[ 桑島孝春騎手 船橋競馬でのラストラン ] 一部報道でありましたとおり、桑島孝春騎手(石井勝男厩舎)が現役を引退する事となりました。桑島孝春騎手といえば、
85年のジャパンカップで小柄なロッキータイガーに騎乗し、シンボリルドルフの1 3/4馬身差の2着でゴールしたことや、ステッキで円を描くように回転させるムチさばき
「水車ムチ」は、今でもファンの語り草となっています。本日の最終レースが船橋競馬場のファンの前で披露する最後の勇姿となります。 発走時間は16時50分
40年間地方競馬をけん引した桑島孝春騎手の地元船橋の騎乗をどうぞお見逃しなく!! 尚、正式な引退式などにつきましては後日発表致します。
[ 桑島が今月限りで騎手引退、南関東の名手 ] 南関東の名手桑島孝春騎手(55=船橋)が、5月限りで現役を退く意向であることが6日、明らかになった。
デビュー40年目の節目で、通算4712勝は歴代4位。10年1月には初の4万回騎乗に到達した。桑島時代を築き、長年に渡って地方競馬を引っ張ってきた男は、
静かにムチを置く。生涯一騎手として、このまま騎手を続けるか、それとも退くか。桑島が悩み始めたのは、3年ほど前からだったという。その後も騎乗しながら
考えあぐね、体を心配する家族からの「危ないからもうやめてよ」という言葉の後押しもあって、デビュー40年目を節目にムチを置く決意を固めた。15歳で騎手を
目指して北海道浦河町から上京。「時代的にちょうど集団就職のようだった」と振り返る。騎手学校に入って早くも頭角を現し、優秀な成績で卒業。71年のデビュー後は
周囲の期待通りに目覚ましい活躍と成長を遂げ、73年に100勝、79年に南関東初のリーディングジョッキーを獲得し、翌年にはデビュー10年目にして通算1000勝を
達成しトップの座に上り詰めた。桑島の名前を全国にとどろかせたのは、何といっても85年のジャパンCだろう。地方代表のロッキータイガーで出場して、
シンボリルドルフの2着に激走。同レース史上初の日本馬によるワンツーを実現させた。とりわけステッキで円を描くように回転させて繰り出す水車ムチは大勢のファンを
うならせ、今でも語り草になっている。一方で素顔は実直で律義。誰に対しても同じ接し方で人望も厚く現在は千葉県騎手会会長を務めている。義理を重んじ、
乗り馬が大レースで重なるとドライになれず所属厩舎の騎乗を常に優先させた。今後は競馬組合をはじめ関係各所で手続きを済ませ、正式に引退の運びとなる。
55歳という年齢から今のところ調教師に転身する考えはなく第2の人生は未定だ。競馬界の至宝の華麗な勇姿を見られるのもあとわずか。しっかりと目に
焼き付けておきたい。(日刊 2010年5月7日 8時48分)
今日の船橋12レースのベルモントノエルが船橋競馬での最後の騎乗と言う事になるのか。正直突然過ぎてあんまり言葉も出ない訳ですが。