ニューイヤー駅伝のスタートリスト。つまり「選手に緊急事態発生!」と言う様な事が無ければこのメンバーで走ります。と言うリストが掲載された。
本当は全てのチームを検討して、なるほどこう来たか。と言いたい所なんだがチーム数幾つよ?(笑)と言う事でそれは無理。俺が37人居ればな(笑)
以前の日記でも書いたが「今回からコースの区間が一部変わった」と言う事で。2区がスピードランナー勝負、3区がこの後に控えている新エース区間4区への
重要な橋渡し役。そして以前は2区がエース区間だった訳でここで後れを取ったとしてもこの後3区から7区までの超ロング距離で挽回出来たが今回からは
新エース区間の4区で後れを取った場合挽回出来るのは5区6区そして7区の「3つだけ」と言う事になる。つまり以前よりもエースの出来が重要視される事となる。
考えられるのは「前半勝負」「後半勝負」それと「前後半でバランスの取れたメンバー配置」の3つ。さて各チーム、今回初めて迎える区間で監督の思考や如何に。
コニカミノルタ:1区(松宮隆行) 2区(ジョセフ・ムワニキ) 3区(太田崇) 4区(山田絋之) 5区(黒崎拓克) 6区(坪田智夫) 7区(前田和之)
中国電力:1区(藤森憲秀) 2区(黒田将由) 3区(佐藤敦之) 4区(伊達秀晃) 5区(岡本直己) 6区(油谷繁) 7区(梅木蔵雄)
ホンダ:1区(金塚洋輔) 2区(ヤコブ・ジャルソ) 3区(石川末廣) 4区(堀口貴史) 5区(奥田実) 6区(藤原正和) 7区(池上誠悟)
優勝候補。そう呼ばれているチームのオーダーはこうなった。一言で言えば「中国電力の方が理に適っている」と言う直感が働いた訳だが。チームの戦力。
あるいは選手の体調面。そう言った事も含めるとその評価はひっくり返る事も出来るんだが少なくとも名前から見た「印象」としてはそんな判断を俺は下した。
今回からコースが変わったニューイヤー駅伝。重要な区間の優先順位として、俺は「4区 → 3区 → 5区 → 1区 → 6区 → 2区 → 7区」と見ている。
コニカミノルタなんだが松宮祐行(ゆうこう・弟の方)の名前が無い。さすがに「12月の福岡国際マラソンに出て1ヶ月もしないでニューイヤー駅伝」は
ローテーション的に厳しいだろうな。とは思っていたが。それが無かったら4区に起用されていてもおかしくない長距離ランナー。って言うかむしろ趣味が面白い。
「趣味は?」「野球観戦(広島カープファン)」と言う事で。えっ?マジで?とか思った。マジだ。マジっすよ。中国新聞に載ってた。もしも中国電力に入社していたら
練習そっちのけで球場に足を運んでいたでしょうみたいな事まで書いている。これは面白い(笑)とか思った訳だが松宮祐行の名前がない。これは痛いな。
そしてそんなコニカミノルタで4区を任されたのは山田絋之。コニカミノルタ陸上部のメンバーの中では中位ぐらいの成績か?ちょっとここが薄く感じる訳だが。
対する中国電力。3区に佐藤?5区じゃないのか?と言うのがまず最初に出てきた俺の言葉。この判断は「前半で置かれない為の措置」か。要するに
幾らコースが変わったとは言え駅伝の基本は先手必勝。後ろから追い上げるよりも先にリードを作ってそのリードを守っていく方が普通にやりやすい。
どうもみんな
「コース区間が変わったと言う事に気を取られ過ぎていて駅伝の基本を忘れてないか?」と俺は思っている訳だが。でもとまむさん
あんたは後半の方を優先順位の上に取っていますよね?とか言われたら「いや、後半じゃないっす。中盤っす」と言う事で。2区が短くなった事で全体の中での
最大の「ピークは」中盤の3区そして4区に来る。と言う判断を俺はしている。なので中国電力坂口監督の感覚は理解出来る。それと同時にジレンマも見える。
要するに「外国人ランナーが居ない中国電力」「1区を以前任されていた新井の名前がどこにもない」「尾方は?」と言う事でちょっとメンバー的に1枚落ちる。
言い方は悪いが「いつまでも尾方、油谷、佐藤の3人に頼ってばかりは居られない、にも関わらずその次が出て来ない」と言う事で。広島だからな。
別に広島を差別している訳ではないのだが「日本の教育が平均的になっている昨今。周辺人口の多少に比例して、その素質の数も比例する」と言う事で。
広島市の人口が100万人で、横浜市の人口が300万人とした場合、平均的な教育を施せば才能的な努力的な素質的なものは「横浜は広島の3倍」になる。
数だけで言えばな。そう言う事で。その辺りで「わざわざ田舎の広島に行くよりも俺は94敗したとは言えベイスターズの方に入団するぜ!」的な選択をする。
そんなドラフト選手が居たっておかしくない。そう言った「広島都市圏」の限界と言うものがかいま見えている訳で。そこら辺も理由の「1つ」にはある。
あ、ちなみに尾方なんですが故障してます。福岡国際マラソンを「右の太もも裏に強い張り、ひざの裏に痛み」で欠場しております。そこから1ヶ月。当然無理だわな。
戦力的に1枚落ちている中国電力が勝つには駅伝の基本を忘れている他のチームに対して先手必勝と言わんばかりの前半勝負を仕掛けていくしかない。
1区2区に関しては下位にさえならなければいい!と言う事で「3区で一気に巻き返す」と言う様な意識が見える。なので後半に温存していた佐藤も例外ではなく
ここで「使わざるを得ない」と言う状態な訳だから当然5区の山登りで今年も起用なんて悠長な事は言ってられないな。苦心したオーダー。しかし理に適っている。
戦力差はともかく「俺が坂口監督の立場だとしても似た様な配置をする」と言う事で。1区2区のロスを3区で、4区5区のロスを6区で吸収する。
後はアンカーに任せる。そんな感じだな。ロスと言われている区の選手が発奮して上位に食い込んでくれば優勝争いもあるとは思うがメンバー的に1枚落ちる。
ホンダは6区に藤原を置いてきたか。俺はてっきり3区だとか思っていたんだが。後半勝負、だな。3区4区が食い込めば優勝も有り得るそんな配置となった。
大体こんな感じか。各チーム。割と後半勝負の図式が見える。そんな中で上位チームの中では唯一前半勝負の格好を見せている中国電力。この判断がどうなるか。
俺は「前半勝負で正しい」と思っている。但し「中国電力の選手層は…外国人が居なくて尾方が故障。油谷も万全では無いとすると佐藤に対する負担が大きすぎる」
と言う事で。尾方、油谷、佐藤に続く選手が出て来ない。中国電力のそんなジレンマも見えてくる。苦心した配置には俺も納得はしているが戦力としてはどうだろう。
以前の日記にも書いた通り「ホンダVSコニカミノルタ、東日本の予選会で『ちょっ、ブシロードwww お前らがなんでスポンサーやってんだよお前ら
そんなカードゲームなんて宣伝したって深夜帯ならともかく午後のひとときにそんなもん宣伝すんなよこのオタク野郎www』とか思ったあの2チーム」の
頂上決戦が濃厚となってきたな。と言うのが俺の感覚と。どうでもいい話なんだが3区として設定されている「前橋市公田町から伊勢崎市役所までのコース」の
途中に存在しているホンダのカーディーラーが最近になって店舗の新築建て替えを行なった。綺麗になったねぇ〜。昔は結構狭かったのにねぇ〜。とか思った。
そこの脇を通ると言う事で当然ホンダの応援団は「そこ」に位置して応援するんだよな?とか思った訳だが。いずれにしても「故障せず。無事に」と選手たちへ。