例のしょぼい野球大会。日本が優勝した事で例えばカストロ元議長からも祝福のメッセージを頂いた。それとは別に台湾人にアンケートを取った所
日本を応援する!と言ってくれた人が全体の6割も居たと言う事で。当然1番激しく応援するのは自国である所の台湾だろ。それは認める。って言うか当然。
しかしその自国である所の台湾が負けてしまったと言う事で応援の軸足をどこに移すのか。と言う事で台湾人の大半はその軸足を日本に移してくれた。
これは大変感激する出来事であると俺は思っている。当然尖閣諸島の問題やらなんやらと言う事で外交なんて言うのはリップサービスしながらの殴り合い。
と言う事でこの間のナイトスクープでやっていた将棋ボクシングの様なごちゃまぜ感と言うのが当たり前ではあるのだが褒められて悪い気はしない。
そう言う訳で。むしろ勝ち負けなんかよりもそうやって日本を応援してくれた諸外国の方々に対するお礼と感謝の気持ちを具体的な行為で現す事。
それをきちんとしておかないとダメだな。当然外交問題なんて言うのは存在している訳だがこれは政治ではなくスポーツの問題である。政治とスポーツは
密接ではあるが完全に融合こそしていない。なので「切り分けてもオッケーな場合と切り分けてはダメな場合がある」と断っておいた上で
「今回のしょぼい野球大会に関して言えばあまり政治色と言うものは少なくとも日本にとっては感じられない事が多かった」と言う事でスポーツの話題だと認識する。
そう言う訳で「日本を応援してくれたキューバの方々。日本を応援してくれた台湾の方々。どうもありがとうございました(ぺこり)」と俺は明確に表明しておく。
勿論その2国以外にも日本を応援してくれた方々と言うのは諸外国には沢山いらっしゃった訳で。そうした人たちに対しても感謝の意を明確に述べる俺が居る。
…それにしても。台湾か。何故か「チャイニーズタイペイ」表記で台湾(Taiwan)と言う表記にはならない訳だが。独立を果たせないと言うのは悲劇だな。
今でこそ日本は独立国家としての地位を築きあげてはいるが「それは誰かに与えて貰った物」でしかないと言うのが今の日本人の皮膚感覚的な状況。
むしろ勝ち取った物なんだけどな。…独立と言う物は決して天から与えられた物ではなく勝ち取る物。その事が今回の「チャイニーズタイペイ」表記で良く分かる。
つまり国際大会的な意味では台湾はシナチクの一部。と言う見方しかされていない訳だ。例の「緑と白を使った台湾の旗」が使えない。Taiwanと言う表記が使えない。
そうした細かい所からも「やはり政治とスポーツと言う物は切り離す事は出来ないな。融合している。問題なのは、その融合が何%程度融合しているのか」
と言った「その割合である」と言う事に他ならない。今回のしょぼい野球大会の次回開催時には「台湾(Taiwan)」表記で国際大会の舞台へと足を踏み入れている。
そんな状況になっている事を切に願う事にする。やはり「どこか悲しくなってしまうチャイニーズタイペイ表記」だったなと言うのが今回の大会の俺の感想のひとつ。
勝ち負けよりも、こうした「諸外国から見られている。その注目度合いがこれからしばらくは今回の出来事が契機となってより高まっていく」訳で。
そうした「世界の目」に恥じない様な国際感覚。言論と行動。そして表明。そうした事柄をきちんとやっていく必要がある。と言うのが俺の感覚な訳ですが。
どうやらそんな感覚は他人にとってはマイノリティの戯れ言にしか受けとって貰えていませんが。目の前の勝ち負けだけにこだわってしまうのはナンセンスでしかない。