[ SG第41回日本選手権オフィシャルガイドブックについて ] いよいよ10月30日から始まる日本選手権オートレース。今年はスポーツ報知の淡路哲雄記者監修の下、
日本選手権オフィシャルガイドブックを作成いたしました。高橋貢選手の独占インタビューを始め、出場全選手の顔写真・走行写真を掲載した永久保存版です。
10月24日(土)GII若獅子杯争奪戦4日目から全場にて一斉配布いたします。数に限りがありますのでお早めにレース場にお越しください。
[ 高橋貢「現役最強」じゃない。「史上最強」−。 ] 高橋貢をそう評して異議を唱える者は、もはや完全なマイノリティーだろう。ファンだけではない。
日々、共にバトルするライバルたちが、そのことを一番思い知っている。 淡路哲雄・スポーツ報知=文
▼貢のテクニックは凄すぎる。何度も一緒に走ったが、危険な思いをしたことなんて一度もないさ。(川口・篠崎実)
▼貢さんの牙城を崩せるかって?みんな、何もわかっちゃいない。今でも貢さんがダントツの王者だよ。レーサーとしても、そして人間としてもね(船橋・永井大介)
▼一番スピードのある選手?一番強い選手?そんな質問してどうするの。貢さんとしか堪えられないよ。(船橋・牧野貴博)
来る日も、来る日も、勝ちまくった。あらゆる記録を塗り替えた。ずっとトップの座を守り続けた。しかし、ここで、命題が生まれた。「あとは何をやり遂げればいいのだろう?」
絶対王者と呼ばれる男だけが直面する、ディープで悩ましい葛藤である。高橋が、心境を吐露する。「ずっと、モチベーションをキープし続けることは、正直言って厳しい。
”頂点に立つ”ためには、ガムシャラにやらないと達成できない。でも、”頂点を守り続ける”ためには、ガムシャラだけではだめなんです」。高橋は、さらに続ける。
「誤解を恐れずに言うならば、どこで力をピークに持っていくか。そこがポイントでしょうね。ひとつの開催中でもそうだし、年間を通してもそう。トータル的に考えて、どう
やって力を分配すれば、最終的に、最も望ましい結果を得ることができるか。それはいつも念頭にあります」。「マラソンだって、そうじゃないですか。ゴールがあるから走り
切れる。でも、ゴールがどこなのかわからなかったら、ずっと走り続けることは難しいですよ」。”レーサー高橋貢”としてのゴール、終着点は、一体どこなのだろう。「整備に
してもね、まだまだなんです。もっと、もっとたくさん走って、とにかくデータを集めたい。整備を極めるためにはね、そうですね、あと50年はかかるでしょう。いや、本当に」。
ファンや選手たちが、”貢がNO1”といくら叫んでも、本人が目指す、見据えるその先は、まだまだずっと高みに設定されている。絶対王者たるゆえんは、そこにある。
同じ伊勢崎にロッカーを構える柳泰樹が、こんなエピソードを紹介してくれた。「いつだって一番最後に、検査場へ到着するマシンは、決まって”Fニーナ”なんですよ。
一番強い人が、一番遅くまで整備に向き合っている。そりゃ、強い訳だよ」。「オートが好きなんでしょうね。きっと」高橋は、笑う。「だから頑張れるんだと思う。自分は
楽しんでやっている。本当に、ただそれだけ。自分が楽しまなければ、周りの方も、ファンもきっと楽しんではくれないでしょう」。スピードよりも、テクニックよりも、整備力
よりも、レーサー高橋貢が所有する最強の切り札。それは、「飽くなき向上心」。そして、「オート愛」なのかも知れない。新興勢力の台頭にも、ワクワク感を隠そうとしない。
「最近は29期生を中心に、若くてイキのいい選手がたくさん登場してきた。すごくいいことだと思う。でも、ジュニア選手権(若手中心のGII戦)に出ている選手ばかりに
やられているわけにはいかない。ベテラン勢も頑張って、あらゆる世代で競い合えば、もっとオートは楽しい競技になる。自分は、もう名将戦(ベテラン中心のGII戦)に
出る年だから、オールドチームの一員だけどね(笑)」日本選手権は、97、98、00年、そして04年。これまでに4度タイトルを手にしている。最も印象に残った一戦は、
97年だという。地元・伊勢崎のファンの前での初戴冠だった。「もう12年も前になるんですね。スタートする前の緊迫感、ゴールした後の大歓声。
”自分はすごいところにいるんだな”とすごく感動したのを、今でもはっきりと覚えています。あの当時は、島田さん(故人)や飯塚さんに岩田さん。そして片平さん。
船橋勢がすごく強くて、どう立ち向かったら負かすことができるのか。真剣に考えてました」。
出場するほぼすべてのレースで圧倒的な人気に推される高橋だが、地元・伊勢崎では、特に高橋絡みの車券に支持が集中する。俗にいう”ミツグ・オッズ”というやつだ。
「ファンが自分を信頼してくれて、たくさんの車券を購入してくれる。すごくありがたいことだと思う。ファンこそが、オート界にとって一番の”スポンサー”なんですからね。
だから、いつも期待に応えたい気持ちで一杯なんですが、なかなかね…」3年前の5月、伊勢崎の一般戦で、3連単配当1,500万円を越す史上最高配当が飛び出した。
「原因は自分です(苦笑)。自分が結果を出せないと、こんなに大きな配当になってしまう。逆を言えば、それだけ多くの方が自分に投票してくれていたわけですからね。
ある意味、すごく光栄だと思いました。だからこそ、次回以降のレースで信頼に応えなくては、より気合いが入ったものです」。この秋、伊勢崎は、路面の改修工事が
施された。「新走路は、とにかく難しい。特に雨が降ったりすると、油が浮いてすごく走りにくい」。しかし、そこは王者。対策はしっかりと練っている。「自分がデビュー
してから、伊勢崎走路はこれまで何度か改修されている。そのデータを自分は持っている。自分としては、その点で他の選手よりは有利だと思っています」。
今シリーズは、ほとんどの選手が、予行演習なしのぶっつけ本番で、新走路に立ち向かう。不確定要素は多いが、しかし、過酷な条件すら、自分のプラス材料へと
運用してしまう。そこもまた、絶対王者の懐深さなのである。高橋のマシンには、こんなフレーズが刻まれている。”Eat Sleep Ride”。「ぐっすり休んで、たくさん食べて。
いい仕事をしようじゃないか」。泰然自若、あるがまま、なすがまま。シンプルに、自分のやるべきこと、すべきことを淡々とこなしていく。その積み重ねが、王者の
磐石な土台を築いているのだ。まさに、冒頭で高橋が述べた”ただガムシャラなだけではだめなんだ”を、これほど端的に表現するフレーズは、他に探すことは
できないだろう。普段の高橋は、多くを語ろうとするタイプの選手ではない。「関係者やマスコミの方にとっては、やりにくい人間だと思いますよ」。申し訳なさそうに
苦笑いを浮かべるが、王者の一言は、やはり他の選手とは重みが違う。何気ない些細なコメントが、時に大きな波紋を投げかけてしまうことを、しっかりと
承知しているからこそ、つい発言に慎重になってしまう。ただ、それだけなのだ。その証拠に、仕事を終えたロッカー内では、高橋を中心に若手の輪で出来上がり、
歓談にふけるシーンを何度となく見かける。「東小野くんとかね、すごいと思いますよ。いつも、周りとかファンに楽しんでもらおうと心がけているじゃないですか」。
自分は、そのキャラにあらず。しかし、ファンを敬遠しているわけではない。その逆だ。チャンスがあれば、ファンを楽しませたい。楽しんでもらいたい。
その気持ちは、常に抱き続けている。8月のGIムーンライトCC。「この夏に、はまっているものは?」とテレビ・インタビューで問われると、「ハイボール
(安くて早く酔えるお酒)」と即答してみせた。オート界全体でも、今年一番の”コメント大賞”だった。夏はもうとっくに終わってしまったが、通算5度目の
日本選手権Vを達成したら、キンキンに冷えて、少し濃い目のハイボールで祝杯です。
[ 永井大介 ] どうしても勝たなければならないレースがある。絶対に獲りたいタイトルがある。永井大介が最も欲している勲章。それは「日本選手権」である。
1997年4月にデビューして以来、爆発的なスピードと、圧倒的なスケールでライバルたちを寄せ付けなかった。白星を積み重ねていった。しかし、なぜか、
大レースからは見放され続けた。”未完の大器”と将来を嘱望された男は、いつしか”無冠の帝王”と呼ばれるようになった。ある時は、自分の持てる以上の
”120%”の力で走って、闘志は激しく空回りした。またある時は、肩の力を抜いて、”80%”の力で大舞台に挑んだ。しかし、周囲には「勝利に対するどん欲さが
足りない」と映った。結果が出ずに、悩み抜いた。全力で向き合った試行錯誤は、なかなか成果を生んでくれなかった。天気は、昨年9月のオートレースGPに訪れた。
力むことなく、しかし、リラックスし過ぎることなく、”100%”の力をスムーズに、余すところなく、ライバルたちに叩きつけた。スタートから強豪レーサーたちを
突き放していった。念願のSGタイトルを獲得した。真っ先に報告したい人間がいた。25期の養成所長加藤氏だ。「レーサー永井大介」の礎を作った恩師は、
今は勇退されて、沖縄の地で自適に余生を過ごされている。「所長、ついに勝ちました!」。しかし、師匠から、お褒めの言葉は返ってこなかった。
「グランプリで満足してはいけないよ、ダイスケ。選手権を勝ったら認めるよ」。日本選手権は、予選からすべてのレースが0メートルオープンで競われる。
一切、ハンデなし。リアルなガチンコ勝負。実力ある者だけが生き残る。「選手の選手による選手のためのSG」。それが日本選手権の掟である。
「日本選手権を勝ってこそ、超一流なんだよ」。師匠は、新たなSGウイナーに、そう伝えたかった。「レーサー永井大介」のポテンシャルを誰よりも認めるからこその
叱咤だった。「君は、まだまだ上を目指さねばいけないレーサーなんだよ」。養成所時代の厳しかった師を思い出す様に永井が語る。「所長が言うんですよ。
”私が死ぬまでに、選手権を勝て!”とね」。”100%”の力をきれいにはき出す術を体得した永井は、その後、おもしろいようにタイトルをコレクションしまくる。
昨年暮れには、スーパースター王座戦を圧勝。同年の最優秀選手にも選出された。今年に入ると、2月の全日本選抜、4月のオールスターを連覇。
ビッグレースを掴み損ねていたことが遠い昔だったように、怒濤の”SG収穫祭”が始まった。気がつけば、残るタイトルは日本選手権のみとなった。優勝すれば、
片平巧に続く、史上2人目の”SGグランドスラム”達成となる。「なんというか、出来過ぎですよね。運もあると思うし、とにかく流れがいいんですよ」そう永井は語るが、
「昨年よりは、今年の方が乗り方も、整備もすべての面でうまくなった気がする」。運や、流れだけではない。確実にステップアップしている自分に、確かな手応えを
感じているのも、また事実だ。「チャンスがあるなら、グランドスラムは達成したい。でも、記録のために走っているわけではないし」。あくまで平常心を強調するが、
「加藤さんのためにも、どうしても選手権を勝ちたい」恩師に最高のプレゼントをデリバリーしたい。そんな強い願望を胸中に秘めていることも、否定することはなかった。
”オート界のプリンス”も、32歳になった。30期生の中には、「永井さんに憧れています」「永井さんのようなレーサーになりたい」そう思いを馳せるルーキーは
少なくない。「そう言ってもらえるのは、素直にうれしい。でも、自分はまだまだ。レーサーとしての技術もそうだけれど、貢さん(高橋)は、人間性にも本当に
素晴らしいんだ」。この取材は、整備、練習の合間を縫って行われた。「この記事と写真はファンが見てくれるものだから。整備用のTシャツ姿では失礼だよね」
と、多忙な時間にもかかわらず、きっちりと私服に着替えて、さらに自前の時計、リングまで装着して、写真撮影に当たってくれた(足元には、アンクレット!
そこまで写らないつうの・笑)。そういえば、前記の30期生は、こうも言っていた。「自分もあんな大きい人間になりたいです」。永井本人が自覚している以上に、
周囲や関係者、ファンたちは、選手として、そして人間としても、永井大介を真のチャンピオンとして認め始めているようだ。
[ 早川清太郎 ] 伊勢崎オートに、待望のネクスト・ジェネレーションが誕生しようとしている。早川清太郎。長らく続いた高橋貢による圧倒的なシェア独占を、
今まさに、ニューヒーローが強烈にストップをかけようとしている。そのことを最も強く肌で感じているのは、誰であろう、絶対王者本人なのかも知れない。
ある、関係者との打ち合わせの席。高橋に、こんな要請が届いた。「(今年の日本選手権の)選手宣誓、地元の大エースである貢さんに、ぜひお願いしたいんですよ」。
そのオファーに、キングはこう返答した。「大変にありがたいです。自分がやるのは、全然構わない。でも、今回は清太郎に任せてみてはどうでしょう。
本人にしっかりと自覚を持たせるという意味で、自分からも是非、お願いしたい」。デジャヴー。歴史は繰り返す。若き頃の高橋貢が似た経験をした。
今から10年以上も昔、大ブレークを果たす前。黎明期のレーサー高橋は、当時、世代を風靡し、最強だった田代祐一から、「これからのオート界は、貢を中心に回る。
今後は、おまえが全面に出てプロモートしろ」と諭された。その言葉を重く受けた高橋は、以後、積極的にマスコミに、広告に、行事に露出していき、と同時に
成績を急上昇させて、NO1レーサーの座に就任していったのだった。高橋に負けるつもりは、微塵もない。しかし、王者は業界発展のことを同時並行して、
苦慮している。「いつまでも、自分だけが市場独占していいものだろうか」と。そんなタイミングに、早川の登場だった。09年後期ランクはS級15位。貢に続く
”伊勢崎NO2”と評しても、もはや異論は聞こえてこない。課題だったスタートを少しずつ改良していき、持ち前のスピード、積極的なレース運びを熟成していった。
8月の地元開催だった。優勝戦。前人未踏の通算150Vを目指して、先頭をひた走る高橋を、早川は差し返した。大記録達成を、こん身のパフォーマンスで、
若武者が、懸命に拒んだ。「あの時は、貢さんが滑ってしまったから、抜けただけです。でも、確かに、大きな自信になったことも事実です」。力強い視線を
こちらに向け、そう言い放った。「貢さんが、清太郎くんに宣誓の役割を譲りたいと言ってましたよ」そう伝えると、「正直、自分でいいのかな、という気持ちはあります。
でも、その期待になんとか応えたいです」。謙虚に、大役任命を受け止めたが、こうも続けた。「貢さんを始め、先輩レーサーたちが弱くなってからの世代交代では
ダメだと思っています。みなさんが強いうちに、なんとかやっつけたい。そういう気持ちは、常に持っています」。ある日、永井大介はこう語った。「切磋できない期は、
絶対に強くならない。25期は、その点で最強だと自負している」。29期は、人材の宝庫である。金子大輔、平田雅崇、岩科鮮太、岩見貴史、佐藤貴也、青木治親、
そして早川。次世代のスーパースター候補、ネクストSGウイナーが、ひしめき合い、世に打って出るチャンスを、本格ブレークの時を眈々と伺っている。早川は言う。
「同期とは、すごく仲がいいです。誰かが勝てば、自分のことのようにうれしい。でも、一番負けたくないのも、また同期のレーサーたちなんです」。29期の
猛烈なる台頭は、永井が指摘するところの「同期との結託」がしっかりと存在する証拠なのかも知れない。その輪の中心に、堂々と早川が位置する。
[ 荒尾聡 ] 荒尾聡は、常に、”より高み”を目指さなければ気が済まない人間のようだ。どこまでも高く、広く、よりベストを、理想を追いかけ続ける。
荒尾が、はにかみながら語る。「性格なんだと思います。とにかく、負けず嫌いなんです。子どもの頃から、ずっとそう。そして、かなりワガママ(笑)」。
だから、整備にも徹底的に時間を費やす。レースが終わり、夕方練習が終わり、記者たちの取材が終わり、整備室はだんだんと静寂を取り戻していく。
時間が経つごとに、選手がひとり、またひとりとロッカーを去っていく。しかし、荒尾はマシンの前から、微動だに離れようとしない。大粒の汗をしたたらせながら、
誰よりも遅くまでエンジンと格闘する姿を、これまで幾度となく目撃した。人は、荒尾を「勝負強い男」「土壇場で力を発揮するレーサー」だと言う。でも、それは違う。
運があるから、ここ一番でエンジンが仕上がるわけじゃない。”何かを持っている”から、大舞台で存分に力を発揮できるわけじゃない。すべては、日々の精進。
あくなきオートレースへの情熱こそが、ここ一番での勝負強さをたぐり寄せているのだ。「ボクは、”勝ちたいため”に努力しているわけではない。”勝つため”だけに
尽力しているんです」。勝てたら、うれしいなあ。そんな中途な姿勢は、荒尾の生き様に反する。絶対に勝利する。必ず1着ゴールを果たしてみせる。その強い
気持ちこそが、レーサー・荒尾聡のすべてを支えていると言っても過言ではない。荒尾が、うれしそうに話す。ある雑誌の記事だった。「有吉(辰也)は天才型。
荒尾は努力型。負けん気だけで生きている感じだね」。地元の重鎮レーサー・田中守のコメントだった。「もう、涙がこぼれてしまうぐらい、うれしかった。
ちゃんと見ていてくれるんですね」。「本当は、褒めてもらうのが大好き(笑)。東小野(正道)さんと、ボクは褒められて伸びていくタイプの人間なんです(笑)」。
端から見るほど、荒尾は、とがっているわけではない。確かに、誤解されることは少なくない。でも、本当の荒尾は、オートレースが大好きで、ファンのことを愛して、
真剣に考えている。ハートの温かい28歳の青年なのだ。「ご覧の通り、顔つきが怖いし(笑)。しかも、人とコミュニケーションを取るのが苦手なんです」。
それでも、ファンと接したかった。だから、ブログを始めた。「ブログを通して、ファンの方に、少しでも自分のこと、オートのことを知ってもらえたらな、と」。
だが、再びレースの話題を向けると、負けん気溢れる、タフなレーサー・荒尾聡の鋭い眼光に、すぐさま戻る。そのギャップが、また魅力といっていいだろう。
「とにかく、スピードが欲しいです」と現況の不満を述べ始めたのには、驚いた。荒尾といえば、現役有数の快速レーサーだ。ファンはもちろん、共に覇を争う
ライバルたちも、荒尾のスピードには、一目も二目も置いているというのに…。「自分のスピードなんて、全然ですよ。これは、謙遜じゃないです。ボクが独走
できるのは、エンジンが仕上がっている時だけ。例えば、永井(大介)さん。ちょっと機力が足りない時でも、先頭に立ってしまえば、どんどん後続を離していくでしょ。
あれが、本当にスピードがあるっていう証拠なんです」荒尾の欲求は、際限がない。しかし、不思議なことに物欲はまるで持っていないように感じる。
「賞金は、整備代でかなり消えてしまいます」。あらゆる目標に、自ら高いハードルを設定して、もがきながら、苦しみながら、懸命に道程を突き進む。少しは気楽に、
もっとリラックスすればいいのに…周囲にそう思う人間は少なくないが、それでも荒尾は歩を休めない。ひとつ、ひとつ、ハードルをクリアしていった先に、
ファンが期待する、そして荒尾本人が追い求める”荒尾聡像”がきっとあるはずだから…
[ 横山かおり10の質問 ] 1:伊勢崎オートイメージガールになって半年になりますね。「そうですね、あっという間でした☆☆」 2:オートレースを
はじめて観た時の感想は?「近くで見たときのバイクの迫力と、走るときのナナメの角度にびっくりしました!!」 3:伊勢崎オートオススメ観戦スポットは?
「やっぱり近くで☆☆ 私だったら最前列で金網越しに見たいかな♪」 4:伊勢崎オートオススメメニューは?「伊勢崎名物「焼きまんじゅう」!!」
5:イメージガールとして初めてのSGを迎える心境は?「ドキドキですね♪大きいレースなので今から楽しみです(ハート)」 6:今回の日本選手権の注目選手は?
「伊勢崎 29期 早川清太郎 選手☆☆」 7:予言してください!日本選手権の優勝は何号車ですか?「4号車!!」 8:もし日本選手権の優勝賞金
2,300万円があったら何に使いますか?「世界一周旅行!!カメラもって(はーと)あ、レンズも買いたい(はーと)」 9:ズバリ、横山かおりにとって
オートレースとは?「新しい世界」 10:最後にファンの方にメッセージを。「こんにちは!横山かおりです。まだまだ初心者なわたしですが、オートレースを
楽しみながらたくさんPRしていきたいです☆よろしくお願いします☆☆ぜひ伊勢崎にも遊びに来て下さいね(ハート2つ)」