昨日のストーカーごっこの様にきちんと日本語として文章化した方があまりにも分かりやすいと言う事に気がついた。多少のデータの補足も考慮して書いておく。
やはり「K-xは使いやすいカメラ」だと断定出来る。但し真に使いやすくする為にはユーザーの側でも多少の創意工夫が要る。と言う事も合わせて付け足しておく。
何故使いやすいと言い切れるのか。それは「グリップを握れば分かる」と提唱する。グリップを握った瞬間に分かる他社との違い。「握りやすいグリップ」だけではない。
「湾曲したSDカード蓋のラウンドが右手親指の腹から第2関節に掛けてしっくり来る」と言う事も重要。指の腹に隙間が出来ない。そして右手親指の腹でAE-Lが押せる。
このAE-LボタンはAFボタンも兼ねている。つまり親指AFがとてもしやすい位置にある。と言う事になる。ハッキリ言ってAFを使うなら親指AFを使った方が圧倒的に便利。
シャッター半押しでAFが作動すると折角合わせていたはずのピントが逆にズレてしまう事もある。親指AFで必要な時にだけピントを合わせる行為を行い
シャッターはあくまでも写真を撮る!と言う瞬間にのみ押される存在とする。そうした方が成功する確率も高くなる上にいちいちギアが動く音を聞かせる回数も少なくなる。
K-xの手ブレ補正はK-mとの比較で2段程度アップした。ダブルズームの望遠キットレンズで300ミリにしての撮影。手ブレ補正しない限界のスローシャッターは
画角ぶんの1秒とされているのでこの場合は1/300秒。それよりも遅い1/250秒にして撮影してもハッキリと止まった。これなら使える!と断言出来る絵が出来た。
焦点距離を過剰に入力しなくても済む。と言う判断を行った。これだったらDAレンズの様な焦点距離を伝えるレンズでもきちんと使える。と俺は判断した。
K-xのAF性能はK-mよりも微増。と言う形で良くなった。格段の進化と言う訳でも無いがキヤノンニコンに太刀打ち出来る。静物撮影で言えば「互角」と評価出来る。
しかしやはりAFは撮影者の脳味噌と直結している訳では無い。「悪くは無いんだけれどもちょっと違うんだよなぁピント合わせ位置が…」と思う事もよくある話。
「撮影者の脳味噌と直結している訳では無いので」そこは人間が最後の微調整を行うしか無い。…この時になってQSF(クイックシフトフォーカス)が役に立って来る。
・最後のピントを微調整する為にAFとMFのスイッチをいちいちパチンパチンとやるのは大変面倒な上に添えていた左手を動かす為にカメラの本体がブレてしまう。
・例え電源が入っていなくてもAFにスイッチが入っていた場合ピントリングは動かせない。撮影前に予め被写体との距離が分かっていればピントリングを
動かしておいてから電源を入れて細かいピントの調整を行う。と言ったシームレスなピント合わせの行為と言うのが出来る。写真はピントが最も重要。
・DA Lレンズでは距離計が省略されている。距離計がないと今どの位置付近でピントが合う様なピントリングの位置となっているのかがレンズを見ても判断出来ない。
・最短から無限遠まで一気にAFを1発で移動させるのは無理。だったら手動で移動「させておく」と言う方法もありだと思うが。
と言う4つの理由により「AFを使うにしても使わないにしてもやはりレンズに距離計は必要」であり「ピントリングがAF時でも好きに動かせるQSFは凄い」と断言出来る。
K-xの高感度で常用出来るのはISO4000まで。それ以降は非常用、緊急時、と言う言葉が似合う状況下でのみの使用が無難。コンデジのISO800がK-xのISO6400。
やはりこの高感度特性はエントリーモデルの中では図抜けていてミドルクラスのカメラをも一部喰ってしまう。と言う感想を抱いた。5万円台のカメラの性能ではない。
と言う結論に達した訳だが。…しかし世の中の大半は所詮は「汚いもの」であってそんな物を撮る為にわざわざ高いカメラを買うと言う事にどこまでの価値があるのやら。
と言う意味での疑問も残る。そうした面だけで言えば「高いカメラなんていらない」と言う意見も非常によく分かる上に頷ける点が多過ぎる。と言う事も加味して書いておく。
結論としては「46800円にまで値下がりしたら購入の検討に入る」「裏メニューが無いとピントチェックも出来ないので裏メニューへの入り方が明らかになってから」
「レンズキットで無いと売られない以上レンズキットで買うしか無い」「キットレンズは速攻で売却する為に黒だと溢れているので赤か白のレギュラーカラーで」
「キットレンズを使うのであればAL IIの方がマシ」「16-45mmも考えたがデカ過ぎるし重い。日常撮影には不向き」「広角が欲しいならDA15の単焦点でいい」
「DA 50-200 F4-5.6がネットの中古ショップで12800円。これがあと3000円程度値下げされたら購入の検討に値する様になる。画質はアレだが小型軽量を買う」で。