[ チャンネル桜が検証 NHKスペシャル シリーズJAPANデビューにサブリミナル効果! ] サブリミナルと言えば、かつてTBSが麻原彰晃の画像を一瞬時に
映し出し、そのイメージを視聴者に植え付けようとして、大きな社会問題に発展したことが想起される。当時同局は郵政省から厳重注意を受け、謝罪している。
かくしてサブリミナル効果は放送の禁手となったものの、今度はNHKがそれを狙った手法を採用しているらしい。四月五日に始まった「NHKスペシャル/シリーズ
JAPANデビュー」においてである。その第一回「アジアの“一等国”」は日本の台湾統治を批判するもの。親日的と言われる台湾の人々に歴史証言をさせ、
反日的部分だけを取り上げて「反日台湾」のイメージを視聴者に刷り込もうとの意図が明らかだった。そこでこのような印象操作に危機感を抱いき、批判を
続けているのが日本文化チャンネル桜だ。番組「桜プロジェクト」では「NHK「JAPANデビュー」問題総力特集」を連日放送しているが、四月十五日には
水島総社長が出演し、映像の専門家としての検証の結果、サブリミナル効果を指摘したのだ。それによると…。「シリーズJAPANデビュー」オープニングの
タイトルバックは約一分四十秒。その中の二十九秒から一分二十三秒まで、さまざまな歴史上の人物や出来事の写真が挿入される。まず「ドイツの鉄血宰相
ビスマルク」が登場し、「軍装の明治天皇」「帝国憲法発布式(CG)」そして第一次世界大戦での「戦車」「砲爆発」「戦死した戦友を担ぐ兵士」、次は
「自由の女神(CG)」「ドル札アップ」と「札が舞うウォール街(CG)」、さらにアウシュビッツらしき「収容所」と「囚人の顔」、次に「支那服姿の魯迅」、
そしてその横には「伊藤博文暗殺に関するビラ」が。これは一瞬にして見えないが、漢文で「三発の銃弾」と書かれている(これもサブリミナル効果だそうだ)。
そして「真珠湾攻撃を伝える米紙面アップ」「特攻機の炎上」「演説するヒトラー」「万歳をする日本軍兵士」、そしてその横に「死体の前で泣く支那女性」
(南京虐殺の写真と言われるもの)、「抱き合って泣く白人女性の肩に手をやる白人男性」、そしてそこに「軍装姿で敬礼をされる昭和天皇」が映し出され、
「悲しげな母親と赤ん坊の顔」「原爆ドーム」と続く。水島氏の分析によると、これで「昭和天皇のおかげで戦争が起き、その結果原爆が落ちた。昭和天皇は
ヒトラーと同じだ」との印象が国民に刷り込まれて行くと言う。写真は続く。「毛沢東」「ガンジー」が反植民地の良いイメージで登場、次いで肉眼では
判別できない画面に、「チャーチル」「ビスマルク」「魯迅」「悲しげな母と赤ん坊」など多数の写真が舞い、その後突然、緑色の影が横切る。それは
「ベトナム戦争での米陸軍ヘリと兵士たち」の写真なのだ。それが映るのは時間にして約三分の一秒(10フレ)。もちろん静止画にしなくては、まった見えない。
水島氏はこれを「サブリミナル効果だ」と断じる。「反米反戦」思想をする込もうと言うことか。「戦争を知らない若い人たちは映像で印象を受ける。これでみな
刷り込まれる」と語る水島氏。このような映像がシリーズ毎回で繰り返し流され、視聴者にはNHKの作り上げた反日、反米、反戦のイメージが植え込まれるのだろう。
「中国が泣いて喜ぶ内容だ」と水島氏は評する。水島氏は「朝日新聞は明らかに反日とわかるが、NHKはそれとは違って陰険。こう言う操作をやっているのだ」
と語る。そのことが明らかにされたNHKは、国民に対していったいどのような責任を取るのか。(台湾は日本の生命線! 2009/04/16)