2008年10月28日(火)Rest in peace to a Specialist

10月26日の高知競馬の10レースの珊瑚冠賞で1番人気に推されていたスペシャリストが競争を中止した訳なんだがその後どうなった?
と言う事で地方競馬の場合この手の競争中止の後の情報と言うのは中々出て来ない。そう言う訳で「どうなった?」と思った訳だが死亡が確認されたと言う事で。
名古屋大賞典だとかサマーチャンピオンだとか、割と交流重賞には高知競馬の代表として顔を出していたよな。成績こそ振るわなかったが相手関係が
中央の馬だとかを相手にしなければならない訳だからその明確な実力差を考えたならば致し方がない面もある。それでも超弱いと言う訳ではなく
重賞で着を拾って持って帰れば地元高知のレースの1着賞金よりも高い。と言う様な逆転現象も起きている訳で遠征をする意味と言うのは主にそこにある訳で。

[ スペシャリスト号について。 ] スペシャリスト号は、本日、10月26日第10競走 高知新聞社杯 第20回珊瑚冠賞のレース中、馬体故障のため競走中止。
心不全で亡くなりました。重賞勝利は 2007年12月31日 高知県知事賞(高知) 2008年4月25日 オグリキャップ記念(笠松) 2008年6月1日 スポニチ創刊
60周年記念西日本グランプリ(福山) 他場でも戦える競走馬として今後も期待されていました。(高知けいばニュース 10月26日 19時11分)

6歳か。まだまだやれる年齢の上に決して弱くは無いと言う馬だっただけに惜しい事になってしまったな。と心の中から思う訳で。安らかに眠ってくれ。

そして中央競馬の方ではオークス馬ローブデコルテが引退と言う事で。こちらは日本のオークスの後にアメリカ遠征して挑戦してきたアメリカンオークスの
レース中に鼻出血を発症して惨敗してしまった。競走馬の鼻出血と言うのは理由は主に2つ。1つは外傷。もう1つは身体の内側が痛む事による発症。
ローブデコルテの場合は後者だった。レースが終わって戻ってきた時には葦毛の馬体が血だらけになって戻ってきてしまった程に。その影響が残って
長い距離を走ろうとすると身体が持たなくなってしまい結果その後の競馬は主に短距離路線を歩む事になっての距離短縮で現役を続けていた訳だが
それもいよいよ難しくなってきたと言う事で引退すると言う事が決まりました。牝馬でGI馬なので今後は繁殖生活に入る訳ですが。いずれにしても
「お疲れさまでした」と言う他に正直言葉が見つからない。と言うのが本当の所。ぜひとも産駒に期待したいのでその辺りすみませんけど宜しくお願いします。
と平身低頭で。ローブデコルテに頭を下げて「お願いします」と言うのが俺の今の心境と言う事で。いずれ競走馬は引退するとは言えもうちょっと見たかった。

2008年10月28日(火)20時28分14秒