[ お誘われ試乗会ツーリングin伊勢崎 ] ものすごい旧車のような爆音マシンが登場したかと思うと特に解説もなくレーススタート!いやぁ速い。
ブレーキなしの2速ミッションで、最高速150km/h。この装備でこの速さはちょっと怖いですねぃ。で、レース終了後も特に解説もなく…なんだかよくわからないまま
終わってしまいました。どうせならちゃんと説明とか入れてくれたほうが、初めて見る人にとっては嬉しいんだけれどなぁ。(ヤスコライダーブログ 9/27 21:45)
1:伊勢崎オートのボンクラスタッフにそんな過剰な期待は無茶振り。 2:これが「関係者脳の有無」によるバイアスの存在の差異がもたらす「観点」の違い。
重要なのはこの2点。そして俺の結論としては「な?俺の言った通りだろ?」といつもの定型フォーマット。オートレースを「知ってる」「知らない」と言うバイアスの差異。
このバイアスと言う認識を日本人の大多数は出来てない。だから俺は1バイト思考の側をやや優勢に使って筋道を立てて順序良く説明する。そう言う概念を使う。
…まぁいいや。 「ピンク色の勝負服を着た選手だけがコースの外を大きく回っておりました。オートレース選手はデビューしてから1年半は通常600CCの所、
走行テクニックが成熟するまでの間、2級車と呼ばれる500CCのエンジンを使ってレースに参戦します。排気量が小さいのでエンジンは大体開け開けで行かないと
とても逃げきれないのであの様なコース取りとなります。今回はピンク色の勝負服、8号車の田村選手がその条件に当てはまりますので唯一の500CCでの参戦です」
「単純にスピードだけで言えば若い選手の方が早いのですがそれだけでは勝てません。オートレースではスタートがとても重要で、スタートした直後にギアを
ローからハイへと、如何にスムーズにギアチェンジをして最初の1コーナーへと入っていくか。と言うスタート時のギア操作のテクニックがかなりの物を言います。
オートレースは60代の選手もゴロゴロと居る様な、選手の年齢の幅がとても広い競技です。一般的にスタートの仕方は経験上ベテラン選手の方が上手です。
つまりハンデが軽いベテラン選手が上手にスタートを切ってハンデが重い若手選手が上手にスタートを切れない場合にはベテラン選手の逃げきりの可能性が高くなり、
一般的には車券の配当が高くなります。ただ早いだけでは勝てない。スタート、スピード、捌き。この3つが揃っていないと一流選手とは呼べない状態です」
「通常レース前には試走を行い、4コーナーから1コーナーまでの間にあるみなし直線100メートルを何秒で駆け抜けたのか!?と言う試走タイムを発表します。
その試走タイムを元にして、マシン状態の善し悪しと、それぞれのハンデ位置を確認して車券を購入します。今日の場合には大体3.3秒台で駆け抜けております」
ぐらいか。解説をするなら「1人だけ(ピンク色の勝負服だけ)コース取りが違う理由 → 出力が違うから」「何を参考に車券を買うのか → 試走タイム」ぐらいか。
あとは「オートレース選手の年齢層はとても幅広い事」「超一流の選手は普通の選手と一体どこが違うのか → スタートと、コーナーでの捌きのテクニック」ぐらいか。
俺が解説をするならまぁそんな所でしょうか。これが「オートレースのオの字も知らない人にどうやってオートレースと言う概念を説明するのか」と言うひとつのやり方。