2008年11月17日(月)不手際の攻め際

相変わらずポルトフィーノの落馬ネタが例えばニコニコや2ちゃんだとかで話題になっている訳で。なんか「不運」だとか言われているんだが
確かにそう言う面もあるわな。だが落馬して空馬になった馬があれだけ真面目にコースを走って1頭だけ大外を回って最後にはリトルアマポーラを差しきった
そんな格好になってゴール後もまだ一生懸命に走っていて1頭だけ天皇賞春を走っているのか?と言わんばかりの距離を走っていた訳で。幾らジョッキーと言う
「重り」が無くなったとは言えハイペースを作って先頭に立って大外回って差しきった。なんて言う様な競馬はそう簡単に出来る事では無い。

むしろ「ポルトフィーノの能力の高さが皮肉にも今回の落馬事故で明らかになった」と書いた方が正解だろ。逸走してしまう事も珍しく無い空馬が
スタートからゴールまできちんと走ったと言う事でその頭の良さに関しても合わせて俺は舌を巻いた事になる。エアグルーヴよ。お前の娘は元気だぞ?
とか思った。春先にはまだまだ体質的に弱い面があった訳だが一夏を超えて大分たくましさを増して来たな。と言うのが今回のエリザベス女王杯を見た感想。

戦績的には不幸かもしれないが類まれなる競走能力を持っている事が明らかになった訳だから競走馬的にはそう言う意味ではこれ程幸せな馬も居ない。

それが俺の感想。有馬記念?出てもいいと思うよ?勿論精神面。それから脚元に対するケアや様々なチェック箇所も当然今回の落馬事故で出てくる訳ですが。
そう言った馬の体調面での不安がきちんと払拭されて「出られます!」と言う様な獣医からのあるいは調教師からの太鼓判を貰ってそして出てくると言う事で
有馬記念に出走!と言うのであれば不安よりもむしろ楽しみの方が増して来る訳だが。一部の外野からは「父クロフネと言う事で距離適正を不安視する声」も
当然の事ながら出てきた訳だがなんのなんのと言う様な展開だったな。どこが不安なんだ?と言う様な結果に皮肉にもなってしまった。そんな感じだな。

いずれにしても「ポルトフィーノは幸せな馬だなお前」と言う事で。春先を超えて夏場を超えて大分たくましくなってきた。いい傾向だな。脚元に気をつけて次へ。

2008年11月17日(月)21時00分11秒