2009年10月15日(木)つまりは、そう言う事か。

[ 野村謙二郎 新監督 就任記者会見! ] 野村謙二郎氏の、広島東洋カープ監督就任が決まり、18代目15人目のカープ球団の監督が誕生することになりました。
背番号は77番に決定し、野村新監督には来年度から優勝を目指すという形とともに、優勝争いに向けてのチーム作りをお願いしております。昨日球団から正式に
話を頂きまして、球団の熱意と僕の熱意といろんな話をして、気持ち良く監督をするということになりました。チームはここ数年低迷しており、悔しいシーズンを戦って
きたわけですが、カープの黄金期、その時のたくさんのファンの期待に応えるように、やるからには優勝を目指して戦っていきたいです。今の気持ちは、少し大丈夫かな
というところもありますけど、すごく張り切っていて「やるぞっ!」という気持ちで勝つことしか考えてないです。監督を引き受けるにあたって、迷いはまったくなかったです。
僕も17年間、カープで選手としてやってきて、いまこうして後輩たちが伝統を受け継ぎながら一生懸命戦っているプレー姿というのは、非常にOBとしても嬉しいですし、
なかなか成績が上がってこないという悔しさもOBとしてあります。そういった中、自分がこの球団に入って指揮をとりながらチームを強くしていく。自分が少しでも
チームの力になれて、カープを応援してくれているすべての皆さんの期待に応えられるようにできたらいいなと今強く思います。僕は勝てる野球を目指します。
今シーズン、本来カープがやらないといけない走塁を他のチームにやられていました。あれを見たときに、非常に残念なことだと思いましたね。すばらしい走塁、
これはカープの伝統でもあるので、もっともっと選手にやってもらいたいです。単なるスピード野球・機動力といいますと、言葉がおおまかになってしまうのですが、
カープらしい野球をしていきたいです。現役時代いっしょにやっていた選手もいますし、自分の若さを前面に出して、極力グランドで自分も体を動かしながら戦って
いきたいです。現役を引退してから変わったといえば、この素晴らしい球場ができたということ。これは選手にとってもファンにとってもすばらしいことであると思います。
この球場は正直まだ自分たちのものになっていないなという感じがするので、自分たちのものにできるように戦っていきます。来年以降、みなさんに愛されるチームで
あるとともに、ファンの人たちにこの球場に来るのが楽しい、試合に勝って楽しい。と思われるようなチーム作りをしていきたいと思います。期待の大きさというのは
あまり感じていないですが、これから徐々にグランドに出たりすれば、緊張といいますか重みといいますか、そういったことがひしひしと感じられるんではないかなと
思います。とにかく、強く、シーズン終わった時に「よくやったぞ!」と胸がはれるようなチーム作りとそんな監督になりたいです。背番号77はいうまでもなく
現役時代に私が付けていた番号に1つ7が増えただけです。7を付ける気はなかったですが、7はカープの中で自分の思い出、重みというのがあるんで、
7を足してもらいました。あんまり深い意味はないです。チームは全部強化します。技術もそうですし、精神的なこと、野球に対する考え方、すべてレベルアップして
もらいたいです。自分の中でこういう野球をするというのは頭の中にはあります。自分の目指す野球を一生懸命やって、とにかくクライマックスが目標では
ないわけですから、優勝を目指す!選手にもそうゆう気持ちで、Aクラスを目指すというのはやめてもらいます。それが周りから笑われようが何しようが、自分たちが
頑張って戦っていく、そういうチームにしていきたいです。選手たちに言う第一声は、「勝ちに行くぞ!」となる思います。それ以外のことは、今頭の中にないです。
ファンのみなさま、今年、すばらしい球場ができました。そして、地元広島のファン、関東などでもたくさん応援してくれているカープファンが全国にいるなということを
改めて思いました。僕が現役をやめるときに、3つの日本一という言葉を言ったんですけども、僕は今この球場は日本で1番すばらしいと思いますし、ファンも日本一、
あとは選手が結果を残して日本で1番すばらしいチームになることだと思います。改めて3つの日本一を自分の胸にしっかり構えて戦っていきたいと思います。

2009年10月15日(木)05時08分02秒