2010年12月16日(木)五穀豊穣

例の2次元規制がどうのこうの。他人に説明する用に簡潔に書いておく。「目的は18歳未満が見そうな雑誌でのエロ禁止を徹底する事」これが一応の決定理由。
一見良さそうに見えるが罠がある。その罠とは「誰がどんな基準で決めるのか全く公表していない」「石頭の老害が気に食わないと思ったら規制と一方的に決められる」事。

賛成派は「萌え豚キメぇから規制していいよ」とかホザく訳だがお前の好きな物が規制されないなんて保証はどこにもない。条例の運用の仕方として不適切。
「2次元が規制されるから反対」ではなく「こんなわがままな条例の運用方法が許される訳がないだろ」の方を反対理由の最も大きい理由とする。

こちらの方が賛同が得られやすい。2次元が〜2次元が〜とか言うと「一部の連中の話であって俺ら普通の人には関係ない」と思われる。大衆も巻き込め。
細かい政治の裏の話なんて気にしなくていい。下手に気にすると話が複雑になる。大衆は複雑な話は理解できない。「小学生にでも分かる内容」だけで十分。

反対派の企業も一枚岩ではなくそれぞれの思惑があるだろうが「これは法治国家&民主主義に対する冒涜である」を反対理由の最大として掲げればそれで十分。
デカい組織に個人が幾ら集まったって無駄。「老害とカルトサヨク」に対しては「会社規模で反目する、反目出来る連中を立てる」方が利口。世の中金。これが現実。
三つ子の魂百まで。生育環境の違い、情報伝達経路の違い、何に価値の重きを置くのかの違い、何に趣味嗜好を覚えるのかの違い。これだけの違いがある。

「同じ事を書くなら先に書いた奴の方に価値がある」「あとに書いた奴は先に書いた奴よりも詳細をきちんと書いたら価値がある」 その「歴史」で俺は価値の判断を下す。

twitterが「過去に書いた内容を検索する事が出来ない」そして「外部サービスを使えば可能だが、その外部サービスが永続的に提供される保証はない」と言う事で。
俺がtwitterを軽視している理由の1つはそれ。人間、過去から学ぶ事は大量にある。温故知新?それもあるんだが「生育環境が違う事」こそが過去から学ぶべき事。

どうもそうした「過去を点数化する事。過去を相対化する事。過去を使って比較する事」を大衆はまるで理解していないので結局は俺が先んじて行く事になる。失笑。

2010年12月16日(木)18時11分42秒