[ ラビア・カーディルさん講演会の内容変更について ] ご案内申し上げておりました「ラビア・カーディルさん講演会」は、やむを得ない事情が発生し、以下のような
事態に立ち至りましたので、謹んでご連絡申し上げます。7月31日、米国議会・下院外交委員会が急遽、「ウルムチ事件」に関する非公開ミーティングを開催する
ことになり、ラビア・カーディルさんの見解と証言を求めて参りました。この会議には、これまで下院に於いてウイグル問題を積極的に取り上げてきた民主党議員で
「国際組織、人権及び監視委員会」のデラハント委員長や、共和党のローラバッカー氏が参加します。そして、ウルムチ事件について下院がどのような態度を示すか
決める重要な席になるとのことです。彼女は当然、日本訪問を理由に断ることを考えましたが、米国議会開催期間の最終日を使って(アメリカ議会は8月1日から暫く
夏期休暇で開催されません)、「ウルムチ事件」を取り上げ、事件への米国の姿勢を明確に示して欲しいという考えは、多くの在米ウイグル人が抱いている「希望」
でもあり、そこでの証言を断るということは実に重い結果を予想しなければならないことでもありました。そこで当実行委員会としては、誠に遺憾ではあるものの、
このラビアさんの苦衷を察し、下院ミーティング出席のための30日朝の米国への帰国を認めることといたしました。ただし、30日夜の講演会は主催者としての
責任も考え、以下のように内容を変更して開催することといたしました。 (1)ラビアさんには予定していた講演の内容を、29日に長時間のメッセージビデオという形で
収録してもらい、当日はそれを会場で流して講演に替える。 (2)ラビアさんのご主人であるシディック・ハジさんには日本に残ってもらい、当日はラビアさんの代理として
挨拶とお話をしてもらう。ちなみに、ご主人は学者であるとともに、かつて中国の監獄に政治犯として9年も収監された経験をもつ運動家でもあり、ご自身の体験と
ラビアさんについて、ウルムチ事件について大変有意義なお話が伺えることと確信致します。以上、講演会主催者としてこのような事態に大変責任を感ずる
次第ですが、何卒このような事情をご理解いただき、ご容赦たまわりたく、お詫び申し上げる次第です。なお、その上で、できることなら当日も何卒ご参集を
たまわりたく、誠に厚かましいお願いとは存じますが、併せてお願い申し上げる次第です。ラビア・カーディルさん講演会実行委員会(7月28日)
事情が事情だけに仕方がないわな。あくまでも日本に来日して頂ければそれでぶっちゃけ目的の大半は達成した様なもんだから実行委員会の代替案を俺は支持する。