俺の撮影スタイル。最近は割とルーチンが確立している。いい意味で。「普段はマニュアル撮影。イベントごとだとかで時間があまり無い時にはAv(絞り優先)撮影」。
モードダイヤルM:ある程度時間があって、機械の範疇を超えるやり方(高速シャッター、露光ドアンダー目など)で撮影する場合。
モードダイヤルAv:シャッタースピードは機械任せ。露出は予めマイナスに振っておく。とにもかくにも「絞り優先」。理由?被写界深度。
デジタルカメラマガジンの最新号で「構図」について書いてあった。どこを切り取りますか?みたいな事で。俺は「切り取る必要なし」と思っている。何故か。
「記録」だから。「作品づくり?いちいちそんなめんどくさい事考えてられない。特に自分の知らない人を撮影する場合や自分の知らない地域に行く場合」などは。
ハッキリ言って「その場所で行動している事」が何よりも最優先される訳で撮影なんて言うのは記録としての意味合いが殆ど。だから構図までいちいち練らない。
割と「あぁこれでいいや」とか思って撮影する。そんな事よりもピント。俺は「被写体とピント」がまずは最優先と考えている。デジタルカメラマガジンとは別ベクトル。
ピント、要するに「どこまで解像されているのか(被写界深度をどこまで深く取るか)」だから。特に「DA L 55-300mm F4-5.8 ED」での撮影時にはそれが顕著。
とまむさんはよっぽどクイックシフトフォーカスを気に入っているらしい。左手は常にレンズ。左手の指は常にピントリングにくっつけている様な状態となっている。
これが無いとピント合わせがまともに上手く行かない。AFでも合う事は合うんだが「更に追い込んでいく」と言う意味で最後はクイックシフトフォーカスを使う。
別にペンタックスに限った事ではなく他社のデジタル一眼だとかを使っていても、やはりピントが気になっているなぁと言うのはソニーの新製品を触った時に思った。
あぁ。「DA L 55-300mm F4-5.8 ED」の場合にはクイックシフトフォーカスが無いのでMFにして撮影している。そこら辺が割と課題に近い雰囲気か。
「DA 50-200mm F4-5.6 EDに買い換える:1000万画素オーバーのセンサーに光学性能が追いついているとはあまり思えない。大きさや重さは割と好きな方で」
「DA 55-300mm F4-5.8 EDに買い換える:レンズの重さや大きさや光学性能は変わらない。それでいて1万円程度の追加出費が掛かってしまう」
こうなる。俺の理想としては「DA 50-200mm F3.5-5.6 ED II」とかそんな感じでリファインしたレンズを出して1000万画素オーバーにも耐えうる光学性能になる事。
それが比較的理想に近い。AFである程度追い込んで「直(ちょく)」MFで微調整を行う。左手はそう言う風にして使っているからボディの左側にモードダイヤルが
あってそれで撮影モードの切り換えをする。と言うのは正直レンズから手を離すと言う事をしたくないんでK-7(K-5)系よりはK-x(K-r)系の方が俺は使いやすい。
左手はレンズ、右手はボディ。大体こんな風にして出来ている。スーパーインポーズも要らないんで小さくて軽くて頭の高さが低い方がいい。そこら辺。
「実地で使う事の無いエアユーザーがなんかガタガタ抜かしてんな」で終わる。割と実地で使えば本当は何が必要で何が有り難いのか。それが良く分かる。
「長時間持ってなおかつ入手もしやすいバッテリー」「小さくて軽いと言う筐体性能」「ミラーにしては見やすいファインダー(プリズムでもいいけどコストアップか)」
「ボディ内RAW現像(アンダー目に撮影する事が大半の俺。現像時に増感しまくって適正露光にする。それからピントの合い具合だとかをチェックする。
そしてRAWで保存するとWindows XPのエクスプローラーではRAW画像を見る事が出来ない。多少OSの機能を浸食するソフトを導入する必要がある。
その時に現像した画像をJPEGで保存しておくと大体の目安になる。この写真か。じゃあここら辺のファイル名は何時頃に撮影した内容だな、と判断する事が出来る)」
「写真16分割表示(何を撮影したのか、さえ概要として分かればそれで十分。9分割の利用も考えたが再生時に電子ダイヤル1個回すだけで16分割の方が便利)」
この様な「実地で撮影していて何が有り難いのか」までを提示して初めて「使っての感想」と言う事が出来る。そこまで踏み込んでのレビューと言うのは滅多にない。
まぁいいや。詩織を撮影した時に、思いの外ピントが浅くて驚いた。俺は最初「レンズの故障か!?」と疑ってしまったDA L 55-300mm F4-5.8 EDとの組み合わせ。
なんて事はない。俺の脳内で「距離何メートル。絞り幾つ。じゃあここからここまでの範囲内でピントが合った様に見えるだろう」と思って撮影してみたら
実は思っていたよりも距離が近かった。と言うだけの事なんで。じゃあ「実際の距離」で被写界深度を計算してみると実は十数センチだとかしか無かった。
みたいな事もあったんで。「なぁんだー」とか思った。…さて。そうなると「思いの外、190ミリオーバーは俺が使えると判断出来る様な写真が少ない」事になる。
しかし 「ズームはやはり便利。仮にこのレンズが135ミリまでだと仮定して使うとする。トークショーだとかで被写体を引き寄せて撮影する場合には、135ミリ
(換算前。換算後207ミリ)はもうちょっと引き寄せたいな、と思う事がある」 「じゃあ何ミリ必要?と思って135ミリよりも望遠を使ってみたら260ミリ(換算前)だった」
と言う事もあった。「260ミリ(換算前。換算後390ミリ)」だから。正直「全然違う数字が出てきましたね」と言う印象になる。「画角」だけを語るならそうなる。
問題なのは被写界深度。この距離ならF8くらいでいいだろう。と思って撮影してみたら思いの外被写界深度が浅かった。実は思っていたよりも距離が近かった。
あぁなるほど。確かにこの距離なら被写界深度はこれぐらいの浅さになっても不思議無いですわな。と思った。ISO100で撮影してみたがISO200、いやISO400にして
絞りをF11だとか、あるいはF13だとかにしても良かったかもな。と思う事もある。被写界深度がパンフォーカス並に欲しいと言っているのではなく「あと少し」「もう少し」
欲しいと書いているだけの事。…そもそもそれ程までの超望遠を使うのではなくトリミングで対処すると言うのも1つの手として考えるべきかしら?とも思う訳だが。
しかしトリミングは安定しない。どこからどこまでをトリミングしたいのか。それによって画像の比率が変わってくる。比率も考えていちいちトリミング?割と面倒だな。
K-xのカメラ内現像でトリミング機能もある事はあるが。トリミングで対処するなら行動力を優先してレンズも小さくて軽い物に変える。今はそう言う風に考えている。
コンデジで、高倍率ズームを搭載したカメラ。被写界深度だけ考えればこちらの方がピントが合って見える範囲は深いよな。高倍率ズームレンズのレンズ性能を
考えるとまぁお察しくださいレベルになる訳なんですが。それとオートフォーカス。そこら辺をどうするか。それをきちんと決めない限りカメラ使うの禁止。とするか。