中山大障害。障害レースと言う物はまるで人生の縮図だな。実にそう思う。そう言う印象を抱いて西暦2010年12月25日、第133回中山大障害スタートしました!
スタートで出遅れたのはマルカラスカル、押して押して行く内に最初の障害を飛ぶ頃には先頭に立った。しかし早くもスパートを掛けるのか!?と言わんばかりに
持って行かれそうになる状態の中抑えて抑えてと手綱を引っ張り気味にする西谷。逃げたいもう1頭のテイエムトッパズレも負けずに前へ前へと向かう意識。
マルカはテイエムを。テイエムはマルカを。それぞれ意識しながらの競走となってしまった。メルシーエイタイムは中団よりもやや後ろ。いつもと同じポジションでの競馬。
障害を各馬踏み切ってジャンプ!して続々と超えていきそしてバンケット。下ったあとでまた登る。この急坂が意外にも体力を消耗するきっかけとなっている。
そして障害コース全体図の中心付近にある最初の難関大竹柵障害へ、各馬踏み切ってジャンプ!後方もジャンプ!全馬無事に超えました拍手が沸き上がります
中山競馬場、さぁ今度は回りを逆向きに変えて右回りから左回りへと変わっていきまして各馬が障害を超えていきます、落馬は1頭もありません!
先頭マルカラスカル2番手テイエムトッパズレそれからトーワベガあるいはタマモグレアーこの辺りが団子状態になって先頭集団を形成、そしてそれらを
見る様な形でメルシーエイタイムは控える格好でトーセンジョーカーも同じ様な位置取りでバンケットを再び下って登って2つ目の難関大生垣障害に向かいます
各馬ここで2つ目の難関へ踏み切ってジャンプ!あぁっと落馬!3番のイコールパートナー落馬!馬はすぐに立ち上がりました人も自分で起き上がりました
残念ながらここで最初の落馬が発生してしまった!ここで再び右回りに進路を変えて続々と障害を飛越して行きましてこの辺りでテイエムトッパズレの鞍上
手を動かし始めているそしてバンケットを下った所で勢いをつけて外からメルシーエイタイムも上がってきたマルカラスカルの手応えはどうかまだ余力はあるのか
ここで先頭テイエムトッパズレに変わって最後の障害を飛越!先頭テイエムトッパズレマルカラスカルは苦しいか5枠もう1頭タマモグレアーが前に進出していく
外からメルシーエイタイムダートコースを横切って最後の直線もう障害はない!先頭テイエムトッパズレ粘ろうとするが外からタマモグレアーが並び掛けるしかし
更に外からバシケーン!後ろから一気の差し脚しかし内タマモグレアー粘っているテイエムトッパズレは苦しいマルカラスカルは後退メルシーエイタイムも伸びない
先頭前2頭叩き合い内タマモグレアー外バシケーン2頭並んだままゴール僅かに外か!僅かに外バシケーンか!3番手も最後マイネルネオスが上がったか!
1着2着そして3着4着が最後接戦どうやらバシケーンが最後は態勢優勢か!大外から最後の直線差し脚を発揮内のタマモグレアーも懸命に粘っておりました!
…そんな競馬となった今年の中山大障害。1着バシケーン2着タマモグレアーはハナ差。「よんせんうんびゃくメートル」走ってハナ差の決着と言うのはな。
かなり「際どい着差」と言わざるを得ない。しかし今年の中山大障害も面白かった。やはり競馬は面白い。テイエムトッパズレも最後まで良く粘ろうとしたが誤算が2つ。
1つはマルカラスカルと常に先頭?2番手?みたいな形で入れ代わりながら互いを意識し続けてしまった事。もう1つは最後の直線コースで先頭に立った時に
後続の馬が「あの馬を目標にしよう!」みたいな感覚での目標物としての対象となってしまった事。しかしそれでも最後は3着とは僅かの差の4着に粘った訳か。
1着(ハナ差)2着(4馬身)3着(クビ差)4着。こうなっている。いやはや、今年の中山大障害も実に面白い競馬だった。競走中止がなければもっと面白かったけどな。
さすがに単勝10番人気の馬にまでは目が向きませんでした。正直「すみませんでした」と言う他にない印象となった。そんな今年の俺の中山大障害。