今日から第19回寛仁親王牌世界選手権記念トーナメント。時間を作って見に行った。到着した時には9レースが終わった頃だった。4番車が勝ったのか。
そこからスタート。客はいつもより多い。それよりも横断幕が目立つ。あちこちに掲げられてんな。場内の雰囲気はFI開催とそんなに変わらず。まぁ当然か。
畑違いのよその分野。で宣伝しないと意味がない。競輪ファンに競輪のレースを宣伝するのはパン屋にパンを売りに行く様なもん。むしろパン食文化の無いとこへ行け。
どうでもいいや。10レースの脚見せ。軽く眺めて終わる。あぁ。前橋のバンクは先行有利とか言われてるけど違う。みんながみんな先行を意識すればペースは上がる。
ペースがアホみたいに上がったら前潰れ。深谷は…まぁ脚質と選手の脳内的に言えば今日これまでのレース結果を見ている限りでは難しいだろうな。とだけ考える。
「みんなが意識する方向に行くと大体潰れる。世の中案外みんなと違う方向に意識を向けると花開く事が結構あるんで」と云う事で。まぁとまむさんはマイノリティだから。
10レース。まぁ出走表を見ると名前だけは豪華メンバーだよね。実際の所その選手の体調だとかなんだとか、あんまり言われてる事も無いんでむしろ健康状態だろと。
まぁいいや。このメンバーだったら中心は山崎芳仁。と言いたい所だがメンバーが揃ったGI開催とは言えこの男が8番車でヨーロッパ扱いされてんのも納得いかねぇな。
「中心は8番井上昌己。相手は当然2番山崎芳仁。3連単は8−2−3着全通りの組み合わせと2−8−3着全通りの組み合わせ。以上」
てか俺金持ってねぇし。財布の中身が数十円で一体どうやって車券を買えと?としか思えないんでまぁ所詮の所は口先だけですが。まぁそう言う事で。
場内では素人脚自慢大会。おばちゃんおじちゃんがトップスピード60キロ行くか行かないか程度で漕いでいる。俺?あぁ。「見ていて思うのは素人脚自慢大会だから
みんな最初からトップスピードで漕ごうとしてピークを最初に持っていくと惰性の力が使えない。200メートルスプリントモードで設定したローラーで100メートル前後の
位置でピークに達している。今回の素人脚自慢大会はトップスピードの時速を競うものだからむしろ100メートル前後までは惰性で力を伝えてその後が勝負だろ」
とか思うだけ。やらないけど。理由?「景品がチャメット君のぬいぐるみとキーホルダー。…個人的には携帯ストラップとか欲しいんですが。ぬいぐるみとか言われても…」
とか思うだけ。もうすぐ締め切りですよ的な事であぁそうですか。今日はいつもよりも人が多いですね。あちこちに人の頭が見えてますよこのだだっぴろいドーム競輪は。
締め切り。「山颪」の漢字2文字が今大会のキーワードですかそうですか。選手が自転車を所定の位置につけて「構えてっ!」「パーン!」でスタート。
まぁ先行するのは永井かな。とか思ったら中団より後ろ目での競走で山崎が思いの外前団。あれ?位置逆じゃね?とか思ったそんな俺。基本的にはまぁ淡々と。
残り2周で永井が車を下げて市田−南−山崎のラインが先行態勢その外から永井−小嶋の別線が外まくりを放って前大団子状態。永井が先頭山崎2番手
これはこのまま決まればSS決着か!…と言う風に簡単に勝負が決まるなら面白いわな。みんながみんな先行を意識しすぎると前橋バンクでも決まる追い込みっと。
残り1周を通過した時点で永井山崎佐藤がタレた。1コーナーから2コーナーで外から瞬発力全開にして吹っ飛ばすフルパワー!的な状態で上がってきた井上昌己。
最終バックで先頭後続をぶっ千切って追いかけるのは山崎も最後は2車身差。井上!井上!押し切れ押し切れ!とか思った俺だがきちんと押し切ったな。
あぁ面白い。競輪はやっぱり生で見るのが1番面白いわな。落車とかそう言うのが無ければもっといい。まぁそれは難しい所だが。9レースの勝利選手インタビューと
言う事でCS司会進行連中のほど近くにちょこっとしたお立ち台(の様なもの)を設けていたんでそこの近くに行ってみる。一息ついた井上昌己がバックの方
選手登場の敢闘門からチャリ乗ってやって来てチャリ止めて階段上がってやって来る訳ですが。進行のお姉ちゃんと受け答え。汗だらだら。太股パンパン。当然だな。
携帯電話のカメラで撮影する客連中。インタビューが終われば握手みたいな事で人気者状態。「ローズカップも頑張って下さいよー」と言う声も飛び出るそんな感触と。
まぁ九州の選手がこうやって前橋の競輪に斡旋を受けるっつー時点でなんつーかもう珍しさ全開みたいなもんなんですが。あとはもういい。とまむさん帰宅。