2009年04月06日(月)そうっすね。

[ 本日発射か!?ノンキな報道 ] 本日、朝鮮半島北東部、午後より晴天なり。日韓両政府は、北朝鮮が長距離弾道弾「テポドン2号」を本日中に発射させるの
ではないかと見ており、既に複数の工作船を日本海上に出動させていることが確認されています。麻生太郎首相は破壊(迎撃)命令を決断したことにより、
日本単独で現在可能な実戦配備を試すことになりました。防衛省前では1日、複数の市民団体約30人が「『迎撃』名目のミサイル防衛発動を許すな!」と
平和を訴えたそうですが、私は(私たちもやっているのだから)当然こういう行動があって然るべきと思いつつ、憲法第9条を持ち出して世界平和を希求するなら、
平壌に行くことは無理でもせめて朝鮮総連本部前で「人民軍のミサイル発射を許すな!」とやっていただきたいのです。麻生首相による海上自衛隊護衛艦の
ソマリア派遣決定にせよ、今回の決定にせよ、全ては日本国民の生命と安全を守るためであり、現に日本海を縦断するフェリーは航路を変更しており、特に
秋田県の漁民たちは事態を憂慮しています。なぜなら第一段階で分離されるブースターなどの落下地点は日本海上であり、これは私たちの暮らしとはまるで無関係な
軍事作戦などでは決してありません。まことしやかに広がったMD構想の「日米軍産複合体」話や、実は新・日中戦争の勃発を画策する「米国による対日謀略」話も
興味深いでしょうが、日本の首相には国民を守る義務があり、使える手を全て尽くして対応するものです。そんな一国の首相が、G20首脳の中で序列の一番低い
扱いを受けたと(憤慨して報じるというより)あたかも嘲るように報道するメディア各社は、その原因の一端が自分たちにあることを自覚しているのでしょうか。
国際会合での発言権は、国家元首(大統領)・行政府長(首相)の順になっており、行政府長は在任期間の長い順番になっています。ここでは麻生首相が最も
「若い」首相でした。ですから、麻生首相自身は「そういうルールでしょ」と淡々としつつも、やたらに「日本はカネだけ引き出されて末席扱いを受けた。
麻生のせいだ」と騒ぎたがる周囲が異様に見えます。国際プレスセンターに掲示された3つの時計が、通例の「米東部」「ロンドン」「東京」ではなく、
「東京」に代わって「北京」になっていたことにも、何やら麻生首相のせいで日本の存在感が低下したかのように報じるのは間違っているでしょう。
正確に言えば、日本ではメディア各社が悪意をもって自国の為政者の人格否定にまで奔り、政権を潰してはまた潰すことが、このような事態を招いた一因です。
格下扱いを嘆くなら、小泉純一郎首相の任期満了後、今でも安倍晋三首相のままでよかったのではないですか? ならば在任期間はG20開幕の段階で
2年6ヶ月となり、少なくとも格下扱いを受けずに済んだでしょう。確かに、松岡利勝農水相をみすみす死なせてしまったことは安倍内閣最大の痛手であり、
安倍首相の様子がおかしくなり始めたのもあのころからでした。しかし、それ以前の欧州歴訪と麻生外相(当時)の東欧歴訪をほぼ無視したのが日本の報道であり、
そこで披露された「自由と繁栄の弧」が欧州各国の圧倒的支持を受けた功績など多くの日本国民には知らされませんでした。(日本の首相として初めてNATO本部で
演説したのも安倍首相でしたが、覚えてますか?)そうして「KY(空気読めない奴)内閣」扱いを受けて安倍政権は潰され、挙げ句に麻生幹事長(当時)が
安倍首相に引導を渡したかのような中川秀直一派によるデマゴーグまで流布されたのが、日本の報道・ジャーナリズムの正体ではありませんか。本日も書きますが、
目下の日朝関係は「準戦時下」に突入しており、その旗印のもとで呑気に「首相叩き」をしているわが国は完全に平和ボケしています。そんな暇があるなら、
米国のオバマ大統領がチャールズ皇太子カミラ夫人の肩を軽々しく触ったことや、伊国のベルルスコーニ首相の叫び声がエリザベス女王の著しい不快をさそったことを
指摘してみてはどうかというのです。少なくとも、オバマ大統領は格上の英国王族を軽率に扱ったのですから、こういう大統領をさらなる格上、即ち外交儀礼で
世界最高峰にある日本のご皇族に近づけないようにしなければなりません。(遠藤健太郎ブログ 4/4)

2009年04月06日(月)20時11分56秒