2010年08月25日(水)ルピーダ

小田原競輪開設61周年記念「北条早雲杯争奪戦」は8月24日に全日程を終了した。V候補筆頭の村上義弘が2次予選で敗退したが、代わって九州勢の若手が
奮闘し開催を盛り上げた。注目の決勝は海老根恵太、永井清史のSS班に、九州勢の機動型が4人でまとまり挑んだ。レースは九州の連係は崩れたものの、
坂本亮馬が落ち着いて中団からまくって優勝した。

坂本亮馬の勢いが止まらない。7月に川崎記念を優勝して神奈川四場の記念制覇にリーチを掛けると、前回の富山記念から中3日の日程にも関わらず、
追加配分で当所に殴り込んできた。そして、当所では連日、圧倒的な強さを発揮。「制覇しにきました」との前検日の宣言通り、見事に神奈川グランドスラムを達成した。
「九州で優勝者が出ればと思ってたけど、優勝できて嬉しいですね。今日は後ろから普通に押さえて駆ける作戦でした。永井さんに突っ張られるのも想定内だったし、
中団が空いていたのも見えてたんで下げました。(豊岡)哲生が永井さんの脚を消耗させてくれたんで、あとは後ろにもチャンスを作るために早めに仕掛けました。
最後は神奈川のツキもあって勝てましたね」次の平オールスターは「ドリームレース」からと勝ち上がりが断然有利。悲願のG1制覇に向け、いつもの強気な
「亮馬節」が飛び出した。「今回の記念とオールスターはまた別だけど、これで弾みが付きましたね。自分はどんなレースでも毎回毎回、優勝を目指して来てるんで。
今は調子も良いし、平ではいつも通りのレースで頑張ります」

花月園、平塚、川崎、小田原。神奈川県内にある(あった)4つの競輪場のそれぞれの記念競輪を優勝した。珍しい記録だよな。これ。優勝したのが割と最近の事で
去年もしくは今年の出来事。短期間で達成出来た。と言うのはここ最近実力をつけてきていると言う事の証左。珍しい記録の上に花月園は廃止されてしまったんで
もうそこでの優勝と言うのは殆ど無い。面白い記録なので取り上げてみる事にする。勿論オールスター競輪でも有力選手の1人と言う認識は当然持っている。

2010年08月25日(水)15時35分09秒