真里亞は聴覚障害と性同一性障害を抱えている。俺が見たその障害は2つ。PTSDも考えたが「証拠が無い」のでこれは却下する。以下考察。
まずは聴覚障害。EP2の楼座無双で「真里亞、弾を入れて!」と言ってわざわざ真里亞の「前」にまで来ていた楼座。相手が得体の知れない黒山羊だったら
回り込む時間はロスにしかならない。銃を真里亞に片手で手渡して、楼座の顔は前を向いたままで「真里亞弾を入れて!」の方が相手への目線を切る事もなく
スムーズに運ぶ。わざわざ目の前に「回り込まないと分からない」理由はやはり真里亞は聴覚障害で「楼座の口の動き」を見ないと分からない。とするのが妥当。
EP1でサソリのお守りを俺の大好きな夏妃が見せた。その時に「夏妃おばさんがそれを?」と言った。あそこで「おばさん」の対象となるのは夏妃1人だけ。
「熊沢、源次、南條、真里亞」「夏妃、朱志香、戦人、譲治」の8人。誰が居る誰が居ないはひとまず置いといて「熊沢ならおばあちゃん」で決定だろ。
つまりどう足掻いたってあの場面では「おばさん」と言うだけで「イコールで夏妃」と言う事が出来る。朱志香の事を「朱志香おばさん」とか真里亞が呼んでみろ?
「ほぉー。それはつまり私に喧嘩を売ってるのかね?(バキボキ)」とか言って違和感バリバリの展開になるのが当たり前。TPOによって呼び方が変わるのは当たり前。
但しそれは健聴者に限った事。聴覚障害者にはそう言ったTPOの考えは「無い」だから真里亞の場合「この人は夏妃おばさんって呼ぶのよ」とおそらく楼座に
教えられていたら「TPOに関係なく夏妃おばさんとしか呼べない」のが聴覚障害者の特徴。これと対照的な動きをしたのが同じEP1での楼座。真里亞が手紙を出した。
その時に「あなた、それどうしたの?」と言った。真里亞と普段呼んでる楼座が「あなた」と呼んだ。この特徴的な呼び方の違いと言う物が観測出来る。
例えば俺らなら夏妃の事を「夏妃」「なっぴー」「夏妃おばさん」「麗しいエロ熟女」と色々な呼び方で呼ぶ事が出来る。最後はどうかと思うけど。
この「呼び分け」と言う能力は案外当たり前に思うかも知れないが聴覚障害者はそれが「出来ない」だからあの場面でも「夏妃おばさん」なんて言う呼び方になった。
EP1「壁を向いてお歌を歌ってなさい」は「お歌を歌ってなさい」ではなく「壁を向いて」の方が重要だった。真里亞が聴覚障害なら情報は目で見るしか無い。
それを遮断すればいいだけの事。壁を向く事で遮断される。「お歌を」の方は電話に出た人に自分の聴覚障害を教える為に電話をかけた。耳が聞こえる人なら
歌なんて普通に歌えるけれども耳が聞こえないから目茶苦茶な歌しか歌えない。それを逆に利用して「電話に出た相手に耳が聞こえませんと証明しようとした」
と考えるのが妥当。うらねこ(仮)でドラえもんネタが出たのも頷ける。「ドラえもんと言えばジャイアン」これは普通に出てくるよな?俺だけじゃないよな?
言い方は悪いがジャイアンリサイタルの様な恰好になる。聴覚障害者が歌う「歌」はそれをイメージして頂ければ分かり易いかと。主に「音痴」的な意味で。
戦人が「真里亞!歌うのを止めろ!」でも中々止めなかった。真里亞の身体に戦人が触ってから「ようやく」止めた。聴覚障害は大声を出しても聞こえない。
程度にもよるがやかんの「ピーッ!」って言う音でも全然反応しない。アニメでは普通に喋っているが「物語の中」なんだから普通に喋って当たり前。
以下は箇条書きで書いておく。「真里亞の魔道書は単なる分厚いノート。イラストを描く為。何故イラストなのか。それはまた後で説明する」
「縁寿が1万円をバラまくのはバラまきクイズ。それもあるが1986年当時はキャッシュレジスター(要するにレジですな)レジネッタ。馬かよ。くだらねぇよ。
まぁレジネッタは置いといて、お客に××円ですって表示する部分がなかった。口で伝えるしかなかったので幾らか分からないけれどもレジが混雑していて
後ろに客もいっぱい!と言う時には「とりあえず1万円を出してお釣りを貰う」と言う方法を取る。これしかない。釣りが多くなろうが素早くやるにはこれしかない。
私聞こえません幾らですかとか言おうとしたってそもそもまともに喋る事が出来ないんだからそれも無理。今でこそ聴覚障害を取り扱ったマンガやドラマは
それなりにあるが1986年当時だからなうみねこは。今でこそテレビもテロップまみれ字幕付きにはなったが1986年当時じゃそんなのもねぇからな。
次に性同一性障害。これは最大の根拠はEP4のミスター味っ子的金蔵さんの描写。「あやつは小娘小娘とばかり〜」のセリフ。おそらく以下に続くのは
「あやつは小娘小娘とばかり思っておったが実は男だったのか!なんと言うまりあ†ほりっくネタ!おいお前らかなこを呼べかなこを!宮前かなこを呼んで来い!」
「金蔵さまぁ↑呼びましたかにょ?」 「それ真田アサミキャラ違い」 「うるせーな育ち盛りなんだよ」 「帰れよヴィータ」 「僕は…ダメな子なんだ」 「ローゼンかよ」
大体こんな調子になる。…のはないが。金蔵は真里亞が男だと知っていたんだろ。どこかで。トイレかお風呂かそれとも出産に立ち会っていたか。そこら辺で。
後は「女の子なのに王冠。ソニー損保のCMでティアラはその証なの☆とか言って女がティアラ被ってたぞ、おい」「やたらと女を強調するのは怪しい」…そして。
05話:右代宮譲治(鈴村健一):通信教育で鍛えた空手の技→空手と言えば長島☆自演乙☆雄一郎(兵庫県西宮市出身→阪神甲子園球場)
そう言えば女装してたな。こいつ。あっちはクロスドレッサーだが真里亞はトランスジェンダー。理由は違うが結果的には「一緒」になるのか。ごった煮だな。これ。
真里亞とトイレで鉢合わせして「なんで?」とか思ったんじゃねぇの?これ。譲治は真里亞が男だと言う事を知っていた可能性がある。理由?
「真里亞ちゃんはどうして壁を向いてお歌を歌っていたのかな?」「真里亞ちゃん」「真里亞ちゃん」とちゃん付けで呼んだ。逆に怪しい。他の子供組は
「戦人:真里亞!」「朱志香:真里亞」と呼んでいた。まぁ呼び捨てもどうかと思うが子供2人が特定の性別を決定づける呼び方を「していない」だけにな。
まぁ逆に「知らなかった」可能性にもなるんだが「知っていた」「知らなかった」どっちにしても真里亞を正しく認識出来ていなかった事には変わりない。
大体こんな所か。そう言う訳でこれがうみねこのストーリーの根幹に関わってくる出来事へと繋がっていく。それはまた次回書きますが。今回はここまで。