パチ業界は何故死に体なのか。最終回。 1、世代を問わずローリスク、ローリターンの指向を求める客が殆どだから。 2、それが利益構造にクリティカルヒットだから。
1、世代をを問わずローリスクローリターンの指向を客は今求めている。客入り率。それが証明。 4円パチ:20〜30パーセント 1円パチ:40〜60パーセント
これが「客入り率」。店にとって儲かるのは4円の方。しかし4円には客が入らない。客が入ったとしても「少しお金を使ってすぐに店を出るか1円の方に向かうか」する。
「割れ窓理論。閑古鳥が鳴いてる所に人は近づかない」、「ローリスク、ローリターン。利益率の低い1円パチの方に客が群がる。つまり『熱くならない』」。
これらデフレスパイラルの繰り返しによって、主に4円パチで利益を得ている構造を所有しているパチンカス業界にとって「儲けの花」が枯れていく。
店側も勿論なんの対策もしていないと言う訳ではなく、店の頭で考えた対策は行っている。…但し、それらが全く機能していないと言うのもまた現実。事実上、無策。
「4円パチに『甘デジ』を導入しました → 4円と言う時点で客は来ない」、「これだけ出玉が出ています!と射幸心を煽る → そんな掲示は殆ど見られてない」 など。
現代社会は閉塞感の時代。「投資思考」ではなく、世代を問わず損はしたくない。1度損をするともう終わり。とする「専守防衛思考」が世代を問わず蔓延している。
スロよりもパチ。4円よりも1円。ちょっと損したかな?と思ったらすぐに止めてしまう。そうした思考をする人種が店の大半を占めている。つまりは「生活防衛」思考の徹底。
ただ「遊びたい」。だけ。「賭博ではなく遊戯」。「老人ホームの代替施設」と化している。と言うのが現状。「打つより喋る」。それに楽しみを見いだしてる客の方が多数。
勿論「賭博」の意識が強い客も居る事は居るんだが、そうした連中は長続きしない様に出来ている。すなわち「養分」の役割を担ってしまっている。今や少数派。
2、世代を問わずローリスク、ローリターン。賭博ではなく遊戯。ただ遊びたいだけ。そうした思考をしている客が殆ど。パチ業界の利益構造は「熱くなる」事が前提。
客の射幸心を煽って客に日本銀行券を投入させる事が前提。それらの利益獲得手段が「閉塞感」の3文字で全て否定されている。利益構造へのクリティカルヒット。
パチ業界が死に体になる理由(展開)。は上記の流れが「現実」。…だから「どんな台を出そうが、何をパチやスロの題材にしようが、それらには何の意味もない」。
俺はそう結論付ける。確かに、老人向けの題材(水戸なんとか)とか出せばそれなりに客は食いついてくるだろうが閉塞感を打破するまでには至らない。殆ど無意味。
幾ら出る出るみたいな事をホザいた所でそもそも射幸心そのものが薄いんだから意味がない。「お洒落に興味のない奴に高い服とか勧めた所で意味がない」訳で。
他人のやり方は98パーセント間違ってる。やり方に限らず「展開」「思考」「題材」「推論、理論、結論などの各種論材」のそれらの殆どが「俺にとっては無意味」と見る。
最近の「パチンカス関連のニュースで、2ちゃんのニュー速辺りで語られている2以降の展開」の大半は「外れてる。語るべき現実から目が背かれている」と俺は見る。
「リラックマがパチスロに…ファンはショック!作者は謝罪、版権元はノーコメント」 → 俺:どうでもいい。スロ業界(笑)打つ奴極小。完全に死に体。語る価値もない。
「アニメやゲームが続々とパチンカス化!」 → 俺:通う奴の大半はその業界にはノータッチ。後釜狙いはその殆どが目論見を外して消えていく。語る価値もない。
例えばこんな風に。他人は語りたがる。俺は「語る価値もない。現実上それらが現実の内容を『どれだけ(どれ程の量)動かすのか?』…大した事がない」と口にする。
俺「どうでもいい事ばかり語られて、その業界の内情を抉り取る様な本質について語られる事は殆ど無いんだな」として「区分」をつけていく。それが「乖離」の現実。