そう言えば。現在放送されているVISA(クレジットカードブランド)のコマーシャル。野口英世、夏目漱石、福沢諭吉に扮した3人ともう1人のシャツの男。
以上の4人が世界中でダンスをしながら「(日本を背景に)円が、なくても!」と言う様な形での言い方で「各国をバックに(各国の通貨)が、なくても!」
と言って通貨を持たなくてもカードで決済が出来る事の利便性を説いているそんなコマーシャルが流されている。…コマーシャル自体はどうでもいい訳だが。
その「もう1人のシャツの男」に対してコマーシャルの最後では「君は誰?」と言う様な投げかけのセリフが言われている。…それもどうでもいい話だが。
むしろ。このコマーシャルに出演しているその「シャツの男」はもう既にネットに精通している連中であったら気がついているとは思うが世界各国を渡り歩いて
同じ様なダンスを行なってそれを繋げた映像をネットにアップして例えばYoutubeで大量の再生回数を叩き出している男だと言う事はすぐに気がつく訳だが。
俺も「あ、あいつだ」と言う事ですぐに気がついた。そしてこれは俺の親の様な情報精査弱者では全く気付く事が出来ない。何せネットに精通していないから。
俺が今回の日記で書きたい事としては「やはり情報の仕入れルートは根本的に見直されるべきだな」と言う事。それともう1つ
「テレビのコマーシャルを作る連中までもがこうやってネットで活躍している連中を引っ張って来る様になってきた」と言うパラダイムの変化が起きた事。
この2つを書きたい事として今回取り上げる。リアルのコマーシャルの世界もネット頼みと言う逆転現象が発生してしまっている。つまりそれは
ネットに精通している側からしてみれば「何を今更(嘲笑)」と言う事で正直言って嘲笑の対象にしかならない件について。法人連中がこうしたネットでの
「人気者」を引っ張れば引っ張って来る程。ネットで話題になっている事を持って来れば持って来る程。そのアイディアの無さと軽さに失笑してしまう。
と言う事で。もはや「既存メディアはオールドメディア」と言う事で「その老けたメディアなんかに拘る事が何よりも恥ずかしい」事へと繋がっていく訳で。
むしろこんなコマーシャルでは「この人の何が凄いのか」がさっぱり伝わらない。単なる踊ってる男。と言う認識しかされない訳だが。むしろ長編。
ネットにアップされている踊り踊りまくる映像の方が分かりやすい。インドのムンバイからスタートする4分少々の動画の方がよっぽど分かりやすい。
こうした「分かりやすさ」「凄さ」と言う物もオールドメディアでは伝える事が出来ていない。軽く上っ面だけを借りてきただけの嫌らしさ。
そうした嫌らしさと言う物が既存メディアがそっぽを向かれて嫌われる理由。おいしい所だけを持っていこうとしてそれさえも不味く料理してしまった様な感覚。