2010年06月18日(金)クイックル 食卓にも使えるリビングクリーナー

前回までのあらすじ。『換算前200ミリを「使うかどうか」と言う事で。』と書いた。その事に対するとまむさんの実地実験。百聞は一見にしかず。以降はこれを優先する。

結論を先に出す。「換算前200ミリは使わない」但し「換算前196ミリ程度は使う」これが結論となる。「DA 55-300mm F4-5.8 ED」(DA Lも光学性能は同等の状態)の
焦点距離別開放F値。 120〜210mm(F4.5) と書いたが実物を改めて細かく細かく使う事で「200に合わせる少し手前でF5.6の数字が出てくる」事が判明した。

「おそらくこれは196ミリ程度の所で開放F値が変わっているのだろう」と言う判断とした。すなわち「200は使わない」「その少し手前までは使う」と言う結論になる。

望遠ズームレンズの場合、「最広角側」と「最望遠側」の画角は絞っても画質が改善されにくい様に出来ている。すなわち「美味しいレンズの美味しいとこだけ」となる。
女の子を撮影する際の「望遠マクロ的ぼかし撮影」を行う場合、レンズの開放F値は明るい方がいい。何故なら近距離撮影だから。近距離撮影の場合絞っても
被写界深度は殆ど変わらない。むしろ絞る分だけシャッタースピードが遅くなる。ピーカンの日中ではそれでもいいんだろうが曇天も混じって来るとその差は大きくなる。

「DA 50-200mmの最望遠側200mmにほど近い画角:F5.6を更に1段絞ってF6.3からが使用可能範囲」とする。現実的には最望遠側は絞っても画質改善はされにくいが。
「DA 55-300mmの遠望遠側200mmにほど近い画角:F4.5で絞り開放からピントが合致して見える範囲では被写体がきちんと浮き出て来る」と言うこの違いは割と大きい。

「DA 50-200mm:F6.3」「DA 55-300mm:F4.5」 よって「望遠マクロ的ぼかし撮影を行う場合、絞っても被写界深度が大きく変化する事もない。明るい方がいい」
そして「K-7よりもK-xの方が後に出た」「K-xのダブルズームキットでDA L 50-200mmのK-mと同じ望遠ズームレンズにする方法もあったのにあえて新規に採用した」
「DA 50-200mmの発売は2005年で1000万画素オーバーのカメラが出る前の事」「DA 55-300mmの発売は2008年で1000万画素オーバーのカメラが出た後の事」

以上の展開によって「最短撮影距離とレンズの大きさと重さを除けば基本的な画質はDA 55-300mmの方が上」と考える。「F4.5とF6.3の違いは大きい」と言う事で。
「被写体までの距離2.5m 換算前100mm:F4.0(0.109m)、F4.5(0.135m)、F5.6(0.152m) 換算前196mm:F4.0(0.028m)、F4.5(0.034m)、F5.6(0.040m)」
多少の誤差はあるだろうが大体これぐらいの違いにしかならない。ピーカンの天候である程度カッチリと写したければF8.0まで絞ればいいだけの事。

「開放F値が暗いレンズの絞りを明るくする事は不可能」「開放F値が明るいレンズの絞りを暗くする事は可能」と言う事で。 F5.6は俺も普通に「暗い」と感じる訳で。
シャッタースピード。感度を上げる事よりもレンズの絞りを開けて開放側で使う事。そっちの方がシャッタースピードを確保しやすいんで。明るいレンズは大切ですよ。

つまり。「実質」と言う考え方を使い「DA 55-300mm F4-5.8 ED」は「DA 55-196mm F4.5 ED」の感覚とする。「およそ200ミリより先には回さない」事で短くする。
そうすれば多少なりともバズーカ感覚が薄れていく事になる。「およそ200ミリより先はエマージェンシー(緊急用)」ぐらいの感覚。それが今のとまむクオリティ。

200ミリよりも少し手前までと決めておく事でレンズ式ではなくボディ内蔵式手ブレ補正によるファインダー像の激しい揺れもある程度消失する。1つは画角。
もう1つはライブビュー撮影を使う事。モードは「M(マニュアル)」ではなく「Av(絞り優先)」で使う。絞りはF4.5に固定。後はISOの数字をいじって露光を適正にする。

何故ファインダー像が揺れるのか。人間工学的にカメラの持ち方が人体にとって不向きだから。10キロの米袋を太もも付近まで持ち上げて運ぶのは割と容易。
だと仮定しても「10キロの米袋を顔の近くまで持ち上げて運ぶのは割と苦労する」と言う事で。1つは重力。もう1つは肩の可動域。持ち上げると言う行為の限界。

「カメラをファインダー覗き込んで構えて撮ると言うスタイルが人間にとって実は不向き」「ライブビュー撮影を使う事で胸元ぐらいにカメラの位置が下がって来る」
「顔が見えるのと顔が見えないのとでは相手の3次元のおにゃのこも心理的な面で圧迫感が薄くなる」「会話しながら、スムーズに撮影と行きましょ☆」になる。

K-xのライブビュー撮影の場合、撮影中にINFOボタンを1度押すと倍率2倍、もう1度押すと倍率4倍、と言う風にズーミングされた状態でのライブビュー撮影が可能。
こまかぁあぁあぁいピント合わせもまるでドラゴンボールに出てくる界王拳の様な形で「4倍ライブビューだあぁあぁー!!(CV野沢雅子)」で撮影する事が出来る。

まさにフリー座。 とまむ「初めてですよ…ここまで私を面白がらせたカメラさん達は」「まさかこんな結果になろうとはおもいませんでした」の様な感覚になる。

ライブビュー撮影の場合視野率100パーセント。その事も付随して来る。但し最初からMFにスイッチを切り換えて(DA Lの場合QSFに対応していない為)
撮影するので(AFのぎーぎー言う音は割と煩雑になる) 素早い動体の撮影には全く向いていない。それはファインダーを覗き込んでAFの連写でやりましょう。

切り換えスイッチの動きが AFが「左下」でMFが「右上」 の様な感覚になる。それぞれ「カメラ縦向き」「カメラ通常向き」にて。「MFは右上」この感覚が
「♪にーっこにこどーがっ☆」の様な印象を受ける。切り換えスイッチをパチンパチンやってると「あれ?どっちがどっちだっけ?」と思う事がある。これで覚える。

2010年06月18日(金)11時23分13秒