクラシックのJRA所属馬には騎乗できない。らしい。
ええとですね。どうもこの件については情報が錯綜しておりまして、わたしもあっちこっちに聞いてみるんですが、返ってくる答えがそれぞれ違うんですよ。
つまり誰に問い合わせていいのかわからない(JBC協会に直接問い合わせればわかるんでしょうが、そういう伝手がない)。で、それぞれ答えが違う。ので、
なんだかよくわからない、ということになるんです。ただ、「園田主催者に電話で問い合わせた専門紙記者さんの話」を聞いてきた山中寛アナウンサーによると
(という具合に間に何人もはさまったりするから余計にわからなくなる)、「現状ではどうやっても騎乗できない」ということです。これは、上に書いたとおり、
当日の園田競馬のほかのレースに騎乗していてもダメってこと。と同時に、「現状では」というところが「ルールをあらためる可能性がある」ことを示唆しているとも
言えるわけで、この言葉には「含みがある」とみなされています。一方で園田競馬場実況放送担当アナウンサー・竹之上次男さんにメールで問い合わせたところ、
「園田競馬には、JRAの馬にはJRAの騎手しか乗れない、なんていう堅苦しいルールはありません」「JBC協会のほうの規定によるのでは?」というお答え。つまり、
園田競馬関係者も「??なんで??」と思っている、ということです。…いったいどこに問い合わせれば実情がわかるんだ?現在そういうことで、「???」と思いながら
会うひと会うひとに質問している状況です。ちゃんとした答えをなんとかして見つけたいと思っております。しばらくお待ちください。で、どっちにしても「ルール」を
変えてもらう必要があるわけですが、それにはみなさんが園田主催者に投書するとか「的場文男が乗るボンネビルレコードが見たいよ〜」とダダをこねて見せるとか、
とにかくファンのみなさまのそういう声が大きくなるのが一番効果的だと思われます。みんなで圧力をかけましょう(笑)。(9月26日 7時54分)
大川充夫のブログにこんな内容の事が書かれていた。兵庫県競馬がノーを突きつけたのではなく「誰に聞いても良く分からない」と言う事であまりにもお粗末すぎる。
開催「1ヶ月近く前」にまでなって今更になってこんな事をギャーギャーと騒いでいるのかよ!みたいな事で正直言って「意味不明」としか形容する事が出来ない。