[ 関西テレビ、テレビ大分に永井大介選手出演! ] 永井大介選手にとって、いまの基盤となった出来事は何か?基盤となった人は誰か?この番組は、著名人の方に、
今の自分の礎となったと思われる場所や人、影響を与えてくれた場所や人、ココロの故郷だと思われる場所などを訪ねて頂き、時を経ても変わることのないたくさんの
絆を実感する「ココロの旅」番組です。※2010年9月3日に伊勢崎オートレース場にて撮影・取材が行われました。永井選手のほか、片平巧選手も少しだけ出演してます。
あなたのココロの故郷はどこですか?:群馬県伊勢崎市宮子町(新たなスタートの地) 思い出の場所:伊勢崎オートレース場 永井大介のココロの友:片平巧(恩人)
「片平さんと同じ土俵に立てるとは想像もしてなかった」 18歳の頃に父親に連れて行ってもらって、船橋のオートレース場なんですけど、それが初めての
出会いでした。高校生の頃はF1結構見てたんですけど、全くそれとは逆で早い人が後ろから走るっていう競技に凄く惹かれて印象に残ったというかね、結構
興奮したのは覚えてますね。その当時まだパソコンとかでレースも見れませんし、CSとかでレースも見れないんですけど、自分の自宅の部屋に片平さんのポスターを
でかでかと貼って、自分は野球選手とかじゃなくて、オートレーサーの片平さんのポスターを貼ってましたね。自分も片平さんみたいになりたいという訳じゃなくて、
あくまでファンで、オートレースが好きで、まさか自分が同じ土俵に立てるとは想像もしてなかったですね。純粋にオートレースの事を知りたくて、当時14年くらい
前なんですけど、あんまり情報というのがなかったんですよね。ホントに情報が隠されてたというか。それでオートレース場の新聞に、25期募集って書いてあったんで、
オートレーサーになるにはどういう事するのかなって興味本位で受けてみたのが選手になるきっかけですね。自分がたまたま受けた試験で奇跡的に一次試験が
合格しまして、倍率的にも30何倍かあったと思うんですけど、32人募集で900何十人かうけて、受かっちゃったんですよね。それで電話かかってきて、その当時
大学行ってたんですけど、そのまま大学行ってサラリーマンになるのか、ここでちょっと冒険するのかと悩みまして、ここで思い切って選手の養成所の方に
入所したんですけどね。養成所で10ヶ月過ごしまして、20歳でデビューしました。プロになった時は、漠然と早い選手になりたいと思ってがむしゃらに走り続けて
あっと言う間に13年経っちゃいましたけど。レースの最高峰、スーパーグレード、SGっていうんですけど。このSGで優勝する事を夢見て頑張ってましたね。
優勝出来なかった10年間っていうのは自分の事しか考えてなかったというか、負けるのが本当に受け入れがたい事実みたいに思ってたんで。勝つ為には何か
特別な事をしなきゃいけないと思ってたんですよ。でも片平さんのアドバイスで、一つ勝った事により、今までなんて力みすぎてたんだろうって、そういう風に
思えたんですよね。片平さんとはまだまだ比較出来るような状態にはなってないですし、記録もそうですし。まだまだ足下にも及ばないと思いますので、多少は
片平さんみたいに記録を残せたというか、そのポジションにまでいけたっていうのは凄い自分では誇りに思いますし、まだまだそれを続けていかないとな、とは
思いますね。今後は自分も出来る限り頑張りたいですし、仲間達とも第一線でやっていけたらいいなって思うんですけど、それ以上にやっぱりオートレースっていうのを
全日本中にもっと知ってもらいたいなと。せっかくやっぱり自分が命を…って言ったらあれですけど、人生をかけようと思った世界なので、少しでも多くの方に魅力を
知ってもらえたらなと。それだけが漠然とした大きな願いですね。オートレースの魅力を少しでも多くの人に伝えていきたいですね。