マイラーズカップの事もあとで書くがまずは中山グランドジャンプ。今年は大接戦だったな。面白かった。最後の直線、どっちだどっちだと言う様な争いだった。
結局は追い掛けるキングジョイを抑えきってスプリングゲントがJGI初制覇!と言う事で終わって見れば1番人気と2番人気の2頭で決まったこの名勝負。
これは名勝負と言ってもいいだろ。戦前には「マルカラスカルもメルシーエイタイムも居ない…」みたいな事も言われて低レベルだとか言われていたがなんのなんの。
十分にレベルの高い勝負だったと言ってもいい。それにしても最後はクビ差か。しかし2着キングジョイと3着オープンガーデンとの差は大差。
そして。何よりも今年は落馬競争中止が1頭も出なかった。出走した15頭が全馬無事に完走を果たしたと言う事がそもそもの大いなる喜びの1つだと確信している。
レースの展開としては逃げたコウヨウウェーブがレースを引っ張って道中は非常にいい感じで逃げていた訳だが大生垣障害を超えてバンケットを下った辺りから
急激にペースをガクンと落としてバテてしまった所でその後ろにつけていたグループが2頭3頭前に出る形となった。2周目の3コーナー付近から
人気の2頭が前に出る形となって長い長い合わせ馬の様な形となった。結局そのまま4コーナーも回って内にスプリングゲント外にキングジョイ。
2頭並んだまま最後の直線に置かれた置き障害を飛越して坂を上がってからの勝負となった訳だがスプリングゲントがキングジョイをクビ差抑えて先着を果たした。
いずれにしてもこれは名勝負。そして3着との差は大差。実力的にこの2頭が抜けていたと見るべきだろうな。3着以降も弱くは無い。上位2頭が強すぎただけ。
そして全ての馬がゴールを果たしたと言う事でこれにも拍手を送らなければならないな。と言う事で今年の中山グランドジャンプは間違いなく好レースとなった。
そしてマイラーズカップの方は人気のスーパーホーネットが勝った。直線に入っての加速は素晴らしかったが最後はバテたか?と言う様な内容だった。
外からカンパニー。内からスマイルジャック。ちょっと迫られてしまったな。その辺り「衰えか?」とも思ってしまう様なそんな内容だった。
もしくは一瞬の脚しか使えないのかもな。そこら辺、安田記念へ向けての試運転としては休み明けだし仕方のない部分もあるが少しだけ不満に思った事も事実。