2010年12月26日(日)straight sound.

中央競馬ワイド中継が終了。悲しむ声が多数。「何に」対して悲しんでいるんだ?明確にはしない、情念が国家元首となっている日本国の日本国民。

俺?「番組の根底に流れる空気。競馬を軽視しない番組作りが消え、競馬を軽視する番組へと切り替わってしまう事」に対して悲しんでいる。

2011年から始まる中央競馬ワイド中継の代替番組はBSイレブン競馬中継に変わる。出演者と制作会社。「みんなのゲイバー同様バカ騒ぎするだけの番組」になる事は
火を見るよりも明らか。競馬を軽視しない番組作りの歴史。嫌われる番組の歴史。以上2つの歴史があるにも関わらず歴史を軽視する。その事に対して悲しんでいる。

中央競馬ワイド中継(制作:マイ・プラン) → BSイレブン競馬中継(制作:株式会社ピー・ディー・ネットワーク)

ピー・ディー・ネットワーク(テレビ番組の企画・制作・プロデュースなど):「財部ビジネス研究所」(BS日テレ)、「スッキリ!!」(日本テレビ)、「情熱大陸」(MBS)、
「夢の扉」(TBS)、「ズームイン SUPER」(日本テレビ)、「報道 STATION」(テレビ朝日)、「情報7daysニュース キャスター」(TBS)、「news every.」(日本テレビ)

俺が「みんなのゲイバー同様バカ騒ぎするだけの番組」と「始まってもいないのに」断定している理由はこの会社の「歴史」が証明している。このひどいラインナップ。

フジテレビが「スーパー競馬」から「みんなのケイバ」と毎日放送ラジオの番組名をパクって平気な顔をし出した頃から劣化が加速しているその状況と「対比」する事で
実は「競馬を軽視しない番組」は貴重だったと言う事が俺以外の大衆にも十分に伝わってきている現状。中央競馬ワイド中継とは「空気」が変わる事を俺は危惧する。

JRAはライト層を主眼とした競馬アピールを行っている。その「ミスリード」。テレビで言われたから行く、と言う上意下達の感覚は今の若年層には無い。
「空気」が若年層を支配する。「身近に居る競馬好きに触発される」こちらの方が西暦2010年の現代社会における若年層の行動パターンでは圧倒的に大きい。

だからこそ「オムニプレゼンス(遍在)」の存在が必要不可欠になる。つまり「触媒」。その存在たるのは「競馬に詳しい身近な人」となる。そう言う人が競馬から離れる
「きっかけ」になるのが「みんなのゲイバー同様バカ騒ぎするだけの競馬番組」の存在。つまり「触媒を失うのは中期的に見てデメリットだらけ」と俺は結論付けている。

論理的に説明してもやはり分かりづらいな。馬券の売り上げ金額が減っているのは単純に「パチンカスを禁止すればそれで解決する」と書いておく。

1:馬券の売り上げに大きく関わる様なヘビーユーザーはパチンカスも兼任していてそっちの方に投資している。これを禁止するだけでヘビーユーザーは競馬に戻る。
2:馬券の売り上げに小さく関わる様なライトユーザーを掘り起こそうとしているJRAの政策はメリットよりもデメリットの方が大きい。中期的に見ればマイナスだらけ。

こうなる。

1と2を踏まえた上で展開を書くと「今度東京競馬行くんだけどお前も行く?」「えー競馬ーあれでしょーおじさんとかいっぱい居てなんかゴミとか落ちてるんでしょー?」
「いや意外と間近で見ると面白いって!」みたいな流れを例えば彼氏とか意中の異性(お付き合いしてはいない)辺りから言われたら3次の女は割と反応する。

こうした「触媒」たる「競馬デバイス」となる人間が「バカ騒ぎするだけの番組」に辟易して競馬熱が冷める。そうなると触媒の存在がいなくなる。俺が「中期的に」
デメリットの方が多くなる。と断定しているのはそれが理由。現状はパチンカスが法律で禁止されない以上何をやっても馬券の売り上げが急激に回復する見込みはない。

[ ありがとうございました。 ] 今年の『有馬記念』、とってもいいレースでしたね!私は【ペルーサ】と【ネヴァブション】だったので、馬券的には外してしまったけれど…
すごくいいレースが見れて、満足でした。 そして。中央競馬ワイド中継終わってしまいました。 私は3年前にメンバーに加えてもらって、一番新参者でした。
長岡さん、宮嶋さん、スタッフの方に色んなことを教えていただきました。レースリポートについては、目黒さん、細江さんに教えていただきました。15歳の頃から、
群馬テレビでワイド中継を見ていて、まさか自分が出演出来るとは思わなかったです。ワイド中継に出演出来たことは、私にとって最高の宝物です☆
3年間、失敗ばっかりだったけど、特に大きな失敗だった、昨年の『ホープフルステークス』インタビュー。緊張してルメール騎手の名前を間違えてしまいましたが、
あの時は笑って許して下さいました。一年後の今日、同じレースで改めてルメール騎手にインタビュー出来て、とてもありがたかったです。それに、
最後の挨拶の時、ワイド中継ファンがたくさん集まって下さいました!本当にありがとうございました。ワイド中継、大好きです!これまで教えていただいたこと、
失敗したことを忘れずに、明日からまた頑張ります!!(赤見千尋 12/26 19:05:38)

今は「耐える時代」だと俺は思っている。重要なのは「触媒を失わない事」「真面目に物事を伝える事」「遍在と言う意識を高める事」「下手なお上意識は辞める事」だと。

・特に大きな失敗だった、昨年の『ホープフルステークス』インタビュー。緊張してルメール騎手の名前を間違えてしまいましたが(略)
「中山7レースのホープフルステークスを勝ちました。”ミルコ・デムーロ”騎手です。おめでとうございます。」(マイクを向ける) ルメール「フフッ”クリストフ・ルメール”デス」

2009年(アリゼオ)、2010年(ベルシャザール) …あぁ、確かに2年連続で勝っているな。やはり「外国人ジョッキーにも日本での騎乗経験と言う『歴史あり』」だな。

出演者も老化、見解への綻び、その他諸々の理由でいずれは変わる。その事自体はあまり問題視していない。問題なのは「歴史をぶった切って参考にしない事」
「出演者と制作会社を調べれば調べるほど、不評を買いとうとうゲイが司会を降板する事になったみんなのゲイバーと同様の路線に思えてくる事」を問題にしている。

2010年12月26日(日)23時19分21秒