2010年12月21日(火)Here and There

今日は友達の家で、3人でこの間借りてきたビデオを見ようという話になってたのですが、風邪で寝込んでしまったため、二人でうちで見ることになりました。
「今、そこにいる僕」っていうアニメ。なぜかサントラだけ持っているという…音楽から入ったアニメはこれが初だ。と、いうくらい、カッコイイ音楽です。
で、内容は… 最初は、明るいノリで、安心してみていたのだけど、突然…(ネタバレになりそうだから一応伏せ) 1話目から熱いです、主人公。
で、2話から出てくるサラっていう女の子が、ツボってしまうわけですが、(金髪にツリ目)……… (*´∀`*) → Σ(゜д゜lll) → (TДT;)(安部真弘 2003/3/2)

先日、あの大地丙太郎さんと対談をしました。ワタシは、戦争をアニメで扱う事は非常に難しいと思っているのですが、話を聞いてみると、大地さんも『今、そこにいる僕』
では、戦場をアニメで扱う事についてかなり苦労をしたようですね。『今僕』という作品を大地さんが作っているという話は、ちょうど『Strange Dawn』が企画スタートして直後
くらいに初めて聞いたんですよね。「大地さんが、異世界にフォールダウンしたら戦争していた みたいな作品をやっているらしいぞ」と聞いて、「かぶってんじゃん!」と、
思ったものです。ですから、 気にはなっていましたが見ることができず、結局ちゃんと見たのは第2話だけなのです。『今僕』の2話をちらっと見て思ったのは、
エンタテイメントの衣をかなぐりすててもぶつかっていくというのが大地さんの覚悟なのかなということ。それはワタシには絶対にできない事で、『Strange Dawn』は
あくまでエンタテイメントの枠の中で戦争を描こうとしています。つまりそれがワタシの覚悟。きっと、それは大地さんにはできないアプローチなのではないかと思うのです。
だから、たぶんできあがったものは全然違うものになっているはずです。『Strange Dawn』が全部終わったら、ワタシはやっと『今僕』が見られます。(佐藤順一 2000/6/30)

例の石原2次元規制条例(笑)で言えば当然「今、そこにいる僕」の内容なんて規制の対象だろうな。でも副知事いわく「傑作だったら規制されない」んだってさ!
良かったね大地丙太郎!「今、そこにいる僕」は規制されないってさ!(笑)…そんな展開1つでも書いてブサヨ東京都政に対して失笑してみたくもなる様な
こうした自己矛盾を盛大に抱えた「明確な基準もなしに単なる老害の主観でだけで適用するしないが決められると言うバカげた適用の仕方。民主主義の否定」が
今東京都では成されようとしている訳なんですが。…しかし今回のこの条例に対してあまりにも「現実的」な行動と見解の両方を出していないバカが多くて失笑する。

何が問題なのか:「よく分かるルール(これをやったらダメ。これをやるのは問題ない)」が無い。老人の主観で規制するしないが判断される独裁条例。ルールの不徹底。
いつ適用されるのか:来年7月を予定 いつ都知事選挙が行われるのか:来年4月 つまり「次の都知事はこの条例を施行前に撤廃する事も打ち出せる」訳で。

だからこそ「2011年4月の東京都知事選挙に立候補する候補者に対して『金になる』『票になる』『経済に直結している』事を分からせて、この一連の問題は
単純に2次元スキーだけが騒いでるとか言う訳ではなく国民の自由を侵害する現行憲法に対する尊大なる挑戦状を叩きつけたファシズム条例である!

と「分からせる」必要がある訳なんですが。どうもな、規制と聞いて頭に血が登って思考停止しているクズ連中が多すぎる。世の中は不平等で不公正。それが現実。

「1:条例の内容が歪だと、どうやって老人連中に認めさせるべきか」「2:どうやったら一連の問題を解決すると言うソリューションが『票』に繋がると老人が認識するか」

基本的にはこの2つ。こうやって「現実的に考えて、この悪法的な条例を撤廃した方が都民や国民の国益になる」と認識している候補者を応援しそうでない候補者は
もう落選するどころか預託金も没収されてしまえ!!!の様な「空気」を作り出していくか。それが重要なんだから。一部のオタだけが共有しているのではダメ。

「この話を全く知らない連中にも具体的にかみ砕いて分かりやすくして説明する」必要があると俺は口を酸っぱくして言っている。それが「相対化」だと。
それが回り回って「国民の自由」「ファシズム的条例の施行は絶対に許さないぞ!」と言う「単なるアニオタが吠えてるだけ」の概念をぶち破る事に繋がるんだけどな。

この概念を持ってない奴があまりにも多いんで書いておく。……あぁ、最後になったが 『まだ昨日の「今、そこにいる僕」の悪い余韻が消えん…鬱だ。』
『うー、これ当分ひきづりますよー(TT』 と安部真弘が過去の日記で書いているんだが一体何があったん?と言う事できちんと明示しておかないとな。

主人公の松谷修造、通称シュウが約五十億年後の世界へフォールダウン(1話「黄昏を見つめる少女」) → ララ・ルゥと間違われてアメリカから連れ去られてきた
未成年のサラが兵士に暴行され妊娠が発覚する(11話「崩壊前夜」) → サラが身ごもった子を「子供に罪はない」として育てる事を決める(13話「今、そこにいる僕」)

簡単に言えばこう言う流れ。あぁ「戦争ってリアルだとこんな感じだよな」と言う内容をフィクションだからこそ描ける事での悲惨さを伝えようとした。
と言う目的があるから。そうした目的があるにも関わらず「妊娠しただのしないだの」と言う木を見て森を見ず、の展開で規制しようとしているのがブサヨのやり方なんで。

2010年12月21日(火)15時16分43秒