2009年09月30日(水)ポンペイウスドーヅドローズ

[ 意見を聞かせて下さい ] 昨日の事故で永井秀樹さんが殉職されました。お世話になっていた先輩ですので最後に挨拶だけさせてもらいに行ってきました。
今でも信じることが出来ません。こういう事故は二度とあってはならないし無くしていかなればいけないとおもいます。しかし、こういった事故があったにもかかわらず
心ないコメントが入っていました。確かに自分たちは博打の駒かもしれません。だけど、博打の駒の前に一人の人間です!その人の人生があるんです!
自分のことを大切にしてくれる人がいたり守っていかなきゃいけないものがあるんです!一人の心ない一言で傷つく人がいるんです!僕らの仕事を知らない人に
知ってもらうためや応援してくれるファンのためにこのブログを始めましたが、人を傷つけるための場なら僕はこのブログを閉鎖したいと思います。
皆さんの意見を聞きたいのでコメント頂けるとありがたいです。長々と申し訳ありません。(荒尾聡 2009年09月28日 15:06)

とりあえず落ち着け。文脈が飛んでるぞ。言いたい事は分かるがとりあえず要点を整理しておく。簡単に「ネットとの付き合い方は捉え方一つで変わる」と書いておく。

まずは今回の事故の事。タイヤが原因だとかなんだとか言われているが特定の原因は「ない」と俺は思ってる。あくまでも複合的な要素が絡み合っての事故。
俺はそう考えている。事故を防ぐ手だてはあんまりない。工夫はあると思うんで工夫は積極的にするべきなんだがむしろ事故が起きた後の事をどうするか。
そっちの方が重要。今回のこの事故なんだが8車中5車が落車したにも関わらずレースそのものは続行された。これが腑に落ちない。速攻で赤旗を出してレース中止。
レースそのものを不成立として車券は全て返還し速攻で怪我をしたであろう選手をあまり身体を動かさない様にして収容して「速攻で」病院へと運ぶ。
そう言う事をしなかった今回の飯塚オートは売上金至上主義とか言って叩かれても不思議はない。勿論すぐに収容したからと言って助かるかどうかは不明。
しかし家族や関係者からしてみれば「打てる手を全て尽くしての結果」なのか「いや、これはこうした方が良かったんじゃないか?と思ってしまう様な結果」なのかによって
それは選手が主催者に対してどの様な心境を抱くのか。ファンが主催者に対してどの様な心境を抱くのか。そうした面での「今後」が違って来る。それが人間だからな。
勿論タイヤの工夫やエンジンの工夫だとかで安全性を高めると言う内容の事は必要。しかし高速モータースポーツなんだから事故は発生したっておかしくない。
むしろ「事故が発生したらどうするのか」と言った態勢に関して選手やファンからの不信感を抱かせない様な態勢の構築。と言うのが今回は必要だったな。と考える。

そして次はブログのスタンスについての事。まず「閉鎖はすべきではない」と書いておく。理由は簡単で「心ないコメントを吐く奴と心あるコメントを吐く奴の比率」を見ろ。
コメントが100個あってそのうちの1個や2個が誹謗中傷で残りの99個や98個が応援メッセージだった場合その比率は圧倒的に「応援」の方が多くなる。
そもそも全ての人間に好かれようなんて言う事が無理。嫌いな奴好きな奴。そんなのは人間である以上出来て当たり前。誹謗中傷?そう言う頭のおかしい奴も居る。
この国だけで1億2000万人近くの人口が存在している訳だからな。とまむさんも人生の中で会った事が無い日本人の方が数字の上では圧倒的に多い。
それが現実なんだからたかだかちょっとの誹謗中傷コメントでいちいちブログ閉鎖なんて検討していたら身が持ちません。と言うのが現実。まずは比率で判断しろ。
そして次に。ブログのコメント欄なんて言うのは書き捨て書きなぐりが容易になっている。ブログを書いている側の人間は嗜好や素性。そう言った物が見えている。
それに対してコメント欄の人間はそう言った素性が見えていない。コメント欄なんて言うのはブログの持ち主にアンフェアな物。そー言うモン。っつー様な考え方のシフト。
これが必要になる。世の中頭のおかしい奴なんてゴロゴロ居る。そう言う「奴」でも書けるのがブログと言うシステムのシステマティック部分に存在しうる欠陥。
「世の中そう言うもん」「ブログなんてそう言うもん」「応援コメントの方が多いんだったらそれでいいじゃん」と言う3つのファクターに頭を切り換えられるかどうかが重要。
まぁそう言うバカどもに対する対策としてはホスト単位でアクセス禁止の措置を取る、あまりにもひどければブログサービスの提供会社に通報する。色々あるけどな。
とまむさんも普通にサイトでアクセス禁止の措置を海外からのアクセスのお行儀の悪いホストに対してこのサイトでは実行しているからな。そうした手段もまぁまぁ有効。

次にオートレース選手は博打の駒なのかどうか。これの結論は「NO」になる。1人の人間?それはYESでもNOでもなく「当たり前」の事なのでいちいち議論はしない。
博打の駒かどうかは車券をそいつが買ったか買ってないかで決まる。つまり車券を購入すると言う意志は選手が与える物ではなく最終的には自分の判断となる。
そこのマインドには選手が関与する事は殆ど無い。せいぜい番組屋が面白い番組を作れるかどうか。そう言った主催者のファクターの方が比率は大きい。
結局車券を買うと言う意識を実行に移した奴ら「だけ」の幻想描写に過ぎない。車券を買っていない奴「から」見た場合オートレース選手はモータースポーツの選手。
つまり博打の駒と言うカテゴライズからは外れる事となる。…結局博打の駒かどうかは車券を買ったか買ってないかで決まる訳で選手が車券を強制的に
買えよ!!!とか言って脅迫を行って買わせるなんて言う事が出来ない以上車券を購入すると言う最終決定は買う奴1人1人の脳内で決まる。答えはNOになる。

こんな所だな。要点を整理しきちんとした意見を書くとこう言う事になる。とりあえずブログ閉鎖はやめておけ。ぶっちゃけ誹謗中傷に負けたって思われて
それは誹謗中傷なんて平気で書ける奴らの歪んだ精神を更に満足させてしまうだけの行為でしかないからな。そうしたバカに泡を吹かすには続行こそが有効手段。

2009年09月30日(水)02時43分38秒