2011年01月14日(金)line dream.

今日から小倉競輪ではミッドナイト競輪(F2)がスタートする。1レースのスタート時間を午後9時台に設定し、最終レースの発走時刻は深夜11時台に及ぶ。
そんな「超深夜ギャンブル」。…俺の感想?「こう言う企画を立てる気持ちは分かるけど、成功するとはあまり思えない。まぁ企画したがる気持ちは分かる」で終わる。

競輪場の売り上げの大半は特別競輪や記念競輪が占める。レースの開催ランク。GP(グランプリ)を頂点として、最下層がF2(ふつーの選手)開催。
競輪場にとって売り上げが見込みにくいF2開催は「お荷物」開催。それが現状。そこのマイナスをどうやって埋めていくのか?に対する一つの答えが「深夜化」か。

GP(競輪グランプリ)、GI(日本選手権競輪、競輪祭など)、GII(ビッグ)、GIII(記念競輪)、F1(ふつーの開催の豪華版)、F2(ふつーの開催)

大体こんな風に区分けされ、左から右へ行くほどに知名度が下がり売り上げも低くなり競輪場にとってはお荷物の開催となる。F2の売り上げを伸ばす。と言う意味では
今回の小倉競輪によるミッドナイト競輪の開催には意味がある。「知名度が上がり、他のギャンブルと競合する様な時間帯でもなく、経費の節約になるから」と言う事で。

「知名度アップによるお荷物からの脱出」「他のギャンブルと競合しない」「経費節約」以上3つの理由を主として「こう言う企画を立てる気持ちは分かる」とする。

…しかし個人的には失敗すると思っている。理由は簡単で「売れない」から。ギャンブルの投票券が売れるのは「このレースを買いたい!」と思う気持ちが
果たしてファンの間にどれだけ浸透しているか。…例えば2010年のグランプリ開催で言えば俺の中ではヤンググランプリが1番「買いたい」と思えるレースだった。

「2010年に話題となった深谷と脇本が両方出走を掛けている。そのメンバーに俺の地元の群馬の木暮も参戦し、割と面白いメンバー構成になっている」から。
…翻って今回の小倉F2のミッドナイト競輪のメンバーを見てみると「…誰や?」と思わず口を突いて出てしまう様なメンバーによって構成されている。F2だからな。

「出走選手が良く分からない」「レースごとのメンバー構成を見ても逃げ1、追い5、両1とか言うトンデモ構成のメンバーで『なんだこれ』としか思えない」
…そんな「微妙」な人選。これ…買いたい?と俺は他の競輪ファンに思わず聞きたくなる。「売り上げが見込めない。深夜で物珍しさのプラスアルファでどこまで」だな。

仮に成功したとしても近隣住民に対する迷惑を掛ける掛けないの面からミッドナイト競輪が可能なのは小倉と前橋のドーム競輪だけ。主催者の大半には関係のない話。
以上により、「まぁ正直浸透はしないだろうな」「物珍しさでどこまで」「こんな企画を実行せざるを得ないぐらいにF2開催は売り上げ的な意味でお荷物なのか」で終わる。

2011年01月14日(金)18時07分53秒