2009年10月16日(金)オールタイムジェシカ

カメラの話。俺がコンデジを欲しがらない理由の最も大きなポイントとしては「後加工が出来ない」で終わる。ハッキリ言って今のカメラは画質なんて高画質ではない。
って言うかフルサイズでも普通に「画質汚ねぇなぁ」の一言で終わる。何故そうなるのか。答えは簡単で「美しい景色なんてこの世には滅多に無い」の1行で終わる。
つまり「汚い物を撮ってしまえば汚くなるのは当たり前」で。フルサイズのデジタル一眼でウンコにピントを合わせて撮影しても美しい写真ですねにはならねぇだろ。

ハッキリ言って今のデジカメはフルサイズも含めて後加工が必須。つまり「パソコン上で画像データをいじくりまわす事」が必須の行為。例えばダイナミックレンジ。
明らかに明暗の差異を明るい所から暗い所まできちんと描画出来ている様なカメラがない。つまり露出アンダー気味撮影で後でシャドウ面を持ち上げる様なやり方。
それをやるしかない。最近ではカメラがそう言う事をやってくれますよ的な機能も備えている場合が多いが一眼の液晶モニター上で納得の行く絵かどうか分かる訳が無い。

結局は自分の好きな色味に合わせたパソコン用モニタでの調節。が最も確実だな。ガンマ補正。コントラスト補正。シャドウ補正。シャープネス補正。色々要る。

こうした作業を行う為にはRAWが最も現実的。JPEGは最初から圧縮されてしまっている上にカメラメーカーによっては圧縮し過ぎ!みたいな所で圧縮痕が入って来る。

「カメラ内JPEG現像で圧縮の激しいメーカー:フジフイルム、ペンタックス」「圧縮のあまり激しくないメーカー:キヤノン」で他はよぉ知らん。大体そんな感じなんで。
つまりカメラ内現像に任せる訳にはいきません!それだったらRAW現像ソフトで追い込んでから自分の好きな圧縮率でJPEGとして吐き出した方がよっぽどマシです!

と言う現状になっている。…つまり現在の世の中ではRAW撮影は殆ど義務的な行為に近いと言う事で。それが出来ないカメラっつー時点でちょっと萎える訳だが。

そしてコンデジで数少ないRAW現像可能なデジカメもあるにはあるんだが、今度はコンデジセンサーと画素数の関係。と言う物が浮かび上がって来る。
要するに「コンデジのセンサーの大きさを考えればそれは詰め込み過ぎだろお前ら」としか思えない様な画素数を積んでいる場合RAWで撮影したって意味が無い。
RAWは生データ。その「生データ」の時点で画素数を積み過ぎて写真と言うよりも「カメラの中に住んでいるデジタルと言う名前の画家が描いた絵画」としか
思えない様な如何にもこうデジタル!って感じの情緒もヘチマもへったくれもねぇようなデジタル臭い臭い超臭いような絵ぇしか吐き出して来ないと言う。

生のデータ。の時点でそれ。だからRAWがどうこう言う以前の問題。生の魚が腐っていたなら刺身にしようが焼き魚にしようが喰えません。そう言う事です。
あとは「廉価なコンデジに搭載出来るレンズの質(明るさ暗さ、描写能力、レンズユニット1台辺りに掛けられるコストその他諸々)でコンデジには期待出来ない」
と言う様な「ガワのコスト」も考慮してしまうとますますコンデジと言う物の立場が廉価なデジタル一眼レフと比較してしまうと無くなってしまう訳なんですね。

「コンデジの方が小さくて持ち運びに便利、スタバでキャラメルマキアート飲んできたよ☆的な写真を撮るのも楽」みたいな意見もあるからな。それは否定しないが…
「スタバって暗くね?ぶっちゃけた話。あの店内の暗さはお化け屋敷1歩手前、とか俺思ってんだけどそれでコンデジって感度幾つになってんだ?」と言う疑問はある。

デジタル一眼でもボディそのものは「おっきめのコンデジ」とおんなじぐらいじゃねぇ?と言うのが俺の見解。むしろレンズのせいで大きく見えるんだろ?と思ってる。
だったら単焦点のパンケーキでいいと思うが。パンケーキサイズのレンズだったらスタバでキャラメルマキアートとか撮っててもギリギリ許容範囲なんだが?俺的には。
単焦点と言えばペンタックスだわな。ただ個人的には「DA24 F2.8 Limited」とか欲しいんだが出ないねぇ。マジで。APS-Cでは36mmになるこの焦点距離。
最短撮影距離は0.2mとか欲しいんですけど。DA15(長さ39.5mm)でこれはちと長いな。DA21(長さ25mm)、DA40(長さ15mm)と言う事で25mmと15mmの中間。
個人的には23mmとか言う短いレンズにする事が出来ると思ってる。何故24なのかと言えばおそらく出てくるであろうペンタックスのフルサイズのデジタル一眼。
それにもケラれなく取り付ける事が出来る様にならなければ新規にレンズを開発する事の意味が無い訳だが。DA18-55のキットレンズを銀塩に取り付けた奴の
報告からは24からはケラれなく行けるっぽい、と言う様な報告が届いている。イメージサークル的にはそこがギリギリか。なるほどな。

「フルサイズでもギリギリ行けるイメージサークル」「薄型パンケーキ単焦点レンズはペンタックスの十八番」「APS-C換算36mmは使いやすい画角」と言う事で。
これだったらスタバでキャラメルマキアートを撮影していても特別違和感もないですな。携帯カメラ、コンデジ、パンケーキレンズ装着の一眼。どれも違和感なし。
って言うか「PENTAX-M 50mm F2」が長さ31mm。これよりは短い方がいいわな。そう言う訳でペンタックスの中の人は早く新規レンズの開発に戻るんだ。

コンデジと比較してデジタル一眼の方が画質は圧倒的。最近では動画撮影出来る一眼も増えてきた。フルサイズは正直言ってまだ重過ぎる。
K20Dとキットレンズの組み合わせを持ち上げた時にとまむさんは思わず口から「重っ!」と言う言葉が出てきた。これよりも重たい時点で話にならない。
高感度はフルサイズの方が圧倒的に強かったがAPS-Cも追い上げてきた。K-xは俺的にはISO3200までが常用範囲。それ以上はケースバイケース。結論はそれ。
ここまでの高感度を獲得する事が出来ればひとまず困る事はないだろう?まさかISO6400をノイズレスで撮影したいですって何を撮影するつもりだよ。
盗撮でもすんのか?それとも夜中にシャワーを浴びてる1人暮らしの女の子のお風呂でも超望遠レンズでも使ってパシャパシャ撮影してオナるのか?お前。

まぁそこまでする事もなしにそれだけの高感度をノイズレスで撮影したいとは思わないしって言うかそれだけの高感度が必要になる現場って例えば何?
居酒屋程度だったらISO3200でいいと思うんだけどなぁ。それだけの高感度をノイズレスで撮影するって何?プロのカメラマン?それだけノイズレスで撮っての
見返りってなんなの?単なる趣味?にしてはアホ過ぎない?カメラのデカさとその他諸々とお前空気嫁って言われる様な感覚じゃねぇ?ごめん俺には理解不能。
そこまで高感度でノイズレスな写真を「趣味で」撮影してその見返りが何も無いってぶっちゃけコスパ悪過ぎる上にデカいカメラを取り出して来るなと(笑)

…と言う事で色々とバランスを考えた場合には最近はデジタル一眼レフもお安くなりましたな的な事でのボディ内手ブレ補正で古いレンズも使える単3電池で
駆動可能なペンタックスと言うのはまぁ悪い選択ではございませんな的事で。K-xの各種レビューも上がって来ました。俺の予想通りの写りでした。マジで。

2009年10月16日(金)17時43分44秒