2009年09月10日(木)白い幻想

広角単焦点レンズのネットオークションでの平均落札価格が大体7000円程度か。…素直にキットレンズとは言えデジタル専用設計のDAレンズの中古にも手が届く。
ズーム要る?と言われたら「微妙な画角の調整と言う意味では要る。1ミリ2ミリ。自分が動けばいいんだが動けないケースが時々ある」と言う事で普段使いには必要。

結局普段使いはズームレンズにならざるを得ない。勿論単焦点の方が写りが良い事が多数なのも分かってはいるんだが経過年数による劣化が最大の問題ごと。
なんだかんだ言ってMレンズは発売開始から30年以上が経過している。30年近くではなく30年以上。「1976年発売」で今から33年前。ルイスが生まれてない。
カープのルイスが30歳だから生まれる前に発売されたレンズ。と書けばその年月が良く分かる。…別にレンズ性能をバカにしている訳ではなく
「その間に一体何人のオーナーの手を経由して何千何万回とシャッターを切られてその瞬間を写真に納めて来たのだろう」と言う事を考えた場合
相当の劣化は隠しきれず勿論埼玉県にあるレンズ工房に持っていけば修理は可能だが逆に言えば修理価格が7000円程度だとした場合落札価格と
修理価格が同程度で15800円程度になる。…それだけの金を支払ってじゃあ手に入れたレンズは普段使いにはちと厳しめのマニュアル単焦点レンズ。

と言う事で単焦点をバカにする訳では無いが「デジタルでは焦点距離が1.5倍される事」「修理しても修理しきれないケースもある事」を考えた場合
「費用対効果」と言う意味ではあまり芳しくもない。と言う風に判断しただけの事。悪いレンズではないが年月と落札価格とを天秤にかけた場合答えはノーになる。

やはり「元々の落札価格が3000円程度で無いと積極的には手に入れられない」と言う事でそこら辺での出品者の微妙な金銭感覚のズレ。が見て取れる。

2009年09月10日(木)14時39分11秒