2010年09月16日(木)side slide.

今日のカープ。前田健太に150球以上も投げさせた。2点差で9回も投げて2アウトから森野にヒットを打たれるも今日は天敵状態の和田をショートゴロに抑えて終了。
この愚策。あぁ。俺が去年の10月から書いてきた「野村じゃカープは絶対に強くなれない」のセリフを証明するその象徴である様なグダグダ展開満載の試合だったな。

1:前田健太を150球以上も引っ張るこの惨状。よっぽど中継ぎや抑えが信用出来ないのか。そう言うピッチャーに仕立て上げたのはバ監督以下首脳陣。お前らだろ。
カープのピッチャーが野戦病院なのに対してマメを潰して登録抹消と言う比較的軽傷で済んでいる前田健太は実は首脳陣の言う事をあんまり聞いてないピッチャー。
この対比。つまり今年のカープのピッチャーがチーム防御率5点台も見えてくる様な近年稀に見る大崩壊状態であると言うのは主に首脳陣の責任である事はもう明確。

その「首脳陣に対する責任論」が全く聞こえて来ないと言う。「犬ジロウさっさと辞めろ、この駄犬」の様な話が大本営から全く聞こえて来ない所に俺失笑。

2:前田健太に150球以上を投げさせるこの愚策。これで前田健太まで本格的に壊れたら今年どころか来年以降のカープにも暗雲そして雷雨状態。
目先の1勝に拘ると言うのは前田健太にはセリーグ最多勝ピッチャーと言う目標が掛かっているから理解は出来るが150球以上も投げさせる事とは別の概念だろ。

3:この一連の前田健太の使い方を見ていて思うのは「やはり野村は根性論」。野村犬ジロウの「根性焼き野球」の真髄。俺は就任当初からこうなると書いてきたんで。

ツッコミ所は以上。今更1つ勝った所でカープの借金は27。よくもまぁここまでの多重債務と化したもんだ。自分の妻がここまでの多重債務者だったらさっさと離婚してる。
そのぐらいのレベルだろ。…まぁ、衆愚は今頃になって口にしてる訳だが俺は去年の10月頃から既に先んじて書いていたんで「はっ、何を今更?」だけで終わる。

ホント「世の中の連中と俺とは見ている場所が全然違う」んだな。とか改めて思った。別にどっちが優秀かそうでないかではなくただ単に俺がマイノリティなだけ。

俺は去年の10月に野村が監督に就任した時から「野村じゃカープは絶対に強くなれない。理由?2バイト思考しか持たない典型的な精神論者だから」と記した。
どうして精神論者だといけないんですか?とか聞かれたら「勝負事は頭に血がのぼってカッカカッカしたら大体負けるから」と書いておく。そこら辺での冷酷な判断。

その最たる事項がピッチャーの使い方か。そこが「ブラウンと野村の最大の違い」と書いておく。100球前後を目処にして中継ぎには予め肩を作るタイミングを指示。
それがブラウン流。対する野村は先発には基本最後まで投げきってもらい、中継ぎに関してはブルペンに連絡を入れると言う事も殆どしない放任主義。

この違いにより「先発が1回2回は調子よくても疲れてきたら球も甘くなりがちになるだろ」「中継ぎの使い方がしっちゃかめっちゃか過ぎる。頭が悪いとしか思えない」

と言う内容の差異が現れる。野球と言うのはピッチャーが中心だから。チーム打率なんてそんなに変わらない。問題なのはむしろチーム防御率。
如何にして「無駄な点を与えないか」が重要だから。…野村が就任した時にこいつなんて言った?「走塁だとか盗塁だとか守備だとかそう言った所を鍛える」
そうしたベクトルを表明していた訳だからな。その時に「チーム防御率は何点台。10勝ピッチャーを3人揃える」ぐらいの展開は何一つ口にしていない訳だが。

つまりはそう言う事で。根性論でピッチャーを無闇に投げさせて破壊するクラッシャー犬ジロウ。自分の使い方が悪いのに自分の非を認めない精神論者。
俺の時代はこうだった!とか言って正当化するのは2バイト思考しか有しない団塊的な連中の最たる責任逃れ。あぁ。「世代の違い」を全く理解していないのか。

閑話休題。とまむさんは最近になって10代の女の子とメッセージをやりとりする事を行ってみた。別に援助交際とかそう言うんじゃなくて、10代の連中が
比較的良く使っているサイトに別の名前で潜入取材。と書いた方が比較的近い。この世代に対していわゆる「ゆとり」とレッテルを張られる事が多い訳なんだが

「良く言えばフレンドリー、悪く言えば尊厳がない。とにかく他者との付き合いに関するハードルが低くて冷徹。人間関係がくっついたり離れたりはもうしょっちゅうある」
「格式とか伝統とかそんなのさっぱり分かりません☆と言う感覚が割と強い。あるのは法律よりも更に身近にある所の『自分ルール』が判断基準。割と個人主義」

こうした内情が主に2010年の時点で10代の連中にはかいま見得てくる。こうした世代の違いは思いの外大きい。40代と10代(と20代)は「全く違う」と書いていい。

これがな。最大の惨状。2バイト思考しか有しない根性論的な40代にはこうした「思考の欧米化」が進んでいる2010年の時点での10代20代を
どうやって扱うのか。と言った概念がない。別に欧米的な1バイト思考を賛美しているのではなく「1バイト思考と2バイト思考を合わせて上手に使いましょう」
と俺は言ってるだけの事。つまりは「1バイト+2バイト=3バイト」とでもするかの様な「ユニコード(多元的)思考」と言うのが俺の基本線なんで。その内容。

竹やりでB-29に向かっていけ!とか言って日本人は聞くかもしれないが欧米人にそれでどうやって納得させるんだよ。無理だろ。おい野村犬ジロウ。
「借金27も抱えてチーム防御率も大崩壊。監督1年目?甘くは見ない。これが野村カープの化けの皮を剥いだ正体。ブラウンと比べて劣ってる。もう辞めろ」
と言えば野村はキレるだろうな。俺が幾ら理論で数字も使って説明したとしても「所詮は2バイト思考しか有していない連中」と言うのは数字に対して盲目だから。

数字に対して盲目。つまり幾ら説明したって無駄。これが「1バイト思考をある程度配分した人間」と「2バイト思考しか有しない団塊的な連中」との
絶対的な差異、説明しても分からない差異。だから話をしたって無駄、と俺が結論づける差異、そう言うアホには落ちる所まで落ちないと分からないらしいと言う結論。

そうなるんで。俺が例えば「野村辞めろ運動」とかそう言うのをやらない理由はそれなんで。「やっても無駄」「脳味噌の作りからして全然違うから」と言うのが理由。

こうなる。「選手の使い方に関する思考が徹底的に下手くそなのが精神論者」と「野球はピッチャーが重要なのにそこに対する目線を就任当初から向けてなかった」事。
この2つが「カープ凋落の原因」と俺は見てるんで。9月15日の試合終了時点、つまり今日前田健太が投げる前までのカープのチーム防御率は4.97です。

9月15日の試合終了時点(4.97)、9月16日の試合終了時点(4.96) 前田健太が3失点に抑えても数字は0.01しか下がらないと言うこの大惨状。

9月16日の試合終了時点でのチーム防御率 中日(3.27)、広島(4.96) これが「首脳陣の見向きの差。監督としての耐用年数の差」が数字となって現れた証左。

2010年09月16日(木)21時16分54秒