[ いわき平競輪開設58周年記念レポート 最終日編 ] 号砲と同時に坂本健太郎が飛び出し、正攻法に構える。隊列は坂本―西村正彦が前団、平原康多―
神山雄一郎―横田努の関東勢で中団を形成、後方には小松剛之―伏見俊昭―大槻寛徳の東北勢に単騎の山口幸二が続く形で落ち着き、淡々と周回を重ねる。
赤板から小松が上昇を開始。中団の関東ラインにフタをするが、スッと車を下げた平原が打鐘で一気に叩いて主導権を奪う。小松は平原の番手に飛び付き、神山と
競り合い。一旦、ペースを緩めた平原は最終ホームからスパート。山口は平原ラインに切り替え、小松との連係が外れた伏見は6番手で態勢を立て直す。ホームで
大槻とからんだ坂本は落車。平原の後ろの競り合いはなかなか決着が付かず、バックからは伏見が自力発進。好回転でまくった伏見が直線で逃げる平原を捕らえて
優勝を飾った。逃げた平原が2着に粘り、競り合いの後ろで脚を溜めていた横田が3着に入った。山崎芳、岡部芳が準決で敗退するなか、たった一人で地元の牙城を
守り切った伏見俊昭に興奮した様子は全くなく、落ち着いた様子で検車場に引き上げてきた。「準決勝は絶対に取りこぼせなかったから一番集中していたし
緊張していた。初日が2着に終わってしまい、甘えがあった自分の気持ちを引き締められたのが良かったね。決勝はなるようにしかならないと思っていたから
逆にリラックスしていけました」小松剛之が粘ると、落ち着いて自らは中団を確保。バックから仕掛けると車がグングンと進み、平原康多をあっという間に捕らえて
先頭でゴール線を駆け抜けた。「小松さんの後にいても詰まってしまうし、引いてから仕掛けた方がいいと。ここは3コーナーは車が出ないから、それまでに
スピードに乗せないといけないので、2コーナーを立ち上がってからすぐに仕掛けました。踏み出した瞬間にスピードに乗ったんで行けるかなと。久しぶり自力が
出ましたね。小松さんが粘ってくれたおかげで神山さんの強烈なブロックも来なかったし、良い仕事をしてくれました。地元記念はすごく緊張するし、ダービーよりも
疲れました。地元で優勝できて嬉しいけど、これで燃え尽きないように次の川崎記念も頑張らないとね」平原康多は予想外のイン粘りにペースを乱されたが、粘りを
発揮して2着に踏み止まった。「小松さんが粘るなんて全く予想していなかった。後ろには悪いことをしてしまったけど、ああなったら自分も勝ちに行くレースを
しないといけないし。何とかペースで駆けたけど焦りもあったし、風が強かったから最後は脚が一杯でした。でも、悪条件のなかで2着に入れたし自信になりました」
3着には横田努が入った。「今日は息が上がらなかったし、昨日4回転を踏んだからなのか、四日間の中で一番脚が軽かったね。小松君が粘ったときに一瞬『あれっ』
と思ったけど、そこからは落ち着いていけました」神山雄一郎は番手を守り抜いたが脚は一杯に。最後は直線で力尽きた。「小松君は粘ってくるとは思っていなかったし、
思いの外しぶとくて手を焼きました。風ももの凄かったしバックで脚が一杯だった」小松剛之は6番車と一番目立たない立場だったが、伏見の優勝の最大の
立役者となった。「今日は先行する予定だったけど、もし行かれてしまったら粘る作戦でした。平原君を突っ張りたかったんだけど、思ったよりも早かったし、
良い勢いで来てしまった。今日は風が強いからもう少し遅めに来るかなと思ったんですけどね。強い人は違いますね」(keirin.jp 3月23日)
確かに目立たない動きではあったが6番車の小松が「ウメぇ!」と言う様な粘り腰を見せて神山とやりあっていたな。結局共倒れになってしまったが
ライン的な意味で伏見が勝った理由の1つとして「小松が粘って神山とやり合ってその横を伏見が通ったら幾ら神山でも2人を同時に相手する事は出来ないだろ」
的な事で神山にブロック行為をさせなかったと言う事が挙げられる訳だが。細かい所を見て行くと競輪って面白いなとは思うんだがそこに至るまでの道のりが長い。
いずれにしても「地元で記念を勝った」と言うのは誇りになるわな。何回優勝しても優勝はいい物だからな。最後は3車身差だった訳で強かったぜ伏見俊昭!
[ ありがとうございました ] ありがとうございました(^-^) ありがとうございました みなさんの応援のお陰で優勝することが出来ました!
写真は本場に応援に来てくださったみなさんと一緒に記念撮影しました(^^)♪ 本当にありがとうございました(^-^)
今日は気持ちの良いお酒を飲ませていただいてます♪ 最高で〜〜〜す(*^^*)(伏見俊昭 2009/03/23 23:54:02)