[ 新潟、群馬の農産物、基準下回る ] 厚生労働省は26日、新潟県が実施したコマツナなど農産物5品目の検査で、放射性物質は検出されなかったと発表した。
群馬県は25日に採取したアスパラガスなど9品目の検査で放射性物質を検出したが、いずれも食品衛生法の暫定基準値を下回った。検査対象となったのは、
新潟はコマツナのほかシュンギク、ホウレンソウ、イチゴ、キュウリ。群馬はミニトマト、ホウレンソウ、イチゴ、ナスなど。群馬県によると、最も値が高かったのは
昭和村のホウレンソウで、1キログラム当たり644ベクレルの放射性ヨウ素(基準値2千ベクレル)と、163・1ベクレルの放射性セシウム(同500ベクレル)を検出した。
新潟県産の農産物については、18日以降の検査で基準値を上回る放射性物質は検出されていない。関係各県が行っている農産物の検査では25日に、
千葉県産のシュンギクやパセリ、サンチュなど野菜6品目、栃木県産のホウレンソウ、シュンギクから基準を上回る値が検出された。水産物では、千葉県が24日に
銚子沖の近海から採取したマサバ、ヤリイカ、ヒラメから放射性物質は検出されなかった。カタクチイワシからは微量の放射性物質が検出されたが、基準値を大幅に
下回っていた。(報知 3月26日 22時07分)