2010年11月18日(木)I have not are wings.

「NECカシオ、2011年上期にもAndroid端末を国内投入」 → 俺の書いてきた「毒リンゴ携帯を使いたがる連中は情報弱者」の概念が今世間に降りようとしている。

・スマートフォンは使えるのか使えないのか? → 使えない

1:スマートフォンの通信速度は各社キャリアの「3G回線」に頼るのが主な手段。最大手のドコモのFOMAの下りが「7.2Mbps(理想)」…現実は「1.3Mbps」(俺が測った)
ドコモでさえこの体たらく。他キャリアではもっと遅くなる。これで満足なネットサーフと言う訳にはいかない。こうした通信速度の「実効速度」による停滞の存在。

2:無線LANを使って通信をすると言う概念。ホットスポットなどの無線LANサービスによる規格は「11g」が多数派。しかし今は「ファイルサイズが肥大化する」時代。
やりとりする時間が長引けば長引くほどその無線LANには魅力がなくなる。すなわち「通信完了までに掛かる秒数」が「ファイルサイズの肥大化」によって長くなる。
例え有線の部分で最大100Mbpsの光ファイバーを設置したとしても有線をフルに生かす事は出来ない。フルに生かすには今や「11n」である事が満足条件。
しかし普及していない。ドコモが提供しているポータブル無線LANルーターでさえも11nには対応していない。ポータブル機の場合、NECの「Aterm WM3500R」で
部分的に「11n」に対応していると言う程度。まだ11nがメインの時代ではない。「(2010年の現代基準で)本当に使える無線LAN」は、実は殆ど普及していない。

3:携帯電話事業で儲ける仕組みとは「端末を廉価でばら蒔いてパケット代で稼ぐ」やり方。「端末を廉価にする → 製造コストを抑える」事が念頭におかれている。
製造コストを抑える為に高クロックの部品などは使えない → 現状のバージョンでもっさりしている → そもそもバージョンアップ出来るだけの余地が実は小さい。
携帯キャリアは「2年契約」などの長期契約を契約者に実質迫っている。しかし「2年も使えない」と言うのが実情。スマートフォンの仕組みは契約事項にそぐわない。
バージョンアップをたくさんする事で還元と考えるアメリカ企業のGoogleと、今ある物を安定して使わせる事で還元と考える日本企業。その「企業風土」がそぐわない。

・auのAndroidスマートフォン『IS01』について、OSが現行の1.6からバージョンを上げるアップデートはされないという事実が11月16日に明らかになりました。

今後も似たような事が発生する。バージョンアップ「出来た」としても、バージョンアップ後のソフトが「快適に(サクサクと)動作する…と言う保証は無い」状態。

4:Androidは基本「縦画面」で使う為に作られている。ミニノート型のスマートフォンはイレギュラー。結局「フルタッチ」しかなく、結局「指紋でベッタリと汚れる」事になる。

5:日本人の大衆は「1から10まで(リーダーシップを持った誰かに)物を与えられる」と言う上意下達型。「自分でバージョンアップさせる」と言う概念は薄い。
「めんどくさいバージョンアップをするぐらいだったら使わなくてもいいや」みたいな思考に陥りがちとなる。結局は使わなくなっていく。そう言う現状を他人に伝える。
その「スマートフォン使ってる?」「いや、ぶっちゃけあんまり使ってねぇわ」との会話を経て、持ってない人間は「じゃあ俺は買わなくてもいいか」と結論付ける。
ストッキングの伝染が簡単に広がっていくのとは正反対の「口コミによるマイナス作用」が「日本人の大衆は上意下達型」と言う構図によって広まっていく。波及しづらい。

結論:スマートフォンなんて日本人には不向きなのに「それを煽り立てて」パケ代で稼ぎたい携帯キャリアの手助けをするブサヨマスゴミの面汚しどもが哀れですね。

「スマートフォン パケ代使えば 即上限」 …とまむ、心の俳句。…お粗末。

2010年11月18日(木)19時38分14秒