3月。年間で最も携帯商戦が安くなる季節。但し、安くなる携帯電話本体の性能のボーダーは着々と下がり続けている。「スペックが低い携帯」しか安くならない。
1、在庫の処理が上手くなった。「台数はこれぐらい売れるだろう」と見越した上で生産量を調節。在庫量を調節。バリューコースが開始されてから、着々と
在庫管理のフローは洗練されている。但しあくまでも在庫管理。どの様な携帯電話を作れば顧客に認めてもらえるか?とする概念は数年前から殆ど成長しない。
2、在庫の処理が上手くなっても、それでも余ってしまう高級志向があるから「スペックが低い携帯」しか安くならない。競争に破れた携帯しか安くならない。
3、「マシな携帯」は殆ど在庫が無い。各店舗、各色1台ずつあるかないか。「マシな携帯」の定義とは「液晶が見やすい(高品質)」な携帯電話、とまずは定義する。
4、地域(人口1万人辺りの店舗数≒在庫の大小)でも変化するが、2010年の「マシな携帯」の在庫量を100とすると、2011年の「マシな携帯」の在庫量は40程度。
3月。年間で最も携帯商戦が安くなる季節。但し、2010年の「マシな携帯」の廉価度数を100とすると、2011年の「マシな携帯」の廉価度数は180程度。価格上昇。
1、携帯キャリアがスマートフォンの方により多くのインセンティブ(販売奨励金)を出している。その分「携帯電話」への同奨励金の額は減る。その影響。
2、2台以上同時購入、当社指定機種購入、抱き合わせの売れない写真立てと同時購入、など「複数台」の方に価値の重きを置く様になり1台では安くならない。
3月。年間で最も携帯商戦が安くなる季節。F-06Bの価格で俺が見た安値は「新規:19800円、MNP:9300円」。オプション激増なら「新規:9800円、MNP:0円」。
新規9800円を見た時には「MNPしなくても安いやん!」と一瞬思った。但し「新規値引きクーポン」を持っている事が前提条件。2010年は持っていなくても0円だった。
…とは言え、群馬でもこう言う値段で売られる様になってきたか。そう思った3月。都心ではF-06Bの新規0円がある事は知っている。ここからだと交通費が掛かる。
…そして、3月に入ってそんな価格を見つけた訳で、2月後半から3月で携帯電話の価格は殆ど変化なしと読んでいた俺の読みが部分的に甘いと認識した。反省。
※新規05250円引きクーポン適用 新規:19800円→14550円、MNP:9300→4050円 新規:9800→4550円、MNP:0→0円
※新規10500円引きクーポン適用 新規:19800円→09300円、MNP:9300→0000円 新規:9800→0000円、MNP:0→0円
新規5250円引きクーポンでは「新規で0円にするのは難しい」価格設定となっている。2010年の廉価度数を100とすると、2011年の廉価度数は180程度。実感。
3月。年間で最も携帯商戦が安くなる季節。但しオプション激増では「安い」とは定義しない。オプションが「数個」で「すぐに外せる物」で「無料」で無ければ買いにくい。
外しやすい物:iコンシェル、ケータイ補償お届けサービスなど「初回30日間無料」のオプション 外しにくい物:特定サイトへの加入、クレジットカードなどの金融関連。
個人的には「iモード、iコンシェル、iBodymo、パケホーダイシンプル、ケータイ補償お届けサービス、ゆうゆうコール」これぐらいの内容と組み合わせで十分と思考する。
MNPの場合には手数料が余計に掛かる。新規で0円に「出来る」様な価格設定(並びにオプション設定)をしている様なお店が「あれば」通常新規の方がお買い得。
3月。年間で最も携帯商戦が安くなる季節。来年度以降は端末、基本使用料などの各種価格が上がると予測する。すなわち「今年度末」がある種の大勝負と思考する。