記者会見。発表自体は13時からなんだが既に情報は漏れだしてきている。今回は3色のカラーバリエーション。赤、白、青と言うか深みのあるジーンズの様な色。
…これは売れる。で、黒は?勿論普通の黒いカメラボディもあるよな?確実にそう言ったカラーバリエーションを嫌う層も一定数居るからな。…いやぁ〜これは売れるわ。
大体情弱と言うのはカメラの性能の違いだとかグリップの感触だとか写真のノイズがどうたらこうたらだとか言う事にはさっぱりその違いを見いだす事が出来ない。
この世の中は「如何にして情弱を騙して売るか」が鍵となる。…そう言う意味ではあまりにも分かりやすい対情弱汎用兵器をペンタックスは作った感じだな。
情弱をこれで迎撃する。…これは売れるぞ?カラーバリエーションに捨て色が無い。3色なら、被って嫌がる事もあまり無い。特定の色に人気が集中もない。
下手したら3色全部買い揃えたっていいレベル(笑)金持ち辺りは買うんだろうな。世の中には金持ちと言う人種が居りましてな。何故か居りましてな。
そう言う訳で今回のK-x。広告を大々的に(テレビとかイラネ。あくまでも店頭での広告。そもそもペンタックスって言うブランド自体が知られていない。
俺が藤岡に行った時にレンズ描写テストで女の子レイヤーさんを撮影した時にたぶん高校生から大学生ぐらいかな?もうちょっと前後に年齢のマージンは
あると思うが俺の持ってるカメラの話をちょろっとした時にペンタックスって知ってる?と聞いたら知らないです…みたいな事を言われた時には俺おっさんや!
みたいな感じでの一種のブランドに対するジェネレーションギャップを感じた訳ですが?やはり店頭に無いと言う時点で情弱は触りもしないし知りもしない)やれ。
あとは性能か。電源オンオフの隣のバルブシャッター的なアレとか今回もつかないんだろ?まぁ基本性能はK-mになんか色々と足しました的な所に収まる。以下。
「1240万画素CMOS」「720p動画撮影可能」「11点AF(9点+ライン2点)」「視野率96%、像倍率0.85倍」「2.7インチ23万ドット液晶」「ライブビュー搭載」
「重さ約516g(本体のみ)」「単3電池4本駆動」「最低感度100、最大感度6400(拡張モードで12800まで可能)」「最高シャッタースピード6000分の1秒」
「キットレンズはK-mと同じ手抜きのDA Lレンズになります。まぁ手抜きと言っても光学性能だけは手を抜いていないから野球で例えるなら犠牲フライか。最低限」
そんで「外観はまんまK-m。カメラに詳しくない奥さんが配偶者だったら買い換えて置き換えても気がつかないレベル」「?ボタン廃止。そこにグリーンボタン搭載」
「電源ランプは緑から青へ」「K-mの投げ売りが始まってしまうのも分かるわー」「ストロボアップと削除ボタンが同一化されました」「K-mとはちと違うボタン配置」
「再生、ライブビュー、インフォ、メニュー、その右隣に十字キー。AFボタンの下に小さくAE-Lと書いてあるんだが…OKボタンでもAFが効く様になるのか?」と言う事で。
これは売れる…。普通に欲しいわ。って言うか俺が1台欲しいもん。赤にしようかそれともジーンズ色にしようか。ハゲしい価格アップとかねぇよな?(笑)
上手く宣伝すれば下手したらこれは今まで散々エントリー情弱市場を食い散らかしてきたキヤノンやニコンが涙目になる様な展開も見えてくる。っつー事で。
「CM:電池切れで撮影チャンスを逃した事はありませんか?ペンタックスのK-xなら単3電池で本体が動作!電池が切れてもコンビニへ。撮影続行の楽しさ。ペンタックス」
「CM:カメラの色は黒かシルバーだけだと思っていませんか?ペンタックスのK-xなら3色の特別カラーバリエーション、赤、白、紫からお選び頂けます♪ペンタックス」
みたいな上手いこと購買意欲をかき立てる様なコマーシャルを店頭で流せるかどうか。大体情弱は家電量販店に行って最後の審判を下すからな。「そこ」こそが重要。
テレビとかは重要ではない。指名買いではなく大半が「家電量販店に行って『ねぇどれにするぅ〜?』と言う風に悩み迷う様な展開」なのが情弱クオリティと断言しておく。
あとは価格か。アメリカでの価格は発表されている。1ドル91円換算で日本円に直すと「レンズキットが59150円」「ダブルズームキットが68250円」
「キットレンズと55-300の超ズームレンズとのダブルズームキットが77350円」と言う事で正直言って「かなり安い…」と言うのが俺の感想。
今回。モデルの外装はK-mと同じ。つまり「金型を流用する事が出来た」「液晶だとか、ファインダーだとかの部材はK-mと同じモノが使える」
これがコストダウンに繋がってのこの結果となる。レンズキットとボディ単体はそんなに実売価格では差のつかない商品な訳だが単純に考えると
59150円からレンズ分のコストを3000円と考えてそれを差し引きすると大体56150円ぐらいでこの次のモデルが出る頃には末期の値段が38150円程度。
と俺は見ている訳なんだが。…いずれにしても「これは売れるカメラを作ったぞペンタックスは」「ペンタックスの復権じゃ!」「中古レンズを確保しろお!
ハードオフのジャンク棚からペンタックスのレンズがごっそり無くなっても知らんぞお!」「レンズ工房が忙しくなりそうです(棒)」と言う事でマジやべぇっす。
あとは急激な円高円安でもあればまた価格は訳わかんない事になってしまうんだがまぁ1ドル91円は今の所は「俺も国力としてはそれぐらいで適正だと思う」
なので「日本とアメリカで激しい価格差が生まれました」にはあまりならないと考える。まぁいずれにしてもあとは「知名度」だけだなぁペンタックスは。
いや。あくまでもカラバリの方が。黒はあんまり売れないと思う。理由は暗いから。カラバリが+1万円ぐらいか?だな。むしろカラバリの価格の方をバーゲンにしろ。
そう言う訳でとまむさんの脳内ではうみねこEP5のBGMの「Final Answer」が流れてるからさっさとボディを売る準備をしてレンズもハードオフて探して来るw
「うおおおおおおおおおお!ペンタックスのK-xが欲しい奴から、前へ出ろよおおおおおおおおおお!!!」 楼座さんもご推薦です、うー♪(笑)